逃れの街とブログ2007-01-15 22:39

内田樹先生のブログを愛読しているけれど
このエントリに書かれている「逃れの街(アジール)」という言葉はいいですねー。

内田先生は、こうおっしゃる。

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社会の均質化・規格化の圧力に対する「否」は、そのような圧力から逃れることのできる「小さな場所」を社会の片隅に構築するかたちで実現されるしかあるまい。 権力や財貨や情報や文化資本が差別化のために過度に機能しないような「逃れの街(アジール)」を同一的な社会の中の特異点として築くこと、それがかろうじて私たちにできることではないか。
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内田先生は、「女子大の存在意義」を援用する形で「逃れの街」を述べているが、他の言説を読んでいると「寺小屋的な機能」も重視しているようだ。

最近、Netも「逃れの街」じゃないかなという思いがする。

ブログを書くということは、組織の仕事や人間関係の中で同質性を求められる、やんわりとした強制力になじめていないところがあるからかも。
もちろん仕事はいやなことばっかりじゃないですけどねー。

自分の精神や肉体に「逃れの街」を造ること、そんな視点も大事にしていきたいな。


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