芦生の森から(5)七瀬谷から芦生村落へ ― 2005-08-07 14:26

テントから起きると、快晴。ガスバーナーで湯を沸かし、インスタントコーヒーを飲む。持参の黒砂糖を囓る。コーヒーの苦さと黒砂糖の甘さがマッチしている。
今日はトロッコ道ではなく由良川を下流まで渡渉していくことにする。
渡渉しきれないところは岩場を越えたり、流れにはいって進んでいく。
倒木が道をふさいだりしていて、その上を乗り越えていく。
ザックが重いので、バランスに注意する。魚の姿がすぐ見える。
はじめて由良川源流部をつめて、岩谷まで歩いたとき、へつり・ミニ滝の高巻きがいくつかあり、ひどく緊張した。岩谷でテント設営すると、爆睡してしまったほど。
今回は下流にむかっているので、のんびりと川の流れと心地よさを満喫する。
芦生の集落がちかづくトロッコ道に、水場がある。
地中で濾過されて流れ落ちる水は、冷たくおいしい。
ポリタンクに2リットルいれ、家に持ちかえることにする。
芦生の集落につき、バス停でバスの時間を確認すると、やはり平日でないとバスはない。
食料はまだ残っているので、由良川河川敷近くでもう一日テント泊しよう。携帯電話はつながらないので、公衆電話から家に連絡する。
いつもふらっと山にいってしまうので、家人もなれたもの。あすは、山越えして京都にでよう。
芦生公民館前でぼーっとしていると、地元のおじいさん(70歳代かな)に話しかけられる。
なんとこの人、廃村灰野の最後の住人だという。
二十歳まで灰野にすみ、わたしが灰野でテントを設営した対岸に家があり、農家(米作)をしていたとのこと。
対岸は、いまはすっかり森になっている。
炭焼き跡は、地元の人がしていたのではなく、岐阜から炭焼き職人がきて、山に住み炭焼きしていた、そして盆などの時は岐阜に帰っていたという。
「食料は?」と聞くと、炭焼き職人の親方が差し入れていたのだと。杣人(そまびと)の話は興味が尽きないなあ。
さあ、明日は街に戻ろう。
そして、街でも生きていこう。
今日はトロッコ道ではなく由良川を下流まで渡渉していくことにする。
渡渉しきれないところは岩場を越えたり、流れにはいって進んでいく。
倒木が道をふさいだりしていて、その上を乗り越えていく。
ザックが重いので、バランスに注意する。魚の姿がすぐ見える。
はじめて由良川源流部をつめて、岩谷まで歩いたとき、へつり・ミニ滝の高巻きがいくつかあり、ひどく緊張した。岩谷でテント設営すると、爆睡してしまったほど。
今回は下流にむかっているので、のんびりと川の流れと心地よさを満喫する。
芦生の集落がちかづくトロッコ道に、水場がある。
地中で濾過されて流れ落ちる水は、冷たくおいしい。
ポリタンクに2リットルいれ、家に持ちかえることにする。
芦生の集落につき、バス停でバスの時間を確認すると、やはり平日でないとバスはない。
食料はまだ残っているので、由良川河川敷近くでもう一日テント泊しよう。携帯電話はつながらないので、公衆電話から家に連絡する。
いつもふらっと山にいってしまうので、家人もなれたもの。あすは、山越えして京都にでよう。
芦生公民館前でぼーっとしていると、地元のおじいさん(70歳代かな)に話しかけられる。
なんとこの人、廃村灰野の最後の住人だという。
二十歳まで灰野にすみ、わたしが灰野でテントを設営した対岸に家があり、農家(米作)をしていたとのこと。
対岸は、いまはすっかり森になっている。
炭焼き跡は、地元の人がしていたのではなく、岐阜から炭焼き職人がきて、山に住み炭焼きしていた、そして盆などの時は岐阜に帰っていたという。
「食料は?」と聞くと、炭焼き職人の親方が差し入れていたのだと。杣人(そまびと)の話は興味が尽きないなあ。
さあ、明日は街に戻ろう。
そして、街でも生きていこう。
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