6月の凡庸な日々2024-06-30 22:45


隠居の日々はあっというまに過ぎていく。ぼんやりと世捨て人として生きているので、凡庸な日々。

■某日
シクロクロスで池田城址、余野街道を経て久安寺へ。
(池田城址のユリ)

アジサイは咲き始めたところ。

帰路に無人販売所でトマトを買って帰宅。

40km

■某日
シクロで阿古谷へ。

定点観測・肝川旧道。

阿古谷川沿いに北上。

刈られた草地にお地蔵さんが鎮座していることに初めて気づいた。いつも雑草に覆われていることが多いので、数え切れないほどこの場所を通過していたが、気づかずにいたんだ。何も願わない、そっと手をあわせる。



三草山南麓の林道を10年ぶりに上ってみることにした。


道が荒れ始めると、押し歩くことを即決。10年前まではサドルから下りることを恥じるところがあったけれど、まもなく71歳、競ったり比較したりするものはもうないので、ゆっくりと上っていく。でも見晴らし地点までこんなに遠かったっけ(苦笑

途中、土砂崩れ防止の砂防堤が作られたり、見晴らし地点もガレ道が整備されている。

大阪方面を望む。風が気持ちよい。

63km


帰宅すると、肩甲骨あたりに凝りが生じているので、フォームローラーとマッサージガンで凝りをほぐす。頑強な身体ではなくなっていくのは当たり前。
でも身体と対話できるのはとても贅沢な時間だ。


■某日
ランドナーでポタリング。神崎川から安威川へ。吹田・豊中の商店街でランドナーを押し歩く。


46km

■某日
予約していた桂離宮見学。妻とともに1時間ほど、ガイドの説明を聞きながら庭園散策。


ランチは蕎麦屋。

隣接する甘味処でお茶。


早めの夕食は梅田のフレンチ風居酒屋。生ビール・赤ワインをいただいて、ふたりともほろ酔い。

■某日
予約本が用意できたのでランドナーで図書館へ。公園の緑陰で読書。

20km

■某日
孫のバスケット試合に妻が長男の車で同行。私はバス・電車で会場へ。

前回は私のみが長男の車で同行したが、下の孫と会場近くの里山で遊んでいた。


試合を終えて下の孫が「お花咲いてるね、いっしょに写真撮ろう」と言うので、長男が撮影してくれた。孫たちの子育てはヘルプが基本なので、ある意味気楽ですわ(笑

妻と二人で電車で阪神尼崎へ。沖縄料理の居酒屋で生ビール・ハイボールを飲んで、夕食代わり。

■某日
ランドナーで甲子園浜・西宮浜・芦屋浜をポタリング。





初夏めいた天気が続いたので帰宅後、村上春樹の短編「午後の最後の芝生」を再々読。何度も読んでいるのに、読むたびに新鮮なのが村上春樹の文体だ。
文庫本の裏表紙紹介文までかっこいい。


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そうだった。村上春樹の初めての短篇集『中国行きのスロウ・ボート』が安西水丸の洒落たカヴァーで出版されたのは、1983年の初夏のことだった。僕たちは我れ先にと取り合い、結局、二冊買って、どっちがよけいボロボロにするか、競ったものだ。

あれから三年弱、1986年が明けて早々、その文庫本が出た。この小さな書物が、新たなどんな思い出を作ってくれるのだろうか。嵐や小波はいくつかあったけれど、僕たちの大いなる夏は続いている。

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十分に老人になったけれど「大いなる夏」がしばらく続けば、うれしいな。故郷高知の小さな道がインスタにあがっていた。切り通しの小道を抜けると北には浦戸湾、南には太平洋が広がっている小道。たぶん子供の頃のこの隣町の小道を自転車で抜けた記憶がある。、年内に再訪したいのがいまの小さな希望だ。

■某日
奈良の美術館まで電車で行き、併設するカフェでランチ。


他の美術館も回って、大阪梅田の居酒屋で夕食。

6月は外食が多かったけれど、高級店ではないので、それほど家計負担にはならないかな。

■某日
妻とともにスマートウォッチをMi Band 8に交換。なんちゃってスマートウォッチなれど、アプリからの通知・電話受信にすぐ対応できるので、必需品となっている。
スマホの置き場所を失念することがあるので、スマートウォッチからスマホを検索(音を鳴らして所在を知らせる)できるのも便利。

長男から、孫たち用のタブレットが余っていないかと相談あり。個人的学習用に使うらしい。10年前のノートパソコン ASUS X205TAが長男宅にもあったので、Mxlinux+Fluxboxをインストール。alsamixerでサウンドが鳴るように設定。
小学生の孫が使いやすいように設定したつもりだが(要は私のようにヲタクっぽくしない設定)、OSがLinuxである時点で異端かもしれない(苦笑


■某日
義父母の土地の売却完了。いまはスマホで買い主が売り主の口座に送金する仕組み。ただ売り主の妻のスマホで口座確認するも入金が反映されない。
30分ほど経過して、やっとこちらの口座への入金確認ができた。都銀ではなかったのでタイムラグがあったのだろうか。とりあえずは年明けから開始した、相続土地の売却手続きは完了。土地の契約不適合責任が3ヶ月あるので(問題があれば、7月中には判明するだろうが)、そのあいだに来年度の確定申告の資料を自分で作成する予定


凡庸な日々が続くのはよいことかもしれない。
6月の自転車で遊んだ距離 411km ウォーキング&ジョグ 108Km





42年前にランドナーで琵琶湖一周をした。同じ自転車ではないけれど、42年目のランドナーが老人の足になる予感もする。
70歳過ぎれば、すべてが余生。こんな感じで生きていく。


花起こしの雨2024-03-29 21:53

桜の開花前に降る雨を「花起こしの雨」と呼ぶらしい。風情のある名称なれど、冷たい雨が続いた。桜を目ざまさせるよりは、開花を止めてしまうような雨。

なんとなく調子が狂ってしまうね。

天候が持ち直した日に、シクロクロスで多田銀山まで走ってきた。
(定点観測 肝川旧道)





村上新田の地道を北上。


里山も春めいてきた。


このため池にはモリアオガエルが産卵できそうな雰囲気があるけれど、どうだろう。


前日の雨で、水の色は濁り色だ。



多田銀山跡をシクロで走っていると、山道でなにかこすれるような音がした。山道から、60歳前後の男性が下りてきて「すみません。オートバイが倒れたので、起こすのを手伝ってくれませんか」と話しかけられた。すこし山道を上ると、荒れたコンクリート道に新車の250CCバイクが倒れている。バランスを崩して転倒したが、ライダー本人は怪我はないとのこと。


袖すり合うも多生の縁、転倒したバイクをいっしょに引き起こす。さすがに二人だと簡単に引き起こすことができるようだ。
善をなせば、回り回ってよいこともあるでしょう。「お気をつけて」とライダーに声をかけてから、シクロで里山を走る。

県道12号線旧道沿いのエドヒガンも開花が例年よりかなり遅れている。



60Kmほどのんびりと走った。
グラベルは少ないけれど、シクロで走ると楽しいのは確か。

雨の日が続いたで、居室ではLinux Mint 20.3を21.3にUpgradeした。HP ZBook 14 G2 Mobile WorkstationとThinkPad X220という今となってはレトロなノートPCにてLinux Mint 20.3を走らせているが、来年4月にはサポート期間が終了するので、ボケていないうちに21.3にUpgradeした次第。
これで2027年4月までサポート期間が延長された。ハードが故障しないかぎり、2年ほどはボーッとしておれるだろう。


Upgradeにそれぞれ数時間要したけれど、大きなトラブルもなく(いくつか設定をしなおしたけど)、あいかわずサクサクと動く。デスクトップ環境はRegolith 3.1にUpgrade。こちらもいちばん使いやすいデスクトップ環境かな。

明日はのんびりとランドナーで走って、週末は「小さな旅」にて花見に行く予定。桜、あんまし咲いてないけど。




余生2022-10-14 23:58

隠居生活、4年半。凡々と暮らしていけるのは幸せなこと。

この1ヶ月も同じような生活。

■友人と飲み会
男友達とはハイキングして、茶屋で昼から瓶ビール。

銭湯で汗を流してから、夜は居酒屋を2軒ほどまわる・

別の日には神戸で女友達らと飲み会。

もうね、討論とか議論とか前向きの話には興味がなくて、肩の力を抜いて雑談できる友人がいるのは、大切なことだろう。

■Linuxの復習
CLI(Command Line Interface)をなるべく使うほうがいいだろうから、Terminalをいくつかインストール。気分で使い分けている。

eDEX-UIはかっこいいけど、やたら重い。

cool retro termは昔のMS-DOSっぽいけど、実用性はない。

結局、ctrl+alt+tでターミナルmltermを起動。Ctrl+右クリックで設定ファイルを書き換えることができるのも便利。

Wine上のKindleを読みながら、CLIを試していく。なんとなく静謐な気分。SNSのような無用な議論や、自己承認とは無縁なのが隠居向き。

■駒沢敏器
ロードムービーのようなエッセイ、小説など彼の諸作品を読んでいた。最後は不遇の死を迎えたけれど、最近発刊された長編小説を読むと、まさしく「作家」といえる佳品。


■孫守、次男のマンション購入計画
長男の子供が風邪をひいてしまい、保育所に通えないので、5日連続で孫守。動きが活発な7歳と4歳の男の子なので、老人には連続子守はけっこう身体にこたえる。
でも、孫たちはすくすくと育っているので、よしとしよう。



先日は次男とともに新築マンションのモデルルームを見学。いろいろと機が熟して、マンションを購入する計画のようだ。資金計画をたずねると、十分取得可能だろうし、私たちも長男夫婦のときと同様に、資金援助をすることを次男に伝える。もちろん老後破産しない範囲での資金援助だけれど、息子たちの幸福は親の幸福でもある、たぶん。

■秋めいてロードバイク
クロモリロードで近場の彼岸花を眺めたり、カーボンバイクで海沿いを走ったりしていた。



夜は読書と映画鑑賞。


もう十分に余生の人生なので、こんな感じで日々を過ごしていく。


肩甲骨と股関節2022-06-01 22:08

先月下旬に義父の四十九日・納骨を終えて、残る煩瑣な手続きは義父宅の相続登記かな。相続登記の本を読んだり、法務局のHPをみて事前学習をしているところ。

あっというまに6月。今年は梅雨入りは6月中旬になるという天気予報。クロモリロードでは図書館に行ったり、義母宅へのお使いに使うことが多いけど、週1回乗るカーボンバイクは、純粋にロードバイクに乗るためだけのもの。昔はしゃにむに走っていたけれど、古希も近くなり、ゆったりと走るほうがいいだろう。そのほうが事故に遭う確率も小さくなる。

先週は阿古谷・槻並周回。



今日は多田銀山に立ち寄り、南田原の集落を抜けて道の駅いながわへ。


隠居生活となり久しく一日二食(朝・夕方)のスタイルをとっているが、カーボンバイクに乗るとやはりお腹が空く。紫合のパン屋さんで、サンドウィッチセットをいただく。どのサンドウィッチを選択しても、550円也。


肩甲骨と股関節をなめらかに動くようにしているのがいいだろうから、ウォーキングやロードバイクは適度な運動かもしれない。


今日は68kmほど走った。

■Emacsの迷宮
Emacsのorg-modeで日記を書くようになってから1年が経過した。隠居生活は日々凡庸だけれど、凡庸に生きていけるのはたぶん幸せなこと。日記を書くと、もうそれで満足して、ブログをそれほど更新しなくなる(苦笑

Emacsのorg-modeで何度も読み返しているのはこの記事。
でもすぐにキーバインドを忘却しがちだ。Emacs自体、迷宮みたいになっているし。

■国会図書館デジタルコレクション


国立国会図書館デジタルコレクション

最近は国会図書館デジタルコレクションで「個人向けデジタル化資料送信サービス」を利用して、昔の本を読んでいる。高知新聞、神戸新聞、京都新聞など地方新聞社が発行した歴史・民俗・街道本などがなかなか秀逸。

上記の本で紹介されている古書も、国会図書館デジタルコレクションで読める本が多い。作家上林暁と翻訳家浜野修の交流を、上林が描いた「二閑人交游圖」で読むと、友情の在り方が言葉ではなく所作(いっしょにお酒を飲んだり、釣りをしたり、将棋をしたり)で描かれているのがいいな。現代は、言葉があふれすぎている。

そんな静かな時間が、しばしあればいいだろうな。


昨日はウォーキング中に激しい驟雨。紫陽花の季節だ。



「人生」はあるけど「生活」はない2022-03-23 22:08

隠居なので「人生」はあるけれど、「生活」はない。子育てしたり、仕事をしたり、人づきあいをするという「生活」が希薄になっている。

孫守したときに次男の長女(4歳4ヶ月)から絵手紙をもらったり、
メッセージが判読不能やけど(..;)

10kmほど日々ウォーキングしたり。

なんかよさげな銭湯発見



ここ最近していたこと。

Zbook 14 G2上でM2.SSDにWindows10 ProがOSとして存在し、SATA2.128GB/SSDをデータ領域としていたが、やはりLinuxをインストールしたくなった。OSはLinux Mint 20.3。このままSATA2に無頓着にインストールすると、M2.SSDのWindows10領域に設定ファイルが書き込まれてしまう。

カスタムインストールでそれを避けることができるけど、煩雑。
ということで「物理的に」M2.SSDを取り外して、Windows10に設定ファイルが書き込まれないようにしてから、Linux Mint 20.をインストール。
Zbookはスライドスィッチひとつで、底面パネルを外してSSDなどにアクセスできるのが魅力やね。



Zbook起動時にF9を押し続けるとブート選択画面が出てくるので、「Ubuntu」を選択するとLinux Mintが起動する。

デフォルトではWindows10が起動する




事前にUSBメモリーに保存していたThinkPad X220上の設定のバックアップをおこなう。クローンのような完全さはないけれど、重要な設定を引き継ぐことができる。

日本語入力は、「腐ってもATOK」ということでATOK X3 for Linuxを下記の記事を参考にインストール。





設定途中で再起動するとLinuxが起動しなくなるので要注意。

Emacs上のMozcではインライン入力できないのでストレス。ATOKはEmacs上でもインライン入力できるし、変換精度はいまだにMozcより優れている。

ZbookのスティックポインターにThinkPad TrackPointのクラシックドームを装着してみた。Zbookのポーインターには嵩高い形状だけど、スティック基部の形状は相似形。



設定を変えると、キーボード配列がUSキーボードになったり、CapslockをCtrlと変更した設定が戻ってしまうので、下記のコマンドで再設定。

$ localectl --no-convert set-x11-keymap jp pc106 "" ctrl:swapcaps

コマンドで確認すると、日本語キーボードの配置となり、CtrlをCapslockを入れ替えもできている。

asyuu@ZBook:~$ localectl status
           System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
              VC Keymap: jp106
              X11 Layout: jp
                                X11 Model: jp106
                                X11 Options: ctrl:swapcaps

ちゃんと設定を反映している。

ZbookをWindows10 Pro(M2.SSD)とLinux Mint 20.3(DEはRegolith)のデュアルブートにしたけれど、結局Linuxを起動することが多くなる。

Zbookは適度に枯れたPCなので、Linuxがサクサクと稼働するね。



Linux Mint 20.3 on ThinkPadが夏には爆熱状態になるので、排熱処理が比較的よいZbookを夏場には使うことが多くなるかな。



2016年のMobile Workstation2022-03-01 21:45

凡々な隠居生活。2月には大阪日本橋の中古PCショップや近場のPCショップをのぞいたりしていたが、魅力的なPCがない。

母艦であるLinux Mint 20.03 on ThinkPad X220は、8年以上経過するのにバリバリの現役だし、最近のXシリーズもキーボードが劣化していて、食指が動かない。

先日、近場の中古ショップをのぞいたら、妙に魅力的なノートパソコンが店頭に陳列されている。機種名は「hp ZBook 14 G2」。聞いたこともない機種だが、法人用で使われていたモバイルワークステーションのようだ。1月に妻用のWindows11 PCをhpのオンラインストアで購入したが、個人販売用のPCではないので、hpのオンラインショップでも出てこない。法人用のリース経過分が市場に出てきているようだ。


ネットでこの機種を調べてみると、かなり魅力的。
発売は2015年4月。じゅうぶんにロートルな機種だけれど、枯れたPCには趣きと安定性がある、たぶん。レビュー記事や動画をみると、内部のハードウェアに容易にアクセスできる構造になっている。
そして私の大好きなポッチ(ThinkPadでいうトラックポイント)とテンキーなしの14インチモバイルワークステーション。

欲しい意欲が高まっていく。

で先日、近場の中古ショップで該当機種に通電してもらい、筐体や動作をいちおうチェックして4万円弱で購入。

さっそく動作環境などをチェックする。

■外観

マグネシウム合金やアルミニウム、まわりをラバー樹脂でかこって、なかなか質実剛健な雰囲気。



■ポート類

ポート類もけっこう充実(機能はそれなりにふるいが)。


右側面には奥側(写真右側)からACアダプター端子、ドッキングコネクタ、Gigabit Ethernet、USB 3.0×2、DisplayPort、音声入出力が並ぶ。USB 3.0ポート2基の下にはSDカードやMicroSDカードスロットも備える。
ただ、ショップでも説明があったが、Gigabit Ethernet(有線LAN)は破損している。使用頻度は少ないので、まあいいか。



左側面には奥側(写真左側)から盗難防止ロックポート、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×2(奥側は電源常時供給)、Smart Cardリーダが並ぶ。

スマートカードリーダーって何に使うんやろ。

■キーボード、トラックポイントに似たもの(入力環境はたいせつ)
ポインティングディバイスにThinkPadのトラックポイントに似たスティックとタッチパッドが装備されている。キーボードのタッチ感も、いまふうのペコペコタッチではなく、日本語キーボードも頻度の高いキーは余裕があり、Enterキーもやたらでかい。軽量化のためキーボードの配置が窮屈となっているNotePCが多い中で、なかなかタイピングしやすいキーボードだ。


キーボードのバックライトも2段階で点灯する。



タッチパッド上下には左右クリックボタンがあり、キーボード入力時でもマウスクリックがしやすい。上部のクリックボタンは、スティックを使うときに併用すると便利だろう。
タッチパッドの左上にシミみたいな点があるので、タッチパッドの劣化と思っていたら、左上をダブルタップするとタッチパッドがオフとなり、オレンジ色のLEDが点灯する。Vscodeなどで文章を作成するためにタイピングしているときには、タッチパッドの誤動作がないので便利だ。



スティックはこの機種にはもう付属していなかったので、家に備蓄してあるThinkPadのトラックポイント(赤ポッチ)を付けてみることにした。トラックポイントは嵩高いので、適当な長さに切って装着してみたが、あまり違和感なく使える。ただディスプレイと干渉する恐れがあるので、閉じるときには眼鏡用レンズ拭きをかぶせるようにした(爆)



無線LANを即座にオフしたり、サウンドのミュートボタンもある。

■ここにいちばん惹かれた、ハードへのアクセスの超簡単さ
この機種の最大の魅力は、ロックボタンを解除してアンダーパネルを簡単に外せる構造で、メモリ増設やSSD/HDDの交換、内部構造の確認がとっても簡単なこと。アンダーパネルのネジを外す構造は、ネジをナメたり、部品を破損したり、組みなおしたときになぜかネジが余ったりしてしまう。


これがこの機種の最大の魅力かな。

内部構造を見てみると、ファンのほこりはほとんど付着していない。



■ハードウェア


▼WiFiカード

Intel(R) Dual Band Wireless-AC 7265
5GHz 最高速 867 Mbps
なかなか受信機能は高く、実効速度400Mbps前後を計測する。

▼SSD/256GB
SanDisk SD6PP4M-256G-1006 - 238.47 GB(SATA3.0=6Gbp/s)
現在のSSDと比べると計測上は遅いが、体感上はあまり変わらないだろう。CristalDiskinfoでチェックしてみると、エラーは出ない。
総使用時間も5160時間だ。

▼RAM
16GB(8GB  Samsung 1600MHz/8GB  Micron 1600MHz)
デュアルメモリーなのにメーカーが違うんだけど(汗

▼2.5インチ7mm厚のHDDスロットは空きスロット

SATA2.0(3Gb/s)なので速度は遅め。たしかSATA2.0のSSD(128GB)が転がっているので、装着するのも一興。
ただ最近は無線ルータのUSBスロットに装着したUSBドライブ128GBを簡易NASとして使っているので、共有フォルダーとしては簡易NASが便利。バックアップSSDとして使うことになるかな。

▼これはなに?

電源アダプターにまで、なにやらUSBポートがある。
hp トラベルアダプター(65W)という種類で、本体は薄く、ケーブルは本体から分離でき、USBポートもある。だから「トラベルアダプター」というんやね。なかなか芸が細かい。


■ディスプレイ
フルHD(1920×1080)の解像度でIPS方式のパネルを採用。もともとそれほど輝度が高いディスプレイではないだろう。ディスプレイの劣化は経年相当で、最高輝度から3番目くらいの輝度でほどよい画面となる(最高輝度だとまぶしすぎる)。
14インチのNotePCではフルHDの解像度が適当だろう。とはいえ老眼なので、表示スケールを150%(推奨)に設定。

■重量 1.7kg
ソファや座椅子で、膝上でまさしくラップトップとして使うには上限の重さ。汎用性は15.6インチ以上のNotePCに軍配が上がるが、多くは2kg以上の重さになり、さすがにラップトップとして使うのは無理。
この文章も、座椅子で日本酒を飲みながら、膝上でタイピングしている(苦笑

■OSはWindows 10 Pro 64bit


CPU
Intel(R) Core(TM) i7-5600U CPU @ 2.60GHz

ビデオ
Intel(R) HD Graphics 5500
AMD FirePro M4150 グラフィックメモリー 3,922 MB

かなり快適に動作する。ゲームもせず、動画も扱わない私には、爆速モバイルワークステーションといえようか。

ちなみにUSB起動ドライブからLinux Mint 20.03を起動してみたが、普通に起動・動作する。
この機種はWidows11には対応していない。

Windows 10 Home and Pro

    2015 年 7 月 29 日 サポート開始
    2025 年 10 月 14 日 サポート終了

Windows 11 Home and Pro (Version 21H2)

    2021 年 10 月 4 日 サポート開始
    2023 年 10 月 10 日 サポート終了

の予定なので、3年半ほどWindowsPCで遊べるかな。それを過ぎたらLinuxマシーンにするのがベターだろうな。

■バッテリー
そうそう、中古PCは通常、バッテリーは保証対象外となっていることが多い。
㏋ Support Assistantでバッテリーチェックをしてみると、
サイクル数: 391 / 1000
設計容量: 4450 mAh
フル充電容量: 4212 mAh (94%)
となっている。計測はかなり甘めにバッテリ容量を表示しているが、意外と残量があったのはラッキーな感じ(中古でバッテリー残量80%以上あれば良品)。

ちなみに保証期間も上記アプリでみると
標準保証終了日 2019/02/03
HP Care Pack(延長保証)終了日 2021/02/03
となっていたので、発売日は2015年4月と古いが、この機種の仕様をみると、標準保証3年なので納品は2016年2月と逆算できる。ちょうど6年前の機種やね、わからんけど。

■サウンド
ステレオスピーカーやけど、まあそれなりのサウンドですね。

そこそこ遊べるモバイルワークステーションやね。
あとは鈍重になりがちなWindowsの設定を見直して、簡易NASなどを設定。
家族の共有フォルダーで老後の家計管理などをしていた。


インナー効果2021-12-16 21:30

最近は、妻のスマホ機種変更準備のためにアプリ設定やデータのバックアップをとったり、Linux Mint on ThinkPad X220のSSDがダメになった場合に備えて、バックアップソフトtimeshiftの設定をしたりしていた。

timeshiftのバックアップを試すため、ThinkPad T61上で実行したところ、バックアップされたが、FireFoxなどのブラウザがフリーズする。
いろいろ考えたが、よくわからない。

こういうときにかぎって、あさっての方向に行きがちで、なんやら人気の高いLinuxディストリビューション「Mx Linux」をT61にインストールしてみることにした。T61はかなり旧い機種なれど、大阪日本橋のジャンクショップ(現在は閉店)にて980円で買ったUSキーボードに換装しているので、なんとなく愛着がある。パソコンを大量に処分した際にも、X40/41とともに残した機種だ。




Mx LinuxのFluxbox32bit版をインストール。64bit版でも動くだろうが、軽さを優先。でもやはりブラウザでフリーズする。SSDをチェックしてもエラーはない。わからん。

ふとフリーズするのはSWAP領域に問題があるのではないか?と「free -m」コマンドで確認すると、なんとSWAP領域に172MBしか当てられていない。だめやん、これがフリーズの原因やね。

SWAP領域を書き換えて、通常の2GBに設定。フリーズは解消。でもなぜ172MBになっていたのだろう。

Mx LinuxはDebian系列なので、使い方には迷わないけど、Conkyやデスクトップパネルの設定は、自分で設定ファイルを書かなくても、いくつか選択できる便利さがあるようだ。T61は常用のPCではないので、試用のためのPCになるかな。




先日、のんびりとウォーキング中に隠居御用達のワークマンに立ち寄ってみると、
MEDIHEAL(R)(メディヒール)リカバリーWARM(ウォーム)長袖クルーネック
というインナーがあった。

「疲労を緩和する環境を整えるウエア
身体から放出されるエネルギーを独自の技術で繊維に練り込んだ高純度のセラミックスが吸収し、そのエネルギーを熱に変換・再放射することで、疲労を緩和する環境を整えます。」

という効能があるらしい。軽いし、肌触りもよいので、サイクリングの際のインナーとして使ってみることにした。

PCと向かってばかりではあかんので、昨日はカーボンバイクで午前10時過ぎに発進。小春日和。
下阿古谷にて。

初冬なれど青空。




ふるさと館、水月公園などに立ち寄って、午後3時過ぎに帰宅。
のんびりと73kmほど走った。やはりきもちいいね。


インナーはフィットして、ブラセボ効果だろうが、運動時の熱の調整がいいような気もする。1900円のインナーだからじゅうぶんだろう、もう一着追加購入の予定。

夜は、孫たちへのクリスマスプレゼント希望を息子たちから聞いて、ネットで注文。




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