勝手に1周年(自転車編) ― 2007-07-02 22:33
猪名川町から槻並の田園地帯を走り、野所長谷林道に入っていく。のっけからちょっと荒れた路面状態。ますます道は荒れてきて、石ころむき出し、雨でぬかるみ多々あり。
ははは、クロスバイクに乗れる状態じゃない。ひたすらクロスバイクを押していく。
出会ったのは昆虫採集のおじさんひとりと、オフロード(モーター)バイクで下ってくるライダー達。
低山なれど緑の樹木の宝庫。しかし道はどんどん荒れていく。
途中林道を突き詰めると小広場にたどり着いたが行き止まり。山岳地図を見ると、国道に抜けれると思っていたがクロスバイクでは無理なようだ。
荒れた道をブレーキを効かせながら、ゆっくりと下り返していく。分岐点から裏山林道に入る。いままでの道よりは比較的マシだがやはりMTBでないと乗りこなせないみたい。
裏山林道を経て府道602、知明湖ロード、猪名川CRへと走る。やっぱ普通の道は走りやすいよー。
昨日の走行距離【81.21】Km
この1年の走行距離は2,515.3km。最長距離は、北摂ー亀岡ー保津川ー嵐山ー大阪日帰りコース160km。その翌週、有馬富士まで80km峠越えをして膝を壊し、1か月乗ることができなかったなぁ。
週末ライダーにしては、まあまったりと自転車と遊ぶことができた1年だったかな。
最近の読書、そしてアサブロ画像拡大機能 ― 2007-07-04 01:32
平日は仕事やあれこれで帰宅が遅い。
こんな時間にブログを更新しています。
本を数冊購入。
■マウンテンバイク教書 ビギナー編(1991年、アテネ書房)
会社近くの古本街で購入。300円也。1991年というとMTBブームが起こった頃だろうか。
巻末に関西の林道案内もあり、けっこう面白そう。
■BRUTUS 7/15日号
NO BIKE,NO LIFEという標語とともに自転車特集。
最近、自転車ってブームなんだろうか。
■花降り
歌人道浦さんの初めての小説。「大人の恋愛小説」をあまり読まないが、各章に引用される短歌を読んでいると、本文も読みたくなった。
■アサブロに画像拡大機能
このブログ(アサブロ)は画像を各記事ひとつしかUPできない。
で、Flickrと連動して画像を記事に挿入してきた。
今回、画像拡大機能が付いたので試しに貼り付けてみる。
これでもアサブロにとっては進歩なんですよね(苦笑。
まぁマイナーなブログサービスなんで、まったりと記事を書いていけるのが今となってはよし!って感じです。
道浦母都子「花降り」を読む ― 2007-07-05 00:52
作者の道浦さんは1947年生まれ。いわゆる団塊の世代である。
彼女の歌集「無援の抒情」という表題がイメージするように、フェミニズムではない、主張する短歌集という印象が強い。彼女の短歌集は、短歌という制限された表現形式の中でこそ、かえって表現は豊かになるということを教えてくれる。
彼女の初めての小説ということで読んでみた。
小説の区切りごとに短歌が1首引用されている。慣れ読んだ短歌、初めての短歌に出会うことができる。
引用されている歌は全部で21首。
強いて好きな歌をピックアップしてみると
ねがはくは花のしたにて春しなむそのきさらぎの望月のころ(西行)
あの夏の数かぎりなきそしてまたたった一つの表情をせよ(小野茂樹)
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ) (栗木京子)
渡らねば明日へは行けぬ暗緑のこの河深きかなしみの河(小島ゆかり)
母の言葉風が運びて来るに似て桐の葉ひとつひとつを翻(かえ)す (岸上大作)
区切りごとの歌が案内役となってストーリーが進んでいく。
40歳を過ぎた男女が同窓会を契機に再会する。年に1度、桜の季節に二人はさまざまな桜を眺めに出かける。それぞれの両親の歴史、彼・彼女が生きてきた時代がじぶんひとりの歴史ではないことが次第に明らかになっていく。
いま流行の「純愛」でもないし、かといって身も蓋もない愛憎劇でもない。
作者はあとがきで「社会現象や時代の流れが乱暴になってしまったので、それに倣うように、愛までが乱暴になってしまった」という。
「愛は真剣でありながら、残酷でもある。それは変わらない。だが、乱暴ではなく、美しくあって欲しい」ともいう。
ふーんと冷笑するのはたやすい。だが、どうしようもない不合理な思いがあるのも人かも知れないのだ。
関西が舞台になっており、生駒連山、箕面、奈良などが描かれており関西在住者にとっては馴染みを感じやすいだろう。
読み進めながら、京都西山・善峰寺,京都・半木(なからぎ)の道、花の寺、奈良・佐保川、そして奈良・当麻寺の桜を思い出した。
若い頃、桜にはとんと興味がなかったのにここ数年、いろいろな桜を眺めに出かけるようになったのは私が十分に歳をとったからだろう。
「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」、そして芥川賞など ― 2007-07-06 01:03

■文句なくおもしろい新書。2ちゃんねるというよりはNet全般の話題を語り尽くしている。
Google,mixi,はてな,Youtube,winny,Microsoft,セカンドライフ等々。
なんとなく既存のマスコミのイメージ操作では、ダークなイメージを付与されやすい2ちゃんねる管理人ひろゆきが爽やか青年に見えてくる。
Net上の現象について醒めた、身も蓋もないストレートな言説が語られているが、なぜか爽やかな印象がある。人徳なんだろうか。
文章も理路整然としてるよなぁと読んでいると、あとがきの最後の1行に微笑んでしまった。
■芥川賞・直木賞候補作
芥川賞候補作
直木賞候補作
芥川賞に柴崎友香さんの「主題歌」、直木賞に森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」が入っている。ふーむ、興味があるな。
写真集「ダカフェ日記」と家族の風景 ― 2007-07-06 22:52
ダカフェ日記
写真集「ダカフェ日記」を購入。「ダカフェ日記」のサイトに出会ったのは数年前。サイトですでに掲載されている写真も本となっているのだが、お布施(感謝)の意味もあって購入した。
「ダカフェ日記」は家族の写真、とくに子どもの成長をカメラに収め続けている。
これってなかなか難しいスタイルだ。家族の写真を撮り続けるということは、小説でいうと「私小説」みたいなもんだし、ヘタをすると自己満足に堕してしまう恐れがある。
届いた年賀状の家族写真にあまり興味を払わないと同様に、他者の家族写真に興味を持つ人は少ないだろう。
にもかかわらず「ダカフェ日記」が人気があるのは、ウイットに富んだ一文とともに普遍的な「家族の風景」が垣間見られるからじゃないか。
自分たちが子どもだった頃の親の姿、息子・娘たちが子どもだった頃の彼らの姿。
家族の風景のイメージが豊かに湧いてくる写真集なんだろう。
家族がいつも幸せであるとは限らないし、家族にも誕生ー成長ー衰退という変遷があるだろう。
「ダカフェ日記」には、家族の成長がカメラによって切り取られているからこそ、家族という時代を共有した私たちは(そして人は等しく家族を経験する)なにか懐かしみを感じ取るのかもしれない。
個人的には、犬のワクチン君の表情がとても好きですね。
「ダカフェ日記」のサイト
「求愛瞳孔反射」と「恋するカレン」 ― 2007-07-07 19:28
仕事も終えてひさしぶりにゆっくり。雑誌ダビンチを読んでいたら、穂村弘さんが詩集を出していることを今更ながらに知った。さっそく読んでみる。
穂村さんが失恋したときに、書かれた詩集らしい。
といっても抒情だらけでなくてレトリック満載の詩集。失恋なんて、これほど個人的なものはない。
でも個人的なゆえに意外とこれが応えるんですよねー。
失恋というと、最近、自動車のCMで大瀧詠一の曲「恋するカレン」が流れている。
なつかしい。
「かたちのない優しさ
それよりも見せかけの魅力を選んだ
OH!KAREN 振られたぼくより哀しい
そうさ哀しい女だね君は」(詞:松本隆)
「かたちのない優しさ」なんて独りよがり、
振られた自分を正当化(自己愛)してるかぎりダメなんだけど若い頃は気づくはずもない。
でも、この歌を聴くとやはり切ない感覚が甦ってきますね。
さて明日は天候が保てば、北摂の里山を自転車で走ってこよう。
自転車で走っていると、いろいろな歌がふいに口から出てくる。
後半は、走り疲れてほとんど出てこなくなりますけどね。
軽く走る、そしてお気に入り自転車ブログ ― 2007-07-08 23:03
新陳代謝がよいのか、汗かきなのか汗がチェーンに落ちていく。
少しでも走れば身体が軽くなる。
そういえば昨年の夏はナイトランを何度かしていた。
今年は暑い夏になりそうだから(暑い夏は好き)、ナイトランもなるべくしていこう。
今日の走行距離【21.12】Km
最近、よく読む自転車関連のブログをいくつか。
■忘却防止。
http://d.hatena.ne.jp/hatayasan/
京都北山、比良山系などをMTBで走っておられる。その体力に脱帽。
お若い方なんだろうか。
■Tasteful Life
http://katze-tasteful-life.cocolog-nifty.com/blog/
北摂など関西の林道を縦横に走っておられる。
この人もすごい走破力。
■山を駈ける風になれ
http://yamakake.tuzikaze.com/
「山を駈ける風になれ」のNet版。
最近は、ロードバイク中心になっているようですね。MTBは、やっぱ重いからなぁ。
さて明日からも仕事は忙しそうなので、自転車も週末までお預けかな。
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