一打ち惚れ=メカニカルキーボードVGN S992025-04-13 15:57

自転車乗りとして、究極の自分用サドルを求めて、さまざまなサドルを試すことを「サドル沼」という。まあ、たいがいは満足するサドルなどには出会えない。
それなら身体を自転車にあわせたほうが早いのでは?と思ってしまう。
とはいえ私もなんどかサドルは交換しましたけどね。

PCヲタクにも、究極の自分用キーボードを求めて、さまざまなキーボードを買いあさる「キーボード沼」があるようだ。

私は、長文を作成したり、プログラミングをしたりするわけでもないので、とくにキーボードにこだわりを持っているわけじゃない。
ただThinkPadのトラックポイント付きキーボードが好みなので、ブログ更新などはLinux Mint 21.3 on ThinkPad X220で文章を作成することが多い。X220はクラシックキーボードというタイピングしやすいものなので、購入後14年も愛機として現役だ。

中華タブレットや中華ミニPCには、Bluetooth式ThinkPad トラックポイント・キーボード(日本語版)や有線式ThinkPad トラックポイント・キーボード(US版)を適宜使ってきた。
とくに難儀していた訳じゃないけれど、名機といわれるHHKBキーボードに、トラックポイント付きキーボードがラインナップされている。
このHHKB Studioはキーボード中央にポインティングスティック、スペースキーの下に3つのマウスボタンを配置しており、ThinkPad トラックポイント・キーボードと親和性が高いようだ。
HHKBはメカニカルキーボードだし、いちど実機を触ってみたいなと思い、ヨドバシ梅田に行ってみた。

残念ながらHHKBキーボードは取扱対象外のようだったが、ひさしぶりに立ち寄ったキーボード売り場、さまざまなキーボードが陳列されている。聞いたこともないメーカーが多いけど、私が知らないあいだに、中華キーボードのメーカーが増加しているようだ。

「 もう両手をキーボードから離さない。高感度な静電容量式ポインティングスティック搭載のマウス操作も可能なメカニカルテンキーレスキーボード」をうたい文句にするキーボードが陳列されていたが、ThinkPad トラックポイント・キーボードの代替にはならない感じ。キータッチもメカニカル特有のカチャカチャした感じで、好みじゃない。

高価なREALFORCEシリーズも、あの「スコスコした」キータッチ感がかえって私には人生の哀愁を感じる(苦笑
いや、たぶん長時間タイピングするにはよいキーボードなんでしょうけれど。

どれも購入するほどのモノはないなあと売り場を去ろうとして、「そうだ、ゲーミングキーボード売り場が別にあるな」と思い立ち、そのコーナーに立ち寄ってみた。
ゲーミング用だけあって、とがったキーボードが多いけれど、コンパクト版もけっこう陳列されている。
配色のキレイなキーボードが目に付いたので、タイピングしてみると、「なんじゃ、こりゃあ!」と思うほどタイピング感しっくりとするキーボードだ。

VGN ワイヤレス ゲーミングキーボード S99 Aurora Ice Cream Glazing Green (メカニカル 静音 リニアスイッチ 2.4GHz無線/Blueooth/有線対応 英語配列 )

フルキーボードほど大きくもなく、キーの配列もそれほど変則的ではない。タイピングもひっかかりが無く、なめらか。
まさしく「一目惚れ」ではなく、「一打ち惚れ」です。ちょっと頭を冷やすため、帰宅してから、YoutubeやAmazonでレビューなどをチェック。結局、Amazonで注文して昨日到着。

開封。
地味な箱に入っているんやなと思って開封すると、もうひとつの箱が出てきた。


丁寧に包装されたキーボード。キーボード下にはUSB接続ケーブル・交換キー・キーキャップ引き抜き工具などが同梱された箱が入っている。


なかなかよい色合いだけど、キーボードうしろのロゴの意味がわからない。


説明によると
VGN S99は「98% Layout with 99 Keys」と呼ばれるレイアウトが採用されたキー数99のキーボード。コンパクトな99キーのレイアウトといい、テンキーを搭載し、かつ104キーキーボード比でスペースを20%セーブできるという。重量:1.2kgもあり、膝に乗せるとそこそこ重い。でもThinkPad X220の重さと変わらないね。



簡単なマニュアルが添付されている。表紙は中国簡易字体だが、中身は日本語の解説。


キーボード裏面のポケットに無線用USBレシーバーが入っている。無線・有線・Bluetoothの切り替えスイッチ。


Bluetooth接続はCPU100%になると反応しなくなったり、日本語入力時にチャタリングが生じたりする場合があるので、とりあえずは無線接続で使っている。接続は安定している。

ゲーミングキーボードだから「無駄に」イルミネーション機能がある。専用アプリでイルミネーション機能やキーマッピングの一部を変更できる。でもこの「無駄さ」を好ましいと思いますね。


ということで、中華ミニPC+55インチTV+無線式メカニカルキーボード+Bluetooth式マウスというWindows環境でしばらく遊ぶ予定。

中華ミニPC用のキーボードは当面これで使っていく予定だけど、液晶付きキーボードが中華製品として、これから多く出現してくるのではないかと予測している。
このキーボードなど、めちゃ食指が動く。「キーボード沼」には入りたくないけど、「キーボード海」には気持ちよく入ってみたいですね。

関係ないけど、村上春樹『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』のピクチャーブックを図書館で予約していたことを思い出した。キーボードに一目惚れしたせいやろうか。




春を待つ2025-03-20 21:20

ぼーっと春を待つ隠居生活。ボケずに、あまり身体に違和感なく生活していくかが最近の主眼になりつつある。
2月は夫婦でたぶん感染性胃腸炎になり、食欲減退で2週間ほど体調がよくなかったけれど、なんとか復活したようだ。
最近は友人と京都に遊びに行ったり、大阪で昼飲みなどをしていた。
(京都の素敵な喫茶店にて)


(大阪山王美術館)


(大阪城梅林にて)

(小春日和、大阪城を望むテラスで生ビールを飲む。)


寒いとやたらPC,ガジェット周りを再構築したくなる傾向がある。

今年に入って安物のガジェット類を新たに導入した。

■スマートバンド

シャオミ(Xiaomi) スマートウォッチ Redmi Watch 5 Active
こぶりなXiaomi Smart Band 8を常用していたけれど、画面が小さいので2インチ画面のこのバンドを併用することにした。Band 8にはない機能(Bluetoothによる電話会話ができる、文字ベースだがAlexaを使える)が何気なく便利。

(左Smart Band 8、右Redmi Watch 5 Active)

寝るときはActiveは大きすぎるので腕から外して、Band 8と専用アプリをリンクさせて睡眠管理をしている。バッテリーは2週間ほど余裕でもつ。

■中華ミニPC
やたらノートパソコン、ガジェット類がそのへんに転がっているが、Widows10とリビングの55インチ4Kテレビをミラーリングしてみた。古いノートパソコンなので4Kには対応していないので、「4KテレビとPCを繋ぐなら中華ミニPCでいいんじゃね?」と思いつき、Amazonで怪しげな中華ミニPCをずっと観察していた。
ある時間帯にとんでもないクーポン割引がついていたので、即ポチった。

(前面にUSB3.0ポートと電源ボタン)


(裏にはTYPEーC×2,HDMI×2,USB2.0×2,LANポートなど満載)

中華ミニPCはOSのライセンス、耐久性などかなり怪しげだが、現時点では問題なさそう。Windows11 Proのライセンスはリテール板、ほんまかいな。マルウェア、バックドアなどを、BIOSやUEFIや独自ドライバーに潜まされたら、一般ユーザーは気づきようがない。ただそこまで手のこんだことはしないだろうと達観している(苦笑。
クリーンインストールはおまじないにすぎないかもしれないし。
(HDMIケーブルは付属品ではなく、1.5mの製品を別途用意した)


(筐体はロゴもなく、シンプル。WindowsのセットアップにUSBキーボードを利用しないとセットアップに難儀してしまう)

さすがに4K+HDRの動画はコマ落ちするけれど、 ネット閲覧、テキスト作成などの通常作業だと、余裕に動く。

Youtubeでチルミュージックを聞きながら、epub本を読みながらWSL+Ubuntuでコマンドを打ったりすることができる。まさしく自己満足の世界。

■現在の常用ガジェット環境
(1)中華タブレット(Android14)+Bluetooth接続日本語トラックポイントキーボード(日本語設定にてまどった)。


(左下に中華タブレットとトラックポイントキーボード)

Net閲覧などはやはり簡便。文章作成は、Jota+トラックポイントキーボードがいいみたい。Chromebook上では、日本語入力の際にチャタリングが生じて使い物にならなかったが、Androidでは問題なし。

(2)55インチ4Kテレビ+中華ミニPC+USB接続英語トラップポイントキーボード(Bluetoothキーボードは接続不安定で、チャタリングが生じてしまう)。

(トラックポイントキーボードは旧式だけれど、タイピングしやすい)

(3)ドコモスマートフォン


古すぎでぼちぼち新機種を探索中。

(4)スマートウォッチ

スマホからの通知機能が便利。LINE通話に対応していないのは、ちょっと残念。

(5)Remo Mini


ホームリモコン。真夏に帰宅する前にクーラーをスマホからONにできるのは、とっても便利。
それ以外は、あまり使い道が思い浮かばない。

(6)Amazon Echo Show5

妻が台所で食事の準備をする際に、音楽を聴いているみたい。

(7)ASUS Wi-Fiルーター

USBポートに128GBのUSBメモリーを装着して、簡易NASを設定。データ類をバックアップしたり、夫婦各自が作成する資料(家計簿、財産目録、確定申告添付書類など)の共有場所として利用している。

以上、けっこう自分でもようわからんガジェット環境になっている。まあ機嫌よく動けばよしとしよう。
常用していないガジェットは

(1)Linux Mint 21.3 on ThinkPad X220

2011年から使用。ThinkPadは壊れないね。ブログや画像処理などの最終更新はこれがやはり便利。もうなくなってしまった7段クラシックキーボードの最後の機種というのも離れられない理由のひとつ。この文章もX220で整理してブログにUpしている。

(2)Windows10+Linux Mint 21.3(2つのSSDにそれぞれインストールしてデュアルブート)on  ZBook 14G2

使うこと少なく、Widows10のサポートが今年10月で終了するので、Linux専用マシンとするか検討中。

(3)MxLinux 23.1 on Asus X205TA


軽量(980g)でバッテリーも8時間ほどもつ。CPUがAtomと非力なので、OSのUpdateや重い動画ではさすがに動作が鈍重。
テキストファイル専用マシーンとするほうが多分しあわせ。

(4)Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
Chromebookは帯に短したすきに長しという感じかな。Androidアプリとの互換性ももうひとつ。ただ画質がいいのでネット閲覧には便利。

ちなみに押し入れには遙か昔のThinkPad X40,X41が積み上げられています。

そして、昨夜は神戸三宮で交遊歴30年と女友達らと会食。メンバーのひとりが早めに定年後の再雇用から今年3月末で卒業するので、その祝賀会も兼ねてよく食べ、飲みました。落ち着いたら5月頃に、このメンバーで一泊二日の滋賀旅行に行く予定です。



花起こしの雨2024-03-29 21:53

桜の開花前に降る雨を「花起こしの雨」と呼ぶらしい。風情のある名称なれど、冷たい雨が続いた。桜を目ざまさせるよりは、開花を止めてしまうような雨。

なんとなく調子が狂ってしまうね。

天候が持ち直した日に、シクロクロスで多田銀山まで走ってきた。
(定点観測 肝川旧道)





村上新田の地道を北上。


里山も春めいてきた。


このため池にはモリアオガエルが産卵できそうな雰囲気があるけれど、どうだろう。


前日の雨で、水の色は濁り色だ。



多田銀山跡をシクロで走っていると、山道でなにかこすれるような音がした。山道から、60歳前後の男性が下りてきて「すみません。オートバイが倒れたので、起こすのを手伝ってくれませんか」と話しかけられた。すこし山道を上ると、荒れたコンクリート道に新車の250CCバイクが倒れている。バランスを崩して転倒したが、ライダー本人は怪我はないとのこと。


袖すり合うも多生の縁、転倒したバイクをいっしょに引き起こす。さすがに二人だと簡単に引き起こすことができるようだ。
善をなせば、回り回ってよいこともあるでしょう。「お気をつけて」とライダーに声をかけてから、シクロで里山を走る。

県道12号線旧道沿いのエドヒガンも開花が例年よりかなり遅れている。



60Kmほどのんびりと走った。
グラベルは少ないけれど、シクロで走ると楽しいのは確か。

雨の日が続いたで、居室ではLinux Mint 20.3を21.3にUpgradeした。HP ZBook 14 G2 Mobile WorkstationとThinkPad X220という今となってはレトロなノートPCにてLinux Mint 20.3を走らせているが、来年4月にはサポート期間が終了するので、ボケていないうちに21.3にUpgradeした次第。
これで2027年4月までサポート期間が延長された。ハードが故障しないかぎり、2年ほどはボーッとしておれるだろう。


Upgradeにそれぞれ数時間要したけれど、大きなトラブルもなく(いくつか設定をしなおしたけど)、あいかわずサクサクと動く。デスクトップ環境はRegolith 3.1にUpgrade。こちらもいちばん使いやすいデスクトップ環境かな。

明日はのんびりとランドナーで走って、週末は「小さな旅」にて花見に行く予定。桜、あんまし咲いてないけど。




「人生」はあるけど「生活」はない2022-03-23 22:08

隠居なので「人生」はあるけれど、「生活」はない。子育てしたり、仕事をしたり、人づきあいをするという「生活」が希薄になっている。

孫守したときに次男の長女(4歳4ヶ月)から絵手紙をもらったり、
メッセージが判読不能やけど(..;)

10kmほど日々ウォーキングしたり。

なんかよさげな銭湯発見



ここ最近していたこと。

Zbook 14 G2上でM2.SSDにWindows10 ProがOSとして存在し、SATA2.128GB/SSDをデータ領域としていたが、やはりLinuxをインストールしたくなった。OSはLinux Mint 20.3。このままSATA2に無頓着にインストールすると、M2.SSDのWindows10領域に設定ファイルが書き込まれてしまう。

カスタムインストールでそれを避けることができるけど、煩雑。
ということで「物理的に」M2.SSDを取り外して、Windows10に設定ファイルが書き込まれないようにしてから、Linux Mint 20.をインストール。
Zbookはスライドスィッチひとつで、底面パネルを外してSSDなどにアクセスできるのが魅力やね。



Zbook起動時にF9を押し続けるとブート選択画面が出てくるので、「Ubuntu」を選択するとLinux Mintが起動する。

デフォルトではWindows10が起動する




事前にUSBメモリーに保存していたThinkPad X220上の設定のバックアップをおこなう。クローンのような完全さはないけれど、重要な設定を引き継ぐことができる。

日本語入力は、「腐ってもATOK」ということでATOK X3 for Linuxを下記の記事を参考にインストール。





設定途中で再起動するとLinuxが起動しなくなるので要注意。

Emacs上のMozcではインライン入力できないのでストレス。ATOKはEmacs上でもインライン入力できるし、変換精度はいまだにMozcより優れている。

ZbookのスティックポインターにThinkPad TrackPointのクラシックドームを装着してみた。Zbookのポーインターには嵩高い形状だけど、スティック基部の形状は相似形。



設定を変えると、キーボード配列がUSキーボードになったり、CapslockをCtrlと変更した設定が戻ってしまうので、下記のコマンドで再設定。

$ localectl --no-convert set-x11-keymap jp pc106 "" ctrl:swapcaps

コマンドで確認すると、日本語キーボードの配置となり、CtrlをCapslockを入れ替えもできている。

asyuu@ZBook:~$ localectl status
           System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
              VC Keymap: jp106
              X11 Layout: jp
                                X11 Model: jp106
                                X11 Options: ctrl:swapcaps

ちゃんと設定を反映している。

ZbookをWindows10 Pro(M2.SSD)とLinux Mint 20.3(DEはRegolith)のデュアルブートにしたけれど、結局Linuxを起動することが多くなる。

Zbookは適度に枯れたPCなので、Linuxがサクサクと稼働するね。



Linux Mint 20.3 on ThinkPadが夏には爆熱状態になるので、排熱処理が比較的よいZbookを夏場には使うことが多くなるかな。



3回目のワクチン接種とZbook2022-03-04 23:01


3月2日(水)
コロナワクチン3回目の接種。いろいろと自分なりに考えて1−2回と同様のファイザーワクチンを2月上旬に予約していた。午前、集団接種会場へクロモリロードで向かう。会場の間口は狭いが、館内はけっこう広い。スタッフのテキパキとした対応で、スムースに接種完了。ありがたいことです。

午後はまったりと過ごす。左腕の接種部にかすかに鈍痛があるのは、いままでの副反応と同様だ。
副反応を気にするよりは,ほかのことに集中したほうがよいだろう。Zbook 14 G2の設定にかかる。


まずはWindows10のインストールメディアをUSBドライブに作成した。内蔵SSDが突然逝ってしまった場合のバックアップ用OS。

でいろいろと調べていると、この機種の内蔵SSDの規格がかなり特殊であることに気づいた。

M2 SSDにはtype2280(22×80), type2260(22×60), type2242(22×42)という三種類の規格があって、M.2 SSDで一番品数が多いのはtype 2280。type 2242はIntel NUCやGIGABYTE BRIXの無線LANカードなどで使用されているそうな。

この機種にはtype2260が内蔵されている。

SanDisk SD6PP4M-256G-1006

かなりマイナーなサイズのようで、現在はほとんど利用されておらず、アマゾンでも販売は少ない。
いにしえのThinkPad X40/41の1.8インチHDDを思い出すね。
アマゾンでよくわからないメーカーのSSDが販売されているが、博打っぽい。とりあえずはデフォルトのSSDを使っていくことになるだろう。
ただ、デフォルトのSSDを取り外してみると、筐体は先代のZbook 14と同一。Zbook 14は2242のSSDを使っているので、対応するネジ穴がこの機種にもあるような気もする。



3月3日(木)

義母の電気あんかが故障したとのことで、点検のためクロモリロードで義母宅へ。
チェックしてみると、電源が入るもいつまでたっても暖かくならない。40年以上、使っているので故障しても不思議はない。その場でAmazonをスマホでチェックして、適当な電気あんかを注文。翌日、午前中に義母宅に届くようにした。

義母宅を辞して、クロモリロードで帰っていると、妙に身体が怠い。接種翌日にくる副反応のようだ。前回も2回めに同じような症状があったのに、すっかり失念していた。帰路に今日は妻の誕生日なので、ケーキ屋さんでおひなまつりケーキなどを買って帰宅。

身体がダルイので、2時間ほどベッドで午睡。夜には気だるさはだいぶ無くなってきた。

夜はZbook 14 G2に余っていたSSDを増設。底面をリリースするボタンをずらすと、ワンタッチで内部にアクセスできる。



2.5インチのSSD/HDDを内蔵できるが、SATA2 3Gbps/sの能力しかない。



余っているTOSHIBA THNSNC128GCSJ 128GBのSSDを装着




SATA2(確か当初のThinkPad X220に内蔵されていたもの)で、機能的には分相応なSSDといえようか。

認識はすれど、起動ファイルが入っているので、全ドライブをフォーマットできない。たしかWindows7が入っていたSSDなので、OS起動用に設定された「EFI システム パーティション」をフォーマットできない。このままではDドライブ「EFI システム パーティション」、Eドライブ保存領域となってしまう。ここは先達の教えに従って、下記の記事を参考に、Dドライブ(CドライブはWindows10がプレインストールされている)としてフォーマットできた。

CristalDiskinfoで計測してみると、CドライブのM2 SSDの3分の1くらいの能力かな。まあHDDよりは速いといえよう。

M2.SSD

SATA2 SSD


遊べるモバイルワークステーションやから、それなりにおもしろいPCやね。

内部にアクセスしやすいのは、やはり便利だ。

3月4日(金)
クロモリロードで散策。もういつもの身体に戻ったようだ。


2016年のMobile Workstation2022-03-01 21:45

凡々な隠居生活。2月には大阪日本橋の中古PCショップや近場のPCショップをのぞいたりしていたが、魅力的なPCがない。

母艦であるLinux Mint 20.03 on ThinkPad X220は、8年以上経過するのにバリバリの現役だし、最近のXシリーズもキーボードが劣化していて、食指が動かない。

先日、近場の中古ショップをのぞいたら、妙に魅力的なノートパソコンが店頭に陳列されている。機種名は「hp ZBook 14 G2」。聞いたこともない機種だが、法人用で使われていたモバイルワークステーションのようだ。1月に妻用のWindows11 PCをhpのオンラインストアで購入したが、個人販売用のPCではないので、hpのオンラインショップでも出てこない。法人用のリース経過分が市場に出てきているようだ。


ネットでこの機種を調べてみると、かなり魅力的。
発売は2015年4月。じゅうぶんにロートルな機種だけれど、枯れたPCには趣きと安定性がある、たぶん。レビュー記事や動画をみると、内部のハードウェアに容易にアクセスできる構造になっている。
そして私の大好きなポッチ(ThinkPadでいうトラックポイント)とテンキーなしの14インチモバイルワークステーション。

欲しい意欲が高まっていく。

で先日、近場の中古ショップで該当機種に通電してもらい、筐体や動作をいちおうチェックして4万円弱で購入。

さっそく動作環境などをチェックする。

■外観

マグネシウム合金やアルミニウム、まわりをラバー樹脂でかこって、なかなか質実剛健な雰囲気。



■ポート類

ポート類もけっこう充実(機能はそれなりにふるいが)。


右側面には奥側(写真右側)からACアダプター端子、ドッキングコネクタ、Gigabit Ethernet、USB 3.0×2、DisplayPort、音声入出力が並ぶ。USB 3.0ポート2基の下にはSDカードやMicroSDカードスロットも備える。
ただ、ショップでも説明があったが、Gigabit Ethernet(有線LAN)は破損している。使用頻度は少ないので、まあいいか。



左側面には奥側(写真左側)から盗難防止ロックポート、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×2(奥側は電源常時供給)、Smart Cardリーダが並ぶ。

スマートカードリーダーって何に使うんやろ。

■キーボード、トラックポイントに似たもの(入力環境はたいせつ)
ポインティングディバイスにThinkPadのトラックポイントに似たスティックとタッチパッドが装備されている。キーボードのタッチ感も、いまふうのペコペコタッチではなく、日本語キーボードも頻度の高いキーは余裕があり、Enterキーもやたらでかい。軽量化のためキーボードの配置が窮屈となっているNotePCが多い中で、なかなかタイピングしやすいキーボードだ。


キーボードのバックライトも2段階で点灯する。



タッチパッド上下には左右クリックボタンがあり、キーボード入力時でもマウスクリックがしやすい。上部のクリックボタンは、スティックを使うときに併用すると便利だろう。
タッチパッドの左上にシミみたいな点があるので、タッチパッドの劣化と思っていたら、左上をダブルタップするとタッチパッドがオフとなり、オレンジ色のLEDが点灯する。Vscodeなどで文章を作成するためにタイピングしているときには、タッチパッドの誤動作がないので便利だ。



スティックはこの機種にはもう付属していなかったので、家に備蓄してあるThinkPadのトラックポイント(赤ポッチ)を付けてみることにした。トラックポイントは嵩高いので、適当な長さに切って装着してみたが、あまり違和感なく使える。ただディスプレイと干渉する恐れがあるので、閉じるときには眼鏡用レンズ拭きをかぶせるようにした(爆)



無線LANを即座にオフしたり、サウンドのミュートボタンもある。

■ここにいちばん惹かれた、ハードへのアクセスの超簡単さ
この機種の最大の魅力は、ロックボタンを解除してアンダーパネルを簡単に外せる構造で、メモリ増設やSSD/HDDの交換、内部構造の確認がとっても簡単なこと。アンダーパネルのネジを外す構造は、ネジをナメたり、部品を破損したり、組みなおしたときになぜかネジが余ったりしてしまう。


これがこの機種の最大の魅力かな。

内部構造を見てみると、ファンのほこりはほとんど付着していない。



■ハードウェア


▼WiFiカード

Intel(R) Dual Band Wireless-AC 7265
5GHz 最高速 867 Mbps
なかなか受信機能は高く、実効速度400Mbps前後を計測する。

▼SSD/256GB
SanDisk SD6PP4M-256G-1006 - 238.47 GB(SATA3.0=6Gbp/s)
現在のSSDと比べると計測上は遅いが、体感上はあまり変わらないだろう。CristalDiskinfoでチェックしてみると、エラーは出ない。
総使用時間も5160時間だ。

▼RAM
16GB(8GB  Samsung 1600MHz/8GB  Micron 1600MHz)
デュアルメモリーなのにメーカーが違うんだけど(汗

▼2.5インチ7mm厚のHDDスロットは空きスロット

SATA2.0(3Gb/s)なので速度は遅め。たしかSATA2.0のSSD(128GB)が転がっているので、装着するのも一興。
ただ最近は無線ルータのUSBスロットに装着したUSBドライブ128GBを簡易NASとして使っているので、共有フォルダーとしては簡易NASが便利。バックアップSSDとして使うことになるかな。

▼これはなに?

電源アダプターにまで、なにやらUSBポートがある。
hp トラベルアダプター(65W)という種類で、本体は薄く、ケーブルは本体から分離でき、USBポートもある。だから「トラベルアダプター」というんやね。なかなか芸が細かい。


■ディスプレイ
フルHD(1920×1080)の解像度でIPS方式のパネルを採用。もともとそれほど輝度が高いディスプレイではないだろう。ディスプレイの劣化は経年相当で、最高輝度から3番目くらいの輝度でほどよい画面となる(最高輝度だとまぶしすぎる)。
14インチのNotePCではフルHDの解像度が適当だろう。とはいえ老眼なので、表示スケールを150%(推奨)に設定。

■重量 1.7kg
ソファや座椅子で、膝上でまさしくラップトップとして使うには上限の重さ。汎用性は15.6インチ以上のNotePCに軍配が上がるが、多くは2kg以上の重さになり、さすがにラップトップとして使うのは無理。
この文章も、座椅子で日本酒を飲みながら、膝上でタイピングしている(苦笑

■OSはWindows 10 Pro 64bit


CPU
Intel(R) Core(TM) i7-5600U CPU @ 2.60GHz

ビデオ
Intel(R) HD Graphics 5500
AMD FirePro M4150 グラフィックメモリー 3,922 MB

かなり快適に動作する。ゲームもせず、動画も扱わない私には、爆速モバイルワークステーションといえようか。

ちなみにUSB起動ドライブからLinux Mint 20.03を起動してみたが、普通に起動・動作する。
この機種はWidows11には対応していない。

Windows 10 Home and Pro

    2015 年 7 月 29 日 サポート開始
    2025 年 10 月 14 日 サポート終了

Windows 11 Home and Pro (Version 21H2)

    2021 年 10 月 4 日 サポート開始
    2023 年 10 月 10 日 サポート終了

の予定なので、3年半ほどWindowsPCで遊べるかな。それを過ぎたらLinuxマシーンにするのがベターだろうな。

■バッテリー
そうそう、中古PCは通常、バッテリーは保証対象外となっていることが多い。
㏋ Support Assistantでバッテリーチェックをしてみると、
サイクル数: 391 / 1000
設計容量: 4450 mAh
フル充電容量: 4212 mAh (94%)
となっている。計測はかなり甘めにバッテリ容量を表示しているが、意外と残量があったのはラッキーな感じ(中古でバッテリー残量80%以上あれば良品)。

ちなみに保証期間も上記アプリでみると
標準保証終了日 2019/02/03
HP Care Pack(延長保証)終了日 2021/02/03
となっていたので、発売日は2015年4月と古いが、この機種の仕様をみると、標準保証3年なので納品は2016年2月と逆算できる。ちょうど6年前の機種やね、わからんけど。

■サウンド
ステレオスピーカーやけど、まあそれなりのサウンドですね。

そこそこ遊べるモバイルワークステーションやね。
あとは鈍重になりがちなWindowsの設定を見直して、簡易NASなどを設定。
家族の共有フォルダーで老後の家計管理などをしていた。


春、遠からじ2022-02-20 21:17

寒いので実質冬眠中。とはいえクロモリロードで散策したり、新しいPCチェックのためパソコンショップをのぞいたりしている。
矢倉緑地にて

淀川と梅田のビル街

「主観としての自分」と「客観(老人)としての自分」に齟齬が生じやすい年齢になったので、すっきりした隠居生活のためこの一ヶ月にしたこと。

■会社のOB会を脱退した。
雇用延長の際に、制度が未確定のままOB会に加入したが、まもなく隠居生活も4年が経過する。個人的な友人は別として、旧組織に愛着はまったくないので脱退手続きを電話でした。「ちなみになぜお辞めになるんですか?」と聞かれたので「終活と身辺整理」と答えると、なんとなく鼻で笑われた(苦笑

■我が家のファイナンスプランナー
次男が上の娘を連れて遊びに来た際、孫娘はなぜか私になついているので、孫娘と遊んでいるあいだ、妻が今後の経済生活を次男に相談していたようだ。先日、次男がExcelで作成したバランスシートをプリントアウトして、来宅。なにやら私たち夫婦の老後生活(経済面)についてアドバイスしてくれた。

我が家は夫婦の年金+貯蓄で隠居生活をおくっている。
年金は■老齢厚生年金 □老齢基礎年金(国民年金)という構成であるが、

私(68歳)
        ■■■■□□(老齢厚生年金+基礎年金)受給

妻(3月で65歳)
        ■■■■(老齢厚生年金のみ)受給

次男の提案は「妻が基礎年金(国民年金)を繰り下げ申請するのがベター」ということ。
1ヶ月繰り下げることに0.7%,5年間繰り下げ申請すると42%、70歳以降の年金が増加する。
ただし82歳までに亡くなると、受給総額は少なくなる。
投資ではなく「おもわず長生きしてしまった際の長寿用」って感じかな(苦笑

コロナ禍のため、我が家の支出もかなり減っているので、とりあえず妻の基礎年金部分は繰り下げ申請することにした。コロナ禍が落ち着けば、支出も増えるだろうから、その際に繰り下げ申請したらいいだろうとシンプルに考えている。

コロナ禍でなかなか会えないけれど、気が置けない友人らと旅してお酒を飲んで、信頼できる息子たち、そして隠居生活できるお金があればそれなりに生活できるだろう、たぶん。

■映画

活字も読み進めると倦んでくる、地上波のTVは喧しい、音楽もいいけど、そういえば映画見てないなと思って映画関係の雑誌を読む。
最近の日本映画、どうしてこんなに量産化できるんだろうと思っていたら、利益と忖度の循環社会となっていて、TV・雑誌・コミック・地域発啓蒙映画などなど、内輪で利益を循環させるという仕組みになっているようだ。雑誌、新聞・地上派TVとともに衰退していくのか?

それでも2月になってからは、プライム会員なのでアマゾンプライムビデオを観たりしている。

台湾映画、インド映画、いにしえの日活映画などなど


映画にまつわるエッセイも読んでいるけど、安定の春日武彦本。ひねっくれぷりと偏波ぶりがきもちいい。



■ガジェット
1月は妻のスマホ機種変更、Windows11・ノートパソコン新調をして、自分のガジェット類も増やしたいなと思い、何度かPCショップなどを巡ったが魅力的な機種がない。
ずーっとThinkPad X220を使っているけど、頑丈すぎで壊れる気配がない。Amazonを眺めていたら、WiFiカード Intel 6300AGNネットワークカードが販売されている。

X220に内蔵されているIntel(R) Centrino(R) Advanced-N 6205と比べると、最大300Mbsから450Mbpsに速くなるけど、配線が対応しているか分解してみないとわからない。それにスピードはそれほどUpはしないだろう。

そこで(飛躍するけど)、USB子機をAmazonで注文。2021 KIMWOOD Wifi usb 無線LAN 親機 子機 1300Mbps USB3.0 アダプター 2.4G/5G デュアルバンド。



国内版USB子機はLinuxに対応してない場合が多いし、高価。Maid in Chinaの出自のわからないUSB子機はLinuxに対応している場合が多い、経験則上。lsusbコマンドで確認すると、Driverはrtl88x2bu。ここはGitHubで先達が公開しているドライバーをインストール。

USB2.0のポートよりシグナルは強い。だが480MBしかポートが機能していない?


このUSB子機はUSB3.0対応だが、ThinkPad X220のポートはUSB2.0。エクスプレスカードスロットにUSB 3.0 -エクスプレスカード 54 mm アダプタ コンバータを装着して、USB子機を接続。USB 3.0 -エクスプレスカード2枚所有しているが(ずいぶん昔に買った)、小さい方はタイピングの際に、無線LANのUSB子機に触れそうになるので、大型のエクスプレスカードを装着した。

(このとき想像した老後よりは、なんとなく機嫌よく生きているかな、コロナは想定外だが。)

不格好だが、ギミック感満載。

残念ながら、装着精度が悪いのだろう、ときおり本体から勝手に外れることがあるので、PCを起動するたびにカード本体を装着し直している(爆


速度もそこそこUpした。





X220はSSD/250GB,RAM16GBとLinux Mint 20.3を稼働させるには十分のパワーがあるので、ついつい新機種を決めかねている。壊れないし。
ヨドバシ梅田とか日本橋の中古PCショップを巡回したが、ThinkPadも最近の機種、キーボードのタッチタイピングの底打ち感が強くなっているね。
持ち主と同様に老体となりつつあるX220だが、Net生活上ではまだまだ現役といったところ。

■春よ
今月末に妻が、来月上旬には私がコロナワクチン接種の3回目を予約している。3回ともファイザー製。
3月には寒さがやわらぎそうなので、旅もしたいね。



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