最近読んだ本2008-05-01 23:08

なんか平日は忙しいasyuuです。最近読んだ本などをちょっとピックアップ。


約束 (角川文庫 い 60-1)
泣かせる話のオンパレードだけど、あざとくなっていないのは石田衣良の筆力か。

コーヒータイム (のほほん絵本館)
コーヒー大好きな人にはお薦めの絵本。コーヒーを飲みながら喪われた時間と人を思おう。

おともだち
レトロでシュールなマンガ。

フラット革命
いまさらながらのWeb論。切り口が地に足が着いていて好ましい。

さてぼちぼちGWの予定(自転車、山歩き)も考えましょ。

GW初日にパンクorz2008-05-03 23:04

GW初日、午後からロードバイクで走りに出かけました。
今日は走りに専念しようとデジカメも持たず、北摂をめざす。

20Kmほど走った頃、後輪がぶれているのに気づく。確認してみると、後輪のタイヤがパンクしている。
ロードバイク3度目のパンク。神社が近くにあったので木陰でチューブ交換作業にとりかかる。

以前チューブを交換したときには最後の部分でタイヤを嵌めるのに苦労したが、今日はスムースに交換できた。
タイヤ(ミシュランPRO2)とホーイル(WH-5600)を交換したためだろうか。

でも携帯ポンプでは高気圧を注入することはムリっぽい。替えチューブが無くなったので、なんとか騙し騙し自転車ショップまで走る。
馴染みのショップがお休みなので、別のショップで替えチューブとCO2ボンベを購入。CO2ボンベ、ロングライド用にお守りとして持参しよう。

今日の走行距離【48.37】Km

・パールイズミの3D NEO パンツ、パッド部分がサドルTOUPEと相性がいいみたい。めちゃ快適に走ることができる。
・快晴、大好きな初夏を思わせる日だったのに、パンクのため消化不良の走りだった。明日はガッツリとロングライドしよう。

大和川、平群町を経て暗峠を走る2008-05-04 22:54

サクリファイス

暗峠(くらがりとうげ)」
返ってきた答えに少し驚いた。一般人は近くの人しかその地名を知らないだろう。奈良と大阪の県境にある、自転車好きにとっては有名な峠である。有名なのは、そこが恐ろしいほどの急勾配だからだ。
小説「サクリファイス」31頁

ということで今日は暗峠周辺を走ってきました。
淀川堤防沿い道路から桜宮公園CRに入る。桜の時には花見客で溢れていたが、葉桜となりすっかり落ちついている。


大阪城公園を抜けて上町台地に入ると、GWのためか街中に自動車の姿が見えない。


東大阪・八尾空港を経て大和川CRに行き当たる。


R183に入り山越えをする。今日最初の登りだがけっこうキツイ。
登ると斑鳩の山々を眺めることができる。


神社でひと休止。石仏があり柔和なお顔でした。


R168を北上し、いよいよR308(暗峠)に入る。「道幅1.8m」という標識が頻繁に現れる。暗峠は何度かハイキングで歩いたが、ロードバイクで登るとはその時は考えてもいなかった。奈良側からは傾斜が大阪側よりマシなはずだが、なんどか足を着いてしまう。54歳オヤジの限界か?

棚田の田植えが始まっている。


登り切ると平群、そして遠くに奈良盆地を眺めることができる。


峠の茶屋で休んでいると、通りかかった車の運転手が「急流滑りみたいな坂だー」って話している。ハイ、そのとおりです。

茶屋付近は昔の石畳の道。


ロードバイクで走ることはムリっぽい。それ以上に、大阪への下りが半端じゃない。カーブの連続、急勾配のためブレーキを握りっぱなしだ。指が疲れるので、下りで休憩を何度かいれるほどだ。大阪側から足を着かずに登る人はスゴイっす。

R15を西進し、焼き肉の香ばしい匂いがする鶴橋に目をつぶりながら上町台地・桜宮公園・淀川と経て帰路につく。

今日の走行距離【126.82】Km

・「ロードバイク 空気なければ ただの鉄」
昨日後輪がパンクしたが、今日は大丈夫だった。タイヤも点検したがガラスなどの異物はなかった。チューブが劣化していたのだろうか。後輪のチューブは交換したことがなかったので、チューブも4000km以上走るとダメなんかなぁ。
・日射し強く、たっぷり汗をかきました。夏大好き人間なので、おもしろかったす。でもグローブの部分だけ白いという奇異な日焼けの仕方。うーん、サラリーマンとしては問題かも。
・体重が61Kg台になってしまった。Viperに出会って10kg体重が落ちた。とくにウエストまわり。けっこう食べているんだけどなぁ。
・暗峠はキツイっす。しばらくはご遠慮します。
・明日は天候がもうひとつなので休養日の予定。明後日、都合がつけば京都の屋根ロングライドをしようかな。

小雨交じりにDVD/読書2008-05-05 21:24

昨日の初夏のような天気から、今日は時折小雨が降り肌寒さを感じさせる一日。家でDVDを見たり、本を読んだりする。

■DVD
HERO スタンダード・エディション
木村拓哉「HERO」の劇場公開版。検察官がこんなに捜査に従事するわけないじゃんと突っ込みを入れたくなるが、まぁ娯楽大作であるのは間違いないかも。

スパイダーマンTM3 デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) (初回限定豪華アウターケース付)
アメリカン・ヒーローはなぜこんなに辛気くさく悩むんだろう。
監督のサムライミは「死霊のはらわた」シリーズで第1作はスプラッタムービー、第2作はブラックコメディー、第3作はファンタジーモノというぶっとんだ映画を作っている。かなり好きですけどね。とくに第1作は「信じるものが間近な恐怖になる」という怖さを描いていて、とても印象に残ってる。

バイオハザードIII デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)
あいかわらず女性主人公がかっこいい。でも延々と続くB級ホラー・バタリアンシリーズがバカバカしくて好き。

ちなみに以上どれも、次男がレンタルしていたモノです(汗。

■本
イカ干しは日向の匂い
写真家には名文家が多い。直球で入ってくるような文章が多い。星野博美、藤原新也、小林紀晴などの文章がそうだ。今回読んだ武田花の文体も独特。都会の洒脱な街並みではなく、打ち棄てられたような地方都市の風景写真。三毛猫、不機嫌な男たち、不味い土産物など視点がユニーク。

Googleが消える日―情報学序説
表題はエキセントリックだがマジメっぽい本。

山を駈ける風になれ―北摂・丹波、マウンテンバイク紀行 (MY BOOKS)
本棚をゴソゴソ漁っていたら出てきた。平成11年1月1日初版。
確かこの頃低山歩きに凝っていて、MTBも始めてみようかと思っていた時期だ。北摂・丹波の魅力がしっかりと書かれている。北摂のミニ峠を走るのが好きなので、改めて読み直すといろいろな山や風景が蘇ってくる。
ロードバイクで北摂を飽きることなく走っているが、著者は北摂の魅力4点をあげる。
(1)京阪神各方面から近いこと(位置的条件)
(2)適度に交通の便が悪いこと(交通量が少ない)
(3)適度なアップダウンがある
(4)ルートがたくさんとれるエリアである

確かにそうですね。そして北摂から京都へ、芦生へ鳥瞰できるのが魅力的だと思う。

さて明日は天候が回復しそうなので、またまたロードバイクで走ってこよう。

5月の風とロードバイク2008-05-06 22:30

今日はまさしく五月晴れの一日。北摂のミニ峠を巡ってきました。
R12を北上し、猪名川町肝川「山の駅」でランチ。オーナーが元トライアスロンの選手ということで店の窓枠にも自転車の造形が飾られている。


トライアスロン用の自転車が天井から吊されている。
dscf3134

ボリュームあるカツカレーをいただき、峠巡りのエネルギー源にしました。

お気に入りの里山・槻並にはいると新緑の三草山がまぶしい。


神社で休憩したり、タンポポの花を眺めたり、槻並川でぼーっとしたりする。
dscf3139

dscf3152

R12をさらに北上し猪名川町杉生から篭坊温泉への登りへ。登り切るとそこは泉郷峠(480m)。西峠(470m)より標高があるんだ。
篭坊温泉はあいかわらずしっとりとした雰囲気。


後川から永澤寺、母子(もし)と走っていく。母子から青野川渓谷へ下るこの道を春夏秋冬眺めることになるだろうな。
dscf3164

ゆっくりしすぎたのでR308ー千丈寺湖ーR68ー千刈貯水池ーR12とひ
た走る。
途中信号待ちで隣にいた犬に愛想を振りまくが無視される・・・

今日の走行距離【118.21】Km

コースは
猪名川堤防ー多田神社ーR12ー猪名川町杉生ー泉郷峠(480m)ー篭坊温泉ー永沢寺ーR308ー千丈寺湖ーR49ーR68ー道の駅いながわーR12ー猪名川堤防

・湿度もなく爽やかな五月晴れと風の吹く一日。
・里山で塩辛蜻蛉をじっと見つめたりテントウ虫をつついたり、草むらに寝ころんだり私らしい走り方。
・立ちはだかる壁のような暗峠と異なり、北摂の峠はオヤジにやさしい。新緑の里山を眺めながら登っていくことができる。
・若い頃考えた「あるべき自分」と今の自分は違う。でも、ロードバイクに乗る時間とすこしの体力があれば、それもよしかもしれない。

柴崎友香「星のしるし」を読む2008-05-08 23:59

すこし残業して喫茶店でモンブランケーキと珈琲を前に読書。

文学界 2008年 06月号 [雑誌]
文芸誌を定期的に読んだりはしないが、注目の作品があれば時折購入する。
今月号の文学界に柴崎友香「星のしるし」が掲載されているので読んでみた。
彼女の小説の魅力は何なんだろう。薄っぺらい孤独でもない、なまぬるい優しさでもない。街で生きる感性みたいなものが好きなのかな。
今回は「きょうのできごと」のOL版?。舞台は奈良、大和川、石切神社とけっこうdeep。最近ロードバイクで走ったところばかりだ。

Meets Regional (ミーツ リージョナル) 2008年 06月号 [雑誌]
新しい食べ物やさんを開拓したいのでチェック本として購入。

明日も残業予定。ロードバイクに乗る体力はあるけど、仕事し続ける体力はあんましない・・・

白鳥和也・自転車小説集、Viper計量など2008-05-10 21:00

今日は冷たい雨の降る1日。週末ライダーなので、ロードバイクに乗ることができなくてガッカリ。

■自転車小説集
丘の上の小さな街で―白鳥和也自転車小説集 (えい文庫 167) を読む。

著者の白鳥さんの本、
自転車依存症 素晴らしき自転車の旅―サイクルツーリングのすすめ (平凡社新書) スローサイクリング―自転車散歩と小さな旅のすすめ (平凡社新書)
全て読んでいるが今までの著作は自転車エッセイだ。

初の小説集ということで正直、「自転車人気に便乗した蘊蓄・小説風エッセイなんじゃないの」と読み始めた。
ところがこの小説がおもしろい。自転車を全面に押し出さず、自転車をめぐる人間像をきちんと描いていると思う。

4つの短編で構成されるが
「CRANE(クレーン)」ではアメリカの現地法人に出向している技術者が、旧い変速機のルーツを巡り過去と現在を行き来する。

「雑木林の丘」
自転車に乗り始めた少年の感覚がよく描かれている。

「丘の上の小さな街で」
ランドナーで自転車旅行に出かけた主人公が小さな街で出会う謎の女性とフレームビルダー。挫折というキーワードを巡りながらも、感傷的でなく描かれているのが好ましい。

「ウェザー」
すこし偏屈な自転車乗りと夫婦で旅行している人々の交流。互いに節度をわきまえた年齢でありながら、なぜか子どもっぽいところもある。表題とストーリーがうまくリンクしている。

私がいいなと思う小説は
・人や風景がきちんと描かれていること
・文章が肌に合うこと
・想像力を喚起させてくれること
などの要素を満たしてくれるものだ。

この小説はそれらを満たしてくれる。既刊のエッセイより読みごたえがある。

■Viper 計量
ホイール・ハンドル・タイヤなどをデフォルトと変更しているので計量してみた。
9.6Kg。ペダルなしでカタログ値9.4Kgだがこれはたぶん公称重量だろう。10Kgを軽く超えていると思っていたが、クロモリロードにしては軽くできあがったみたいだ。
それにしても体重計にViperともにのり、自分の体重を差し引いて計測している自分の姿は変だ(苦笑

■サドルバックに入れているもの
・替えチューブ1本
・タイヤレバー2本
・CO2ボンベセット
・アーレンキーセット
・チェーンカッター
・ツーリングマップル 該当頁
・携帯電話
・デジカメFinePix F31fd
・鍵
crops(クロップス) スパイダーX SV CP-SPD05-SV

・現金15,000円くらい

お金さえあれば最悪の場合でもポリ袋で輪行したりして、なんとか帰ることができるだろう。

さて明日は天気はすこしは回復するだろうか。


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