装丁が自転車の小説 ― 2009-02-16 23:59
最近、小説の装丁に自転車が描かれている作品が目につきます。
少年時代=自転車というイメージが装丁に使いやすいのかもしれません。少年時代、セミドロップのハンドル(片側レバー、5段変速)で隣町の入り江や海岸線、峠を越えて走った記憶が鮮明に残っています。
あの時の感覚は、いまロードバイクで北摂の峠などを走っていても、同じように感じることができます。
先日、ポタリング仲間と食事しているとき「asyuuさんはどうしてロードバイクに乗り続けるの?」って聞かれて、「少年時代の感覚がいつも甦ってくるからかな」とオヤジらしく答えていました。
ロードバイクを中心においた本の装丁にはこんなものもあります。
同じ作者の他の本はこんな装丁。かなり自転車に入れ込んでますね。
そして定番の自転車小説の装丁。
そして自転車乗りの内面みたいなものを描いた作品。芥川賞の候補にもなりました。
きわめつけはやはりこれでしょう。風とロードバイクを描いた見事な装丁だとあらためて感じます。
信号待ちでロードバイクを停めているとき、自動車に乗っている子供がじっと私を見つめている。下校中の小学生たちが手を振ってくれるときがある。ママチャリの中学生に競争を仕掛けられたときがあります。さすがにオヤジライダーとはいえ、ロードバイクですから振り切りますー笑。
坂道を上っていると自転車に乗った小学生に「おっちゃん、すごいな」と声をかけられたりします。
一般の人から見ると「自転車乗りの宇宙人のような奇異なスタイル」も彼らにとっては、純粋に自転車に乗る人なんでしょうね。いつまでも子ども心を喪わない大人なんて気持ち悪いけど、ロードバイクに乗るときは子どものように好奇心いっぱいの人になりたいですね。
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