老年のデザイン2025-03-22 10:58

日々凡庸に生きているけれど、このような生活がいつまでできるか自分で決めることはできない。されど静謐に「老年のデザイン」を自分なりにしていくことが、玄冬の時代にふさわしいだろうと予感している。

先日、神戸で女友達らとお酒を飲んで、歓談したけれど、みな長い道を歩んできた。とにかく交遊歴30年ですからね。それぞれの個性を尊重しながら、ときおりお会いして個々の生き方を確認できるのは贅沢な時間ですね。
(神戸北野山手のピザ専門店にて)



昨日は、ルーチンワークの路線バスによる街徘徊とウォーキングの日。
つかしんのTSUTAYA書店でおもしろそうな本をチェック。

つかしんから自宅までのんびりウォーキング。高度成長期に開設されたマーケットが廃屋となり次々と解体が始まっている。今年は昭和100年、まさしく昭和は遠くなりにけりだ。
(解体工事に入ったからこそ、現れた看板ではないかな)

途中、立ち寄った図書館で、いにしえのパーソナルコンピュータのグラフィック図書を借りた。バックパックに入れるとそこそこ重い厚さの本だ。

帰宅すると、Amazonで注文していたマイクロBタイプのケーブルが届いていたので、ミニPCのUSB2.0ポートにトラックポイントキーボードを接続。うん、ケーブルの取り回しもいいし、普通に使えるね。

3−4時間ほど戸外活動をすると眠くなるので夕食前に30分ほど昼寝。
こうやってぼんやりと老いていくのも悪くない。

夜はYoutubeで「昭和51年を歩く 高知市南部 (武吉孝夫写真集)」を見る。
19歳まで高知市の南部の町で生まれ育ったけれど、住んでいる周辺と通った高校周辺のことしか知らない。今年はまた高知にひとり旅をする予定だ。

今日は午後から孫守のヘルプが入っている。4月から小学校に入学する孫の相手をしていると、自分がずいぶんと遠くまで来たなと現実に知ることができる。
妙な妄想や陰謀論に嵌る老人になるまいと思いますね、はい。



春を待つ2025-03-20 21:20

ぼーっと春を待つ隠居生活。ボケずに、あまり身体に違和感なく生活していくかが最近の主眼になりつつある。
2月は夫婦でたぶん感染性胃腸炎になり、食欲減退で2週間ほど体調がよくなかったけれど、なんとか復活したようだ。
最近は友人と京都に遊びに行ったり、大阪で昼飲みなどをしていた。
(京都の素敵な喫茶店にて)


(大阪山王美術館)


(大阪城梅林にて)

(小春日和、大阪城を望むテラスで生ビールを飲む。)


寒いとやたらPC,ガジェット周りを再構築したくなる傾向がある。

今年に入って安物のガジェット類を新たに導入した。

■スマートバンド

シャオミ(Xiaomi) スマートウォッチ Redmi Watch 5 Active
こぶりなXiaomi Smart Band 8を常用していたけれど、画面が小さいので2インチ画面のこのバンドを併用することにした。Band 8にはない機能(Bluetoothによる電話会話ができる、文字ベースだがAlexaを使える)が何気なく便利。

(左Smart Band 8、右Redmi Watch 5 Active)

寝るときはActiveは大きすぎるので腕から外して、Band 8と専用アプリをリンクさせて睡眠管理をしている。バッテリーは2週間ほど余裕でもつ。

■中華ミニPC
やたらノートパソコン、ガジェット類がそのへんに転がっているが、Widows10とリビングの55インチ4Kテレビをミラーリングしてみた。古いノートパソコンなので4Kには対応していないので、「4KテレビとPCを繋ぐなら中華ミニPCでいいんじゃね?」と思いつき、Amazonで怪しげな中華ミニPCをずっと観察していた。
ある時間帯にとんでもないクーポン割引がついていたので、即ポチった。

(前面にUSB3.0ポートと電源ボタン)


(裏にはTYPEーC×2,HDMI×2,USB2.0×2,LANポートなど満載)

中華ミニPCはOSのライセンス、耐久性などかなり怪しげだが、現時点では問題なさそう。Windows11 Proのライセンスはリテール板、ほんまかいな。マルウェア、バックドアなどを、BIOSやUEFIや独自ドライバーに潜まされたら、一般ユーザーは気づきようがない。ただそこまで手のこんだことはしないだろうと達観している(苦笑。
クリーンインストールはおまじないにすぎないかもしれないし。
(HDMIケーブルは付属品ではなく、1.5mの製品を別途用意した)


(筐体はロゴもなく、シンプル。WindowsのセットアップにUSBキーボードを利用しないとセットアップに難儀してしまう)

さすがに4K+HDRの動画はコマ落ちするけれど、 ネット閲覧、テキスト作成などの通常作業だと、余裕に動く。

Youtubeでチルミュージックを聞きながら、epub本を読みながらWSL+Ubuntuでコマンドを打ったりすることができる。まさしく自己満足の世界。

■現在の常用ガジェット環境
(1)中華タブレット(Android14)+Bluetooth接続日本語トラックポイントキーボード(日本語設定にてまどった)。


(左下に中華タブレットとトラックポイントキーボード)

Net閲覧などはやはり簡便。文章作成は、Jota+トラックポイントキーボードがいいみたい。Chromebook上では、日本語入力の際にチャタリングが生じて使い物にならなかったが、Androidでは問題なし。

(2)55インチ4Kテレビ+中華ミニPC+USB接続英語トラップポイントキーボード(Bluetoothキーボードは接続不安定で、チャタリングが生じてしまう)。

(トラックポイントキーボードは旧式だけれど、タイピングしやすい)

(3)ドコモスマートフォン


古すぎでぼちぼち新機種を探索中。

(4)スマートウォッチ

スマホからの通知機能が便利。LINE通話に対応していないのは、ちょっと残念。

(5)Remo Mini


ホームリモコン。真夏に帰宅する前にクーラーをスマホからONにできるのは、とっても便利。
それ以外は、あまり使い道が思い浮かばない。

(6)Amazon Echo Show5

妻が台所で食事の準備をする際に、音楽を聴いているみたい。

(7)ASUS Wi-Fiルーター

USBポートに128GBのUSBメモリーを装着して、簡易NASを設定。データ類をバックアップしたり、夫婦各自が作成する資料(家計簿、財産目録、確定申告添付書類など)の共有場所として利用している。

以上、けっこう自分でもようわからんガジェット環境になっている。まあ機嫌よく動けばよしとしよう。
常用していないガジェットは

(1)Linux Mint 21.3 on ThinkPad X220

2011年から使用。ThinkPadは壊れないね。ブログや画像処理などの最終更新はこれがやはり便利。もうなくなってしまった7段クラシックキーボードの最後の機種というのも離れられない理由のひとつ。この文章もX220で整理してブログにUpしている。

(2)Windows10+Linux Mint 21.3(2つのSSDにそれぞれインストールしてデュアルブート)on  ZBook 14G2

使うこと少なく、Widows10のサポートが今年10月で終了するので、Linux専用マシンとするか検討中。

(3)MxLinux 23.1 on Asus X205TA


軽量(980g)でバッテリーも8時間ほどもつ。CPUがAtomと非力なので、OSのUpdateや重い動画ではさすがに動作が鈍重。
テキストファイル専用マシーンとするほうが多分しあわせ。

(4)Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
Chromebookは帯に短したすきに長しという感じかな。Androidアプリとの互換性ももうひとつ。ただ画質がいいのでネット閲覧には便利。

ちなみに押し入れには遙か昔のThinkPad X40,X41が積み上げられています。

そして、昨夜は神戸三宮で交遊歴30年と女友達らと会食。メンバーのひとりが早めに定年後の再雇用から今年3月末で卒業するので、その祝賀会も兼ねてよく食べ、飲みました。落ち着いたら5月頃に、このメンバーで一泊二日の滋賀旅行に行く予定です。



年男72歳2025-01-06 23:32

2025年になった。昨年は猛暑を過ぎてから、秋をそれなりに楽しんだ。
日帰りででかけたところ
・京都修学院離宮
・大阪藤田美術館
・京都迎賓館

秋の一泊2日旅行
滋賀石山寺、寿長生の郷(すないのさと)、近江舞子ホテル、大津坂本、三橋節子美術館など。

週1回は長男夫婦の子供たちの保育所お迎え手伝い。随時、孫守りが入り、次男夫婦の七五三行事などにも参加。
次男が某国家試験に一発合格したので、研修を経て秋頃から自営業として独立するみたい。その合格祝賀会も家族で(孫4人も参加)を開催した。

次男は大企業に勤めていたが、自分の時間と実力を別の分野で試してみたいと、昨年3月末で退職。猛勉強したとはいえ、一発合格率0.3%(全体合格率5%)をクリアーしたので運も強いのだろう。

私は、ふだんは街ブラしたり、シクロやランドナーでポタリング。まもなく右上腕骨の粉砕骨折手術から2年が経過する。当然ながら、骨折前の身体に戻ることはできず、加齢も加わって身体能力は低下していくのは確実だろう。老いからは誰も逃れることはできない。
ただ日常生活に不便はないし、毎日戸外で1時間ほどストレッチ・筋トレをすると、それなりに身体は動く。
今年は年男なので満72歳になる。順次、老いの坂道を下ってきているが、しばし家族や友人との時間、自転車や自然との時間を楽しみたい。

昨年、買ったガジェットは中華製の1万円のタブレットのみ。ChromebookにDマガジンのアンドロイドアプリが対応しなくなったので、Dマガジン専用のタブレットとして買ったけれど、他の用途にもけっこう重宝している。

コタツでノートパソコンに向かうことが多いのとヨギボーのようなソファに座っているので、軽量のX205TAを再活用することが多くなった。
OSはMxLinux。ウィンドウマネージャはシンプルなFluxBox。本格的に稼働させる(そんなことってあったっけ?)ときは、ThinkPad X220 and zbook 14G(ともにLinuxMint)を使うけど、コタツ向きじゃない、たぶん。

昨秋からLinuxコマンドやEmacsのOrg-modeを復習しているけれど、以前のことをかなり忘れている。
小さな穴の空いたバケツに水を満たしていくような感もするけれど、まあ趣味だからね。

隠居とはいえ、日々雑用もあるけれど、ゆっくりと生活できればいいかな。
今年もよろしくお願いいたします。

夏の終わり、神戸の夜、昼の大阪2024-10-19 21:28

季節外れの残暑が続く。

ぼーっと自宅にいることは少なくて、なるべく外出することが多い日々。
先般は20年来の女友達と神戸のおしゃれな居酒屋で飲み、2軒目はバーで歓談。斜に構えた大人にならないためには、たぶんけっこうな努力と運がいるだろう。
友人も息子たちもきもちのよい中年になっているのを身近に見られて、老人としてはかなりうれしい。

某日は妻と大阪の博物館へ。大阪歴史博物館にて特別展「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」を鑑賞。近くに大阪城があるので、最寄りの地下鉄駅周辺は外国人観光客のほうが圧倒的に多い。


鑑賞後、梅田KITTEのレストラン街で昼飲みしようと訪れたが、お目当ての土佐料理の店は長蛇の列。長時間並んで店に入ることは好みではないので、待たずに入れる串カツ屋で昼飲み。気楽に飲むにはよい店かな。



KITTEの地下にも新しい飲み処が集まっている。廉価で気軽に飲める新しい店を訪ねるのも楽しいね。ビル内のローカルショップで地酒や名産品を買うのも楽しみのひとつ。


最近は阪神西宮駅周辺のクラフトビールや日本酒の店がお気に入り。今月末に孫娘の七五三参りを西宮神社で行うので、たぶんそのときにも昼飲みする予定。

あとはランドナー・シクロで近場を散策したり、ウォーキングして公園でストレッチとミニ筋トレ。
ウエストポーチにゴムチューブを入れているので、公園でストレッチ

日常生活に困らないほどには可動域は回復した。

右上腕骨骨折手術から1年8ヶ月以上が経過したが、残念ながら可動範囲の制約などの後遺症が残ってしまった。ロードバイクに乗ったり、10kmほどウォーキングすると肩甲骨がこりやすくなっているので、毎日、肩周りを、そして連動する身体をほぐすストレッチは不可欠になっている。
50代はことさらメンテしなくとも疲労も残らず、身体を自由自在に動かせたけど、さすがに70代、ましてや骨折の影響がどうしても残っているので、日々のストレッチなどは必要だろう。



自転車で走った際には次男の資格試験合格祈願した神社を再訪して、合格したことのお礼参りをしていた。


夜は読書と音楽を聴く。

私のラブソング:下田逸郎


最近、なんとなくこの曲が好き。国会デジタルコレクションを検索すると、N.S.Pの天野さん、先頃亡くなった高石ともや氏などのエッセイも読むことができるし、このシンガーもエッセイをいくつか書いてはるんやね。それをゆっくりとタブレットなどで読む。確実に年老いていくが、緩やかに老いていくのも楽しいものだ。


私に人生といえるものがあるなら2024-10-04 15:23

うかうかと猛暑を過ごして、10月になった。もう人生を語る必要もないし、息せき切った生き方をする必要もない隠居生活なので、凡庸につつがなくこの夏を過ごした。



猛暑だったので、3−40Kmほどランドナーやシクロで戸外を走ると、肺の中まで熱くなってしまい、さすがに夏大好き人間の私でも辟易するほど。




里山を歩くと、加齢を感じるようになり、8月には71歳になった。

でもなんとなく勝手にご機嫌さんでこの数ヶ月を過ごした。

猛暑で旅行に行く気分にはならなかったので、友人と京阪神の酒場で昼飲みをしたり、


妻と美術館巡りをして、梅田のKITTEなどの新しい街で昼飲みをしたりしていた。



近場では息子たち夫婦家族と食事したり、孫と遊んだりする日も定期的にある。
 (孫娘たちと)

息子たちは私の「上位互換」なので、私より人生を積極的に、家族を慈しみながら生活しているので、ゆっくりと私も老いていくことができる。

次男は今年3月末で、大学院卒業後就職した会社を退職して、某資格試験勉強に専念していた。7歳と3歳の娘がいるけれど、若い頃からよい意味で「人たらし」の人間だったので、大企業で中間管理職になっていたが、私たちを含めて家族は彼の決断を尊重して、いくばくかの援助もすることにした。

次男は先日、合格率5%のその資格試験に実質的に一発合格(2回目受験だが、1回目は仕事兼務の記念受験みたいなもの)。
さすがにマラソンでサブスリーを達成する体力と気力、そして「根拠なき自信」に溢れている次男らしいですわ。

ロードバイクで走るたびに、いろんな神社仏閣で次男の合格祈願をしていたので、秋はそのお礼参りライドをしなければならないだろう。



右上腕骨骨折術後、まもなく1年9ヶ月。肩甲骨がこりやすくなっているので、日々1時間以上はストレッチとミニ筋トレは欠かせない。
もう十分に老人なのだから、身体のバランスを意識的にとっていく必要があるだろう。自在に動き回った2010年頃の私の身体はもうない。

先般、亡くなられた高石ともや氏の「私に人生といえるものがあるなら」を聞いていたら、過ぎ去った「あなたと過ごしたあの夏の日」思い出した。
「あなた」は出会った人たちでもあり、相棒のロードバイクであったり、過ごした森の夜などさまざまなものが含まれるだろう。

tomoya takaishi 私に人生といえるものがあるなら 高石ともや 名曲



そうするとまだまだ出会うことができる「あなた」はこれからもしばし私の眼前に現れるだろう。楽しみです。




6月の凡庸な日々2024-06-30 22:45


隠居の日々はあっというまに過ぎていく。ぼんやりと世捨て人として生きているので、凡庸な日々。

■某日
シクロクロスで池田城址、余野街道を経て久安寺へ。
(池田城址のユリ)

アジサイは咲き始めたところ。

帰路に無人販売所でトマトを買って帰宅。

40km

■某日
シクロで阿古谷へ。

定点観測・肝川旧道。

阿古谷川沿いに北上。

刈られた草地にお地蔵さんが鎮座していることに初めて気づいた。いつも雑草に覆われていることが多いので、数え切れないほどこの場所を通過していたが、気づかずにいたんだ。何も願わない、そっと手をあわせる。



三草山南麓の林道を10年ぶりに上ってみることにした。


道が荒れ始めると、押し歩くことを即決。10年前まではサドルから下りることを恥じるところがあったけれど、まもなく71歳、競ったり比較したりするものはもうないので、ゆっくりと上っていく。でも見晴らし地点までこんなに遠かったっけ(苦笑

途中、土砂崩れ防止の砂防堤が作られたり、見晴らし地点もガレ道が整備されている。

大阪方面を望む。風が気持ちよい。

63km


帰宅すると、肩甲骨あたりに凝りが生じているので、フォームローラーとマッサージガンで凝りをほぐす。頑強な身体ではなくなっていくのは当たり前。
でも身体と対話できるのはとても贅沢な時間だ。


■某日
ランドナーでポタリング。神崎川から安威川へ。吹田・豊中の商店街でランドナーを押し歩く。


46km

■某日
予約していた桂離宮見学。妻とともに1時間ほど、ガイドの説明を聞きながら庭園散策。


ランチは蕎麦屋。

隣接する甘味処でお茶。


早めの夕食は梅田のフレンチ風居酒屋。生ビール・赤ワインをいただいて、ふたりともほろ酔い。

■某日
予約本が用意できたのでランドナーで図書館へ。公園の緑陰で読書。

20km

■某日
孫のバスケット試合に妻が長男の車で同行。私はバス・電車で会場へ。

前回は私のみが長男の車で同行したが、下の孫と会場近くの里山で遊んでいた。


試合を終えて下の孫が「お花咲いてるね、いっしょに写真撮ろう」と言うので、長男が撮影してくれた。孫たちの子育てはヘルプが基本なので、ある意味気楽ですわ(笑

妻と二人で電車で阪神尼崎へ。沖縄料理の居酒屋で生ビール・ハイボールを飲んで、夕食代わり。

■某日
ランドナーで甲子園浜・西宮浜・芦屋浜をポタリング。





初夏めいた天気が続いたので帰宅後、村上春樹の短編「午後の最後の芝生」を再々読。何度も読んでいるのに、読むたびに新鮮なのが村上春樹の文体だ。
文庫本の裏表紙紹介文までかっこいい。


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そうだった。村上春樹の初めての短篇集『中国行きのスロウ・ボート』が安西水丸の洒落たカヴァーで出版されたのは、1983年の初夏のことだった。僕たちは我れ先にと取り合い、結局、二冊買って、どっちがよけいボロボロにするか、競ったものだ。

あれから三年弱、1986年が明けて早々、その文庫本が出た。この小さな書物が、新たなどんな思い出を作ってくれるのだろうか。嵐や小波はいくつかあったけれど、僕たちの大いなる夏は続いている。

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十分に老人になったけれど「大いなる夏」がしばらく続けば、うれしいな。故郷高知の小さな道がインスタにあがっていた。切り通しの小道を抜けると北には浦戸湾、南には太平洋が広がっている小道。たぶん子供の頃のこの隣町の小道を自転車で抜けた記憶がある。、年内に再訪したいのがいまの小さな希望だ。

■某日
奈良の美術館まで電車で行き、併設するカフェでランチ。


他の美術館も回って、大阪梅田の居酒屋で夕食。

6月は外食が多かったけれど、高級店ではないので、それほど家計負担にはならないかな。

■某日
妻とともにスマートウォッチをMi Band 8に交換。なんちゃってスマートウォッチなれど、アプリからの通知・電話受信にすぐ対応できるので、必需品となっている。
スマホの置き場所を失念することがあるので、スマートウォッチからスマホを検索(音を鳴らして所在を知らせる)できるのも便利。

長男から、孫たち用のタブレットが余っていないかと相談あり。個人的学習用に使うらしい。10年前のノートパソコン ASUS X205TAが長男宅にもあったので、Mxlinux+Fluxboxをインストール。alsamixerでサウンドが鳴るように設定。
小学生の孫が使いやすいように設定したつもりだが(要は私のようにヲタクっぽくしない設定)、OSがLinuxである時点で異端かもしれない(苦笑


■某日
義父母の土地の売却完了。いまはスマホで買い主が売り主の口座に送金する仕組み。ただ売り主の妻のスマホで口座確認するも入金が反映されない。
30分ほど経過して、やっとこちらの口座への入金確認ができた。都銀ではなかったのでタイムラグがあったのだろうか。とりあえずは年明けから開始した、相続土地の売却手続きは完了。土地の契約不適合責任が3ヶ月あるので(問題があれば、7月中には判明するだろうが)、そのあいだに来年度の確定申告の資料を自分で作成する予定


凡庸な日々が続くのはよいことかもしれない。
6月の自転車で遊んだ距離 411km ウォーキング&ジョグ 108Km





42年前にランドナーで琵琶湖一周をした。同じ自転車ではないけれど、42年目のランドナーが老人の足になる予感もする。
70歳過ぎれば、すべてが余生。こんな感じで生きていく。


閑適なる日々2024-05-16 21:23

あっというまに5月。凡庸なれど、元気に生活している。

毎朝、目覚めるとベッドのなかで10分ほど肩甲骨をほぐす運動をしてから、起床。右上腕骨近位端手術して1年4ヶ月が経過。公園でストレッチと筋トレ。そして夜は30分ほど同じくストレッチと筋トレ。1ミリでも身体の不自然さを緩和させているが、これはもう加齢との競争だからいずれは負けることになるだろうと達観している。

この1ヶ月とくに大きな変化のない生活。

■女友達らと会食。

1日は神戸のホルモン屋で会食して、居酒屋で飲む。

もう1日はふぐ鍋を座敷で食べて、近場のBarで歓談。台湾土産にいただいたパイナップルケーキがとっても美味。


人生にはなんの役にも立たない爺さんなので、基本、お互い機嫌よく飲めればよろしいかなと思っている。

■旅と日常
月一、近場で一泊二日の旅行をする算段にしているが、今月、予定していた三重への旅行は天候不順のため、はやめにキャンセルした。
暇なときは妻と、清荒神の店でアジフライ定食を食べたり、大阪の野田藤を見にいって堂島川沿いの店でランチとお茶。

(境港直送のアジフライ)


(野田藤)

(堂島川沿いのカフェにて)




また互いに雑事に倦んだときには、阪神尼崎の居酒屋定食や蕎麦屋で散歩がてらランチして(とはいえ自宅から10kmほど行きは歩いたりしたけど)、気持ちのよいテラスでお茶したりしている。


週2回は長男夫婦の子供たちの保育所迎えなどをヘルプ。
(孫と駄菓子屋)

義父母宅の売却手続きをまだまだ継続中。来月中には義父母宅の売却手続きは完了する予定。

所用のない日はひとり10kmほどぶらりウォーキングしたり、シクロかランドナーで3-40Kmほどポタリングする。





(ふらっと行き当たった甘味処)

夜はEmacsのOrgモードでその日の日記(シンプルにしたこと列挙と気になった文章の引用)を書いて、読書。旧い本の紹介する書籍を図書館で借りて読み、読みながら国会図書館デジタルコレクションで検索して配信可能な本をマイコレクションに登録。
もうね、お粥のような現代の新書や小説を読む気にはならないので、旧い本がかえって斬新な気もする。



悠悠閑適(ゆうゆうかんてき)という熟語がある。「ゆったりとして、心静かに楽しく過ごすこと」ということらしい。
悠悠とは言えなくとも、閑適な日々。それほど語ることのない日々が、かえって自分には豊かな時間のような気もする。




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