スローダウンとロードバイク2011-11-15 22:16

人が生まれて20歳になる頃までは年々歳々成長し続け、何もできなかった赤ん坊が青年となる。
方や58歳ころから人は年々歳々年老いていく。いろいろな先達を見てきたけれど、58歳頃からガクッと老人の道に入っていく人が多い。青春/朱夏/白秋/玄冬と人生の端境期があるとすれば、58歳くらいが玄冬への入口かなって感じがする。

あの芸能人はあんなに若いじゃないかとか70歳でフルマラソンを3時間切って走った人がいるとか(次男からの伝聞)レアケースを挙げたって、あまり説得力もない。

ボクは2007年8月、54歳になる直前にロードバイクに乗り始め現在58歳4ヶ月のロートル。第1号(クロモリロードBASSO VIPER)で31,600km、第2号(カーボンバイクSENSIUM 300CP)で7,400kmほど走っている。

今までは月間最高距離は1,200km、1日の最高距離は自宅(尼崎)から日本海往復の256km。

ロードバイクは速く強く遠くへ自力で行くために生まれたツールなのは確かにそうだろう。でも哀しいかな、人は平等に老いていく・・・

ボクもスローダウンの時代に入っているんだなと思う。

そんな時、こんな本を読んでみた。
70歳のロードバイク―生涯自転車計画スタート!

70歳で楽しむロードバイクの世界。

老人だからこそのロードバイクの楽しみが紹介されている。うんうんと頷くことも多い。

ボクは28歳と25歳の息子たちと共に生きてきて、自分がどんどん年老いていくことを当然に受容できるようになってきたかな。だってよい服を着なくたってジーパンとTシャツだけで美しい立ち姿になるのは彼らの時代だとできない。

妙にアンチエイジングに凝ったり、何時までも若い人と張り合ったりするのは見苦しい。

無事是名馬で乗り続けるロードバイクスタイルがあってもいいんじゃないかな。

ただ、この本の著者長尾さんは「電動変速機」は大嫌いみたい。パソコンもデジカメもケータイもお持ちでないよう。

その点はちょっと違うな(まぁ好き好きだけど)。

「たとえ変速機にせよ『電気というエネルギーの助けを借りては、ジテンシャじゃないでしょう』というのがボクの考えです」(同書25頁)


でもアルテグラDi2で300km以上走ってみると、実はレーシーな人だけでなくシニア層こそ電動変速機の恩恵を受けるんじゃないかな。

握力が弱くなったり、俊敏さが低下していくのは加齢とともに逃れることができない。
この本でも筋肉はそれほど以前と比べ低下しないけど、心拍が上りなどでついてこれないと感じるシニア層が多い。人間はコンポ交換というわけにはいきませんし。


楽しい走りのためにアルテグラDi2を使ってもいいと思いますわ。

もちろんBBやフレーム内部に補助電動モーターができても拒否しますけど(苦笑)

もうアラ還なのでSlow Rideとロードバイクということも考えていきたいな。
それがこれからの生き方にも繋がっていくような予感がしています。


それとボクはギミックなものが大好きなので
カーボンバイクや電動変速機やThinkPadやLinux(ひょっとするとMacなど)も愛用していくような気もしてます。


雨・土曜・読書2011-11-19 20:32

平日は仕事ばかりで、合間に読書したくらい。

「資本主義卒業試験」
資本主義卒業試験 (星海社新書)
僕らの世代は高度資本主義(欲望資本主義)の恩恵も受けた最後の世代になるかもしれない。と同時に息子たちを含めた若い世代が活き活きと生きていける社会というのは必要だろう。
「所詮最後にモノを言うのは金だろう」「夢と愛が無いければ生きていけない」
「自分だけは巻き込まれない」という根拠のない言説に振り回されている時代。
資本主義とは何か、それを小説風に描いた新書。

当然全面的に同意するわけじゃないけど哲学的に考えていく著者の態度には好感を持てる。


「定本見田宗介著作集」
生と死と愛と孤独の社会学 (定本 見田宗介著作集 第6巻)
生と死と愛と孤独の社会学 (定本 見田宗介著作集 第6巻)

 見田社会学の全集が発刊された。熱心な読者じゃないけど、この本に収録されている「花と球根」はずっと私の人生の根拠になったように思う。

「今の若者は我慢が足らない」「甘く育てられたからすぐに仕事を辞める」などと根拠のない若者論が流布するのはいつの時代も同じ。

1965年当時の統計でも高卒就職者の50%以上が3年以内に離職している(これは現在も同じ)。そして休日の多い会社ほど離職率が低い(1965年の統計ですよ!)

見田社会学は戦後日本社会の変容と個々の自我意識をずっと分析してきた。
彼自身の選択による定本集は楽しみです。


コミック「孤高の人17」
孤高の人 17 (ヤングジャンプコミックス)

いよいよ最終巻。現実の森文太郎は遭難死しているが、もともと原作から離れ欲望資本主義の中での森文太郎を描いた本作がどのような結末を迎えるのか興味深い。

ああ、なるほど。このような結末か。

安易な希望ではなく、身勝手な絶望でもない。

初巻からこれも再読しよう。


今日は雨だったので、PC関係の散乱物を整理して理容店で短髪にする。
来月のボーナスで新しい(といっても中古)のThinkPadを買おうかとNetで下調べしたが、いまのX40+SSDでなんも困っていない。
だから先使いでアルテグラDi2へと換装していたのを忘れていた(苦笑)。

明日は天気が回復するようなのでロードバイクで走ってこよう。



三草山の才の神峠を経て長谷の棚田へ2011-11-20 23:41

今日は午前7時半起床。でも路面が昨夜の雨で濡れているので、乾くのを待ってからロードバイクで午前10時半過ぎに発進。

アルテグラDi2のプーリー付近から異音がして回転が渋いような気がするので、まず「伊丹のカンザキ」に立ち寄ります。

サエキ氏にチェックしていただいて、注油とプーリーの調整をしていただいた。
以前から考えていたツール缶をフレームに付けてもらおうと思ったがDi2のバッテリーと干渉してうまく設置できない。バンドを付けてもらい何とかツール缶を収納。
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サドルバックはロードバイクのSexyな後ろ姿を台無しにするので、外したかったんですよね。
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整備やヤヤコシイ事をしていただいてすんませんでした<サエキ氏

ショップを辞し、猪名川堤防道路ー県道12号線と北上。今日は北西風がかなり強い。
紫合の交差点で信号待ちしていると向かい側に自転車人やのさん発見!

ちょっと自転車談義。私のアルテグラDi2にも試乗して頂きました。
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フロントの変速はワイヤー式と比べるとDi2はかなり楽。リアはあまり変わりませんよねという、やのさんの感想は的確です。でもリアもある程度距離を走るとDi2はやはり楽です。
思えば20代に乗っていた丸石エンペラー(ランドナー)はWレバーだった。身体を捻らして変速する時代からずいぶんと進化したものです。

やのさんから色々役立つ情報を得て、阿古谷集落から猪名川CCへ。
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ちょっと休憩。紅葉を眺めます。
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槻並の集落を走る。前方に三草山が見えてきたので、唐突に才の神峠に行ってみようと思い立つ。
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槻並奥の集落。
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振り返ると北摂の里山が拡がる。
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集落を抜けると林道めいた道に入っていく。
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コンクリートの傾斜のきつい道が続く。
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途中、思わず押し歩き。

雑木林の黄葉。
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才の神峠に到着。
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才の神峠を下っていくと
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能勢の里山が拡がる。
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そして長谷の棚田
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上山辺の里道を走り浮峠を抜ける。
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雑木林の気持ちのよい道。
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猪名川変電所を通過して杉生へ。
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県道12号線と平行する里道を走って、強い追い風で県道12号線ー猪名川堤防道路と快走して午後5時前に帰宅。

今日の走行距離 86km

午後6時に長男と婚約者が来宅して自宅で3時間ほどワインなどを飲みながら食事。
ロードバイクの話は自制しました(苦笑)。

短い距離だったけど楽しいライド。調整してもらったDi2も快適。



僧川と武田尾2011-11-23 21:01

昨夜は居酒屋さんで軽く飲んで帰宅。今日は曇のち雨という天気予報だが起床すると晴天。リアルタイムレーダーを眺めると3時ころまでは雨雲が来襲しないみたいなので午前10時半、ロードバイクで発進。

猪名川堤防道路ー県道12号線と北上して猪名川沿いの12号線旧道に入ると、またまた自転車人やのさんと遭遇。

いつもの愛車TOEIのスポルティーフではなく、今日はカーボンバイクに乗っておられるではないか!
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2008年CERVELO RS

ちょっと跨がしてもらったが、よいバイクの予感。ロングライドにもいいんじゃないでしょうか。カンパのブラケットも握りやすい。
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ボクはしばらくはSENSIUMで遊びますけど。

やのさんと別れ、肝川旧道を走る。
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サドルバックを外しツールBoxにチューブなどを収納したので後ろ姿がスッキリとした。

多田銀山に行こうとロードバイクを走らせていると、やのさん情報で324号線が通行可というコトを思い出し久しぶりに僧川沿いを走ることにした。
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集落を抜けると

第2名神工事のための橋脚が現れる。
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いままでの雑木林と川沿いの道はズタズタに寸断され、工事車両用に新道が敷設されている。
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切畑への道も直登気味の新道。切畑を抜けて出合橋まで至る道も、新道が現れる。
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懐かしい道はもう一部にしか残っていない。
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この道を何十回と走っているが、工事前の道は記憶の中に残っていくのだろう。

出合橋から武田尾温泉へ。
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JR武田尾駅先のトンネルが通過できるようになっている。武庫川が氾濫して武田尾温泉街は大きな被害を受けたが、新しい橋に連結してトンネルが改築されたようだ。
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武庫川の流れ。
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武田尾温泉から上り返し(ああっ、しんど)佐曾利集落を抜け、波豆川沿いを北上。
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昼ケ岳南に拡がる隠れ里のような集落。
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行き止まりなので引き返し
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323号線から県道12号線に合流。

天沢寺に立ち寄り、いつもの願いことをします。
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紅葉なり。
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木津の和菓子処「うませ」に立ち寄り、和菓子を購入。
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今日は次男が福知山マラソンを走っているので、甘いものが必要でしょう。

県道12号線を走って帰宅。

今日の走行距離 90km

・小さな雨雲が通過したようだが雨には遭遇せず。究極の晴れ男である次男が福知山マラソンを走っていたので天気がもったのでしょう。
ちなみ今回の彼の記録は3時間3分。サブスリーも目前。子供の頃、山歩きに連れていくと歩くのを嫌がっていた彼はどうしたんでしょう(苦笑)

・今日は気温が下がったがオータムジャージと防風ジャケットを羽織っていたので寒さは感じず。でも帰宅後はちょっとうたた寝。

・26日土曜はロードバイクで走って、27日−28日は琵琶湖へ家族旅行。来月の週末は一泊2日のロードバイク旅行に行く予定。



朝からパンクしていたので2011-11-26 21:27

今日は絶好の秋日和。でも身体が重い。

ロードバイクを眺めると前輪がパンクしている。これは今日は家でゆっくりせよとのお告げと都合よく理解して、まったりと過ごすことにします。

まずは前輪のパンクの対処。前輪はローテーションしたコンチネンタルGP4000sだけど、7000km以上走っている。耐久性抜群のタイヤとはいえさすがに摩耗が進んでいる。

備蓄のタイヤをチェックしてみるとGP4000sと4Seasonのタイヤが各1本あるので、冬になるしグリップ力の強い4Seasonを装着することにした。

チューブを外してみると穴が開いている。このままチューブ・タイヤ交換すると固くて嵌めにくいので、タイヤのみをホイールへ装着。こうしておくとタイヤが伸びて不器用な私でも交換しやすくなります(笑)
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ついでフレーム部を掃除。

SENSIUM 300CPは塗装が綺麗なのでワックスがけ。
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fait mainはフランス語で「お手製の~」「手作りの~」の意味らしい。

アルテグラDi2で500km以上走ったけどバッテリー残量表示が50%以上あるので、1.000kmくらいは走れそう。
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明日からは琵琶湖へ一泊二日で家族旅行。奥さま以外は無計画男子が3人いるので、自転車と同様いきあたりばったり、ゆっくりと遊んできますわ。



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