「下妻物語」を再々度、見る2006-05-29 23:27

TVで「下妻物語」を見る。旧職場の先輩のお薦めで、映画館で「下妻物語」を見た感想は、「この映画なに?」。
とにかくそのポップさや色彩感覚になじめなかったのが正直な感想。
しかし、映画館に再度、足を運び見てみると細部もストーリーもそのポップな映像も、とても新鮮であることに気づいた。ポップでありながら「ヤンキーとロリータの友情物語」であるし。

ひさしぶりにTV版で「下妻物語」を見ると、やはり爽快な感覚がある。どこにもネガティブさがないんだよねぇ。
呆けたポジティブさではなく、虚無や孤立を経た上でのポジティブさがあるというのは穿った見方すぎるかな。

深田恭子が「げっ、わたし緊張してる」とか「げっ、わたし汗かいているj」とかいう場面が大好き。私も時折そのような感覚をあじわうから。
また、土屋アンナの魅力をこんなに引き出した映画もないだろう。
深田恭子が、関西弁で啖呵を切る場面は、直前の「キャリー」を彷彿させるシーンと相まってカタルシスを感じます(笑い)。

CF出身の監督作品というとこぢんまりとまとまっているという偏見があるけど、中島哲也監督には、それがないような。
新作「嫌われ松子の一生」も早く見てみたいなぁ。

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