雨・土曜・読書 ― 2011-11-19 20:32
平日は仕事ばかりで、合間に読書したくらい。
「資本主義卒業試験」
僕らの世代は高度資本主義(欲望資本主義)の恩恵も受けた最後の世代になるかもしれない。と同時に息子たちを含めた若い世代が活き活きと生きていける社会というのは必要だろう。
「所詮最後にモノを言うのは金だろう」「夢と愛が無いければ生きていけない」
「自分だけは巻き込まれない」という根拠のない言説に振り回されている時代。
資本主義とは何か、それを小説風に描いた新書。
当然全面的に同意するわけじゃないけど哲学的に考えていく著者の態度には好感を持てる。
「定本見田宗介著作集」
生と死と愛と孤独の社会学 (定本 見田宗介著作集 第6巻)
見田社会学の全集が発刊された。熱心な読者じゃないけど、この本に収録されている「花と球根」はずっと私の人生の根拠になったように思う。
「今の若者は我慢が足らない」「甘く育てられたからすぐに仕事を辞める」などと根拠のない若者論が流布するのはいつの時代も同じ。
1965年当時の統計でも高卒就職者の50%以上が3年以内に離職している(これは現在も同じ)。そして休日の多い会社ほど離職率が低い(1965年の統計ですよ!)
見田社会学は戦後日本社会の変容と個々の自我意識をずっと分析してきた。
彼自身の選択による定本集は楽しみです。
コミック「孤高の人17」
いよいよ最終巻。現実の森文太郎は遭難死しているが、もともと原作から離れ欲望資本主義の中での森文太郎を描いた本作がどのような結末を迎えるのか興味深い。
ああ、なるほど。このような結末か。
安易な希望ではなく、身勝手な絶望でもない。
初巻からこれも再読しよう。
今日は雨だったので、PC関係の散乱物を整理して理容店で短髪にする。
来月のボーナスで新しい(といっても中古)のThinkPadを買おうかとNetで下調べしたが、いまのX40+SSDでなんも困っていない。
だから先使いでアルテグラDi2へと換装していたのを忘れていた(苦笑)。
明日は天気が回復するようなのでロードバイクで走ってこよう。
「資本主義卒業試験」
僕らの世代は高度資本主義(欲望資本主義)の恩恵も受けた最後の世代になるかもしれない。と同時に息子たちを含めた若い世代が活き活きと生きていける社会というのは必要だろう。
「所詮最後にモノを言うのは金だろう」「夢と愛が無いければ生きていけない」
「自分だけは巻き込まれない」という根拠のない言説に振り回されている時代。
資本主義とは何か、それを小説風に描いた新書。
当然全面的に同意するわけじゃないけど哲学的に考えていく著者の態度には好感を持てる。
「定本見田宗介著作集」
生と死と愛と孤独の社会学 (定本 見田宗介著作集 第6巻)
見田社会学の全集が発刊された。熱心な読者じゃないけど、この本に収録されている「花と球根」はずっと私の人生の根拠になったように思う。
「今の若者は我慢が足らない」「甘く育てられたからすぐに仕事を辞める」などと根拠のない若者論が流布するのはいつの時代も同じ。
1965年当時の統計でも高卒就職者の50%以上が3年以内に離職している(これは現在も同じ)。そして休日の多い会社ほど離職率が低い(1965年の統計ですよ!)
見田社会学は戦後日本社会の変容と個々の自我意識をずっと分析してきた。
彼自身の選択による定本集は楽しみです。
コミック「孤高の人17」
いよいよ最終巻。現実の森文太郎は遭難死しているが、もともと原作から離れ欲望資本主義の中での森文太郎を描いた本作がどのような結末を迎えるのか興味深い。
ああ、なるほど。このような結末か。
安易な希望ではなく、身勝手な絶望でもない。
初巻からこれも再読しよう。
今日は雨だったので、PC関係の散乱物を整理して理容店で短髪にする。
来月のボーナスで新しい(といっても中古)のThinkPadを買おうかとNetで下調べしたが、いまのX40+SSDでなんも困っていない。
だから先使いでアルテグラDi2へと換装していたのを忘れていた(苦笑)。
明日は天気が回復するようなのでロードバイクで走ってこよう。
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