明日から4月ー桜の季節 ― 2006-03-31 20:55

明日からは、四月。まだ肌寒くて、関西地方も桜は蕾。
昨年は、いろんな桜を眺めに出かけた。京都西山のしだれ桜、奈良の佐保川沿いの桜、そして山桜。
昨年、京都西山をハイキングしたとき、偶然立ち寄ったお寺でお薄と茶菓子をいただいた。そのお寺の座敷からは、京都市内を一望することができる。
庭に一本の桜がある。住職の奥さまは、「こんな不便なお寺だから、訪れる人が少ないんです。桜の盛りの頃が雨だと、(寺の)家族だけがこの桜の満開の姿を見るんですよ」とおっしゃられていたのが印象的だった。雨の中、誰にも見られずに、咲き誇る1本の桜の樹。森に降る雨と親和性を感じる。
若い頃には、桜の花には興味がなかった。
いつも観念的なことをばかり考えていたので、花には興味がなかったためかもしれない。
桜の散った葉桜の中、
サイモンとガーファンクル「四月になれば彼女は」
井上陽水「桜三月散歩道」
N・S・P「弥生つめたい風」
などの歌を口ずさんでいた。
明日は、友人らと福知山廃線跡ハイク。ひとりでない春も楽しいものかもしれない。
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