トゥラーダ ― 2011-04-23 11:44
今週は仕事や諸々のコトで疲労困憊。昨夜は早めに就寝して12時間睡眠。うつらうつらと残像に残らない夢を見ている状態。
ひさしぶりに心身共に調子がもうひとつだ。
今月発売の自転車雑誌も読む気にならないし、書店をブラブラしていると小説新潮5月号に近藤史恵サクリファイスのスピンオフ短編「トゥラーダ」が掲載されている。速攻購入。
今回は主人公白石誓(ちかう)がポルトガルのチームに移籍して、寄宿先の家族に勧められてトゥラーダ(闘牛)を見たことで体調を壊してしまう。そしてチームの同僚のドーピング問題。
超短編なのにまさしくStory Sellerの一編だ。
生きていると深い深い憎しみや失望に苛まれることがある。
でも
「悔恨や痛みが、なにかのエネルギーになることはぼくも知っている。それは決して幸せなことではないのかもしれないが、痛みに囚われたまま動けないよりはまだマシだ」(同書)
体調回復後、主人公チカの独白。
「寝込んでいる間、ずっと自転車に乗りたかった。マシンと一体になり、風に乗るように走りたかった。終わりのない苦しい山道でさえ、愛おしかった。
最近、特に思う。結局のところぼくは自転車で走ることだけが楽しいかもしれない、と」(同書)
ドーピング問題に対し、チカやエース・ミッコのとる態度がロードレーサーらしい。
ロードレースを対象とした長編連載を小説新潮12月号から近藤さんは開始予定。「サクリファイス」「エデン」に続く小説が誕生するんだ。楽しみ。
今日は午後から所用で大阪に出かけ、雑用をすませ
明日は天気が回復するようなのでロードバイクに乗りたい。
ひさしぶりに心身共に調子がもうひとつだ。
今月発売の自転車雑誌も読む気にならないし、書店をブラブラしていると小説新潮5月号に近藤史恵サクリファイスのスピンオフ短編「トゥラーダ」が掲載されている。速攻購入。
今回は主人公白石誓(ちかう)がポルトガルのチームに移籍して、寄宿先の家族に勧められてトゥラーダ(闘牛)を見たことで体調を壊してしまう。そしてチームの同僚のドーピング問題。
超短編なのにまさしくStory Sellerの一編だ。
生きていると深い深い憎しみや失望に苛まれることがある。
でも
「悔恨や痛みが、なにかのエネルギーになることはぼくも知っている。それは決して幸せなことではないのかもしれないが、痛みに囚われたまま動けないよりはまだマシだ」(同書)
体調回復後、主人公チカの独白。
「寝込んでいる間、ずっと自転車に乗りたかった。マシンと一体になり、風に乗るように走りたかった。終わりのない苦しい山道でさえ、愛おしかった。
最近、特に思う。結局のところぼくは自転車で走ることだけが楽しいかもしれない、と」(同書)
ドーピング問題に対し、チカやエース・ミッコのとる態度がロードレーサーらしい。
ロードレースを対象とした長編連載を小説新潮12月号から近藤さんは開始予定。「サクリファイス」「エデン」に続く小説が誕生するんだ。楽しみ。
今日は午後から所用で大阪に出かけ、雑用をすませ
明日は天気が回復するようなのでロードバイクに乗りたい。
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