38年2020-02-14 12:34

2020年2月13日〜14日

13日(木)

4月上旬の気温予報、暖冬にもほどがある。

クロモリロードで宝塚の図書館に向かい、本を返却して、出雲旅行の案内本を借りる。

図書館の駐輪場にロードバイクを駐めると、私より年配の男性から声を掛けられた。
「この自転車は高そうやけど20万円くらいするの?」

関西人はまずは値段から聞くのが常套句みたいだ(苦笑
さりげなく「そこそこの値段です」と答えることにしている。

男性曰く、「孫がこんな自転車を買って欲しいと言うんやが、高いしなー」
「お孫さん、当然若いでしょうから10万円くらいのスポーツ自転車でええんちゃいますか」と答えるわたくし。

先日はコンビニでロードバイクを駐めて、珈琲を飲んでいると
おなじような老人に「こんなにサドルが小さくてお尻が痛くならんの?」と聞かれる。

その老人は高齢のため車の運転免許証を返納して、日常の足はクロスバイクに乗っているとのこと。
「長く乗ると尻が痛くてたまらんのや。もっとクッションのあるサドルに換えようと思ってる」とのこと。

ここで蘊蓄がましく「サドルは座るものではなく、お尻を支えるものです」などと言ったら奇異な顔をされるので、にこやかに微笑することにしている。

図書館から阪神尼崎までのんびり走る。

妻が焼き鳥を食べたいというので、三和商店街にある焼き鳥専門店に向かい、唐揚げ、串の焼き鳥などかなり買って1800円ほど、安いね。バックパックに入れて、帰宅。

夕食としていただくと、味付けが甘辛くボリュームもある。
猪名川町の中元かしわ店の串はあっさりめで美味だけれど、がっつり食べたいときはこちらの焼き鳥もいいかもしれない。

最高気温20度近く、梅も咲き始めた。



走行距離 30km

14日(金)
以前、雑誌を読んでいると、高慢で下品そうな女性作家が、京都の女性と対談していて「じぶんは京都の名家のお嬢さんと友人なのだが、あなたもお付き合いあるの?」とやたらマウントしようとしてくるのに対して、相手の「ご縁がないものでして・・・」という返答がとても素敵だなと思った。

「ご縁がない」
いい言葉やね。隠居生活は、人間関係も消費生活も削いでいくのが基本となるので、愛用したいと思う言葉だ。

曇天、そしてまもなく雨が降りそうだがまだまだ暖かい。

雑誌を読む。

アスリートが好きな音楽が列挙されているが、ヒップホップ系は当然知らないので、Amazon Musicで検索、何曲か聴いてみた。老人にはテンポが速すぎるね。AK-69とかC&Kなど新しい音楽を聴く。



バリバリの筋肉ヲタク系雑誌。やはりグレートトラバースの田中陽希氏のように、見せる筋肉ではなく、使う筋肉を身体にまとっているアスリートが素敵だなと思う。

40代、重いザックを背負って単独行で登山していた頃が、私のピークだったので、里山をちょこっと走るのが分相応だろうな。

朝一番、妻から義理チョコをいただく。ひっそりとした老夫婦になりつつあるので、昨日の結婚記念日は焼き鳥で自宅で飲んでいたわけで。


以前節目の結婚記念日に京都で食事したがその後、京都は外国人観光客が多く、オーバーユース状態、かつ不動産賃料の値上げのせいだろう、どの店も軒並みランチでも1万円近くのコースしかなくなっていたので、敬して遠ざけるようになった。

食も以前よりは細くなっているので、居酒屋でゆっくりと飲むのがいいでしょう、年金生活者にとっては家計にも優しいし。

今宵は三宮で旧職場の有志と食事会。20代の女の子が居酒屋を予約してくれているが、当人がインフルエンザで急遽不参加、体調維持が難しい季節だ。

大貫妙子氏のエッセイ経由でこの本を読んでいる。松家氏の小説は初めて。描かれている古い家の描写を読んでいると、大学時代に下宿していた日本家屋を思い出した。当時でも築40年近く経っていたような旧い居宅で、構造が独特な日本家屋。いまも現存していて、築80年以上は経っているのではないか。

その日本家屋のことは、読了後、ブログでも書いてみたいな。

隠居生活にはいると、現役の頃より、学生時代や少年時代を思い出すことが多くなる。




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