村上春樹「羊をめぐる冒険」とリアルタイムカウンター2007-10-26 00:05

仕事に集中したせいか軽い躁状態みたいだ。昨夜は午前4時まで寝つけず音楽を聴いていた。3時間睡眠で仕事に突入し夜8時頃まで残業。同僚もおなじ状態のようだから、みな少し集中しすぎなんだろう。
家族も帰宅が遅いので、仕事を終えてありふれた中華料理屋でミニ唐揚げをつまみに生ビールを飲む。

ほろ酔いになって三宮の夜景を眺めながら、ひとり帰る。

■村上春樹「羊をめぐる冒険」読書中。
村上春樹全作品 1979~1989〈2〉 羊をめぐる冒険

いま読み進めている村上春樹の「羊をめぐる冒険」は、箴言と乾いたユーモアと怜悧な孤独の文章で溢れている。

妻と別れたときの、主人公の独白。

彼女にとって、僕は既に失われた人間だった。たとえ彼女が僕をまだいくらか愛していたとしても、それはまた別の問題だった。我々はお互いの役割にあまりにも慣れすぎていたのだ。僕が彼女に与えることができるものは何もなかった。彼女にはそれが本能的にわかっていたし、僕には経験的にわかっていた。(同書38頁)

若い女友達が「別れた恋人は死んだも同然ですから」とおっしゃるのを聞いて、とても納得したことがある。なるほど私たちは死んでいくのだ。その点、男はちょっと未練たらしいな。未練たらしくないと「冷たい人」と言われる。どっちにしても、まぁよい点は付かないもんだ。

そしてきりのないままに僕は乳牛を憎みはじめ、乳牛は僕を憎みはじめる。それがいとみみず宇宙だ。そんな宇宙から脱げ出すためにはもう一度べつの象徴的な夢を見るしかない。(同書94頁)

リアルの日常生活では解決不可能な、あるいは解決すべきことでもないことが問題になることがある。ほんと「いとみみず宇宙」だ。意味はないのに、時間と空間を占める。さて私にとって「べつの象徴的な夢」ってなんだろう。おぼろげながら見えてきているが、幻影かもしれない。

彼女はソファの手すりに載せた首をほんの少しだけ曲げて微笑んだ。どこかで見たことのある笑い方だったが、それがどこでそして誰だったのかは思い出せなかった。服を脱いでしまった女の子たちにはおそろしいくらい共通した部分があって、それが僕をいつも混乱させてしまうのだ。(同書183頁)

女の子から見ると、服を脱いだ男の子たちにも共通した部分があったのだろうか。気になる、でも、ほんとどうでもいいことだ・・・。

などと妄想満開で読み進めている・・・。

■リアルタイムカウンター


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それにしても私のブログって、静かなブログだなぁ。
まぁこんな訳のわからんことを書きなぐっているので当たり前ですね。

今週末はロードバイクに乗るか、山に登りたいな。


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