DVD「言の葉の庭」を観て少し走る2013-06-23 22:17

昨日は雑用があってロードバイクには乗ることができなかった。

今日はロードバイクで走ろうとサイクルウェアに着替えて空気圧をチェックしていると、雨が降ってきた・・・ 確か曇り空という天気予報だったはずなのに。


でそのまま待機状態でBSの「こころ旅」を観たり、UpdateしていなかったThinkPad T400のLubuntuをUpdateしたりする。
家の中にジャンクも含めて確か9台のThinkPadが転がっているので、近しき人に整理されるとどれかが行方不明になっている・・・

もちろん整理整頓の悪い自分の責任なのだが、今日もT400を探し出すのに一苦労。結局、タンスの上に鎮座していました(苦笑)

そしてAmazonで予約していたDVD「言の葉の庭」が郵便メールで到着。
劇場アニメーション『言の葉の庭』 Blu-ray 【サウンドトラックCD付】
映画館の大画面で観るべき映画なんだけど、細部を観るにはThinkPadの画面でもよいかもしれません。
もちろんDVDプレーヤを液晶TVに繋いでいるので、そちらがまだイイんですけどね。

映画館で見た時に、村上春樹の小説と親和性があるなと思っていたが、監督の新海誠は学生時代に熱心な村上春樹ファンだったようだ。

「秒速5センチメートル」では村上春樹の描く「喪失」に近いものがあったが、「言の葉の庭」ではセンチメンタルだけではなく家族の背景や人との繋がりが明瞭になってきた気がする。まさしく「デタッチメントからコミットメント」という感じ。

映像は感嘆するほど美しい。人物の背景や周囲にある雨の表現が場面ごとに異なっており、梅雨空が美しく感じられるようになります。

映像を見終わって、村上春樹の小説で描かれる雨の情景を思い出した。

「私も雨ふりのことを考えてみた。私の思いつく雨は降っているのかいないのかわからないようなような細かな雨だった。しかし雨は確かに降っているのだ。そしてそれはかたつむりを濡らし、垣根を濡らし、牛を濡らすのだ。だれにも雨を止めることはできない。誰も雨を免れることはできない。雨はいつも公正に降りつづけるのだ。」
(世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド)

「僕はその暗闇の中で、海に降る雨のことを思った。広大な海に、誰に知られることもなく密やかに降る雨のことを思った。雨は音もなく海面を叩き、それは魚たちにさえ知られることはなかった。僕はずっとそんな海のことを考えていた」(国境の南、太陽の西)


現実にうまく戻れない状態になっている頃、雨が上がり路面も乾いてきた。

ロードバイクで宝塚山手などを少し走ってくる。
雨上がりの緑が美しい。売布神社の境内でしばしボーッとする。

今日の走行距離 32km


Ubuntu on ThinkPadでは市販DVDを観るにはちょっと工夫が必要なので、ビデオ関係の設定も少しは理解できるようになった。
それにしてもBlu-Rayとか新しいデジカメなどにはトンと疎くなっている。





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