一打ち惚れ=メカニカルキーボードVGN S992025-04-13 15:57

自転車乗りとして、究極の自分用サドルを求めて、さまざまなサドルを試すことを「サドル沼」という。まあ、たいがいは満足するサドルなどには出会えない。
それなら身体を自転車にあわせたほうが早いのでは?と思ってしまう。
とはいえ私もなんどかサドルは交換しましたけどね。

PCヲタクにも、究極の自分用キーボードを求めて、さまざまなキーボードを買いあさる「キーボード沼」があるようだ。

私は、長文を作成したり、プログラミングをしたりするわけでもないので、とくにキーボードにこだわりを持っているわけじゃない。
ただThinkPadのトラックポイント付きキーボードが好みなので、ブログ更新などはLinux Mint 21.3 on ThinkPad X220で文章を作成することが多い。X220はクラシックキーボードというタイピングしやすいものなので、購入後14年も愛機として現役だ。

中華タブレットや中華ミニPCには、Bluetooth式ThinkPad トラックポイント・キーボード(日本語版)や有線式ThinkPad トラックポイント・キーボード(US版)を適宜使ってきた。
とくに難儀していた訳じゃないけれど、名機といわれるHHKBキーボードに、トラックポイント付きキーボードがラインナップされている。
このHHKB Studioはキーボード中央にポインティングスティック、スペースキーの下に3つのマウスボタンを配置しており、ThinkPad トラックポイント・キーボードと親和性が高いようだ。
HHKBはメカニカルキーボードだし、いちど実機を触ってみたいなと思い、ヨドバシ梅田に行ってみた。

残念ながらHHKBキーボードは取扱対象外のようだったが、ひさしぶりに立ち寄ったキーボード売り場、さまざまなキーボードが陳列されている。聞いたこともないメーカーが多いけど、私が知らないあいだに、中華キーボードのメーカーが増加しているようだ。

「 もう両手をキーボードから離さない。高感度な静電容量式ポインティングスティック搭載のマウス操作も可能なメカニカルテンキーレスキーボード」をうたい文句にするキーボードが陳列されていたが、ThinkPad トラックポイント・キーボードの代替にはならない感じ。キータッチもメカニカル特有のカチャカチャした感じで、好みじゃない。

高価なREALFORCEシリーズも、あの「スコスコした」キータッチ感がかえって私には人生の哀愁を感じる(苦笑
いや、たぶん長時間タイピングするにはよいキーボードなんでしょうけれど。

どれも購入するほどのモノはないなあと売り場を去ろうとして、「そうだ、ゲーミングキーボード売り場が別にあるな」と思い立ち、そのコーナーに立ち寄ってみた。
ゲーミング用だけあって、とがったキーボードが多いけれど、コンパクト版もけっこう陳列されている。
配色のキレイなキーボードが目に付いたので、タイピングしてみると、「なんじゃ、こりゃあ!」と思うほどタイピング感しっくりとするキーボードだ。

VGN ワイヤレス ゲーミングキーボード S99 Aurora Ice Cream Glazing Green (メカニカル 静音 リニアスイッチ 2.4GHz無線/Blueooth/有線対応 英語配列 )

フルキーボードほど大きくもなく、キーの配列もそれほど変則的ではない。タイピングもひっかかりが無く、なめらか。
まさしく「一目惚れ」ではなく、「一打ち惚れ」です。ちょっと頭を冷やすため、帰宅してから、YoutubeやAmazonでレビューなどをチェック。結局、Amazonで注文して昨日到着。

開封。
地味な箱に入っているんやなと思って開封すると、もうひとつの箱が出てきた。


丁寧に包装されたキーボード。キーボード下にはUSB接続ケーブル・交換キー・キーキャップ引き抜き工具などが同梱された箱が入っている。


なかなかよい色合いだけど、キーボードうしろのロゴの意味がわからない。


説明によると
VGN S99は「98% Layout with 99 Keys」と呼ばれるレイアウトが採用されたキー数99のキーボード。コンパクトな99キーのレイアウトといい、テンキーを搭載し、かつ104キーキーボード比でスペースを20%セーブできるという。重量:1.2kgもあり、膝に乗せるとそこそこ重い。でもThinkPad X220の重さと変わらないね。



簡単なマニュアルが添付されている。表紙は中国簡易字体だが、中身は日本語の解説。


キーボード裏面のポケットに無線用USBレシーバーが入っている。無線・有線・Bluetoothの切り替えスイッチ。


Bluetooth接続はCPU100%になると反応しなくなったり、日本語入力時にチャタリングが生じたりする場合があるので、とりあえずは無線接続で使っている。接続は安定している。

ゲーミングキーボードだから「無駄に」イルミネーション機能がある。専用アプリでイルミネーション機能やキーマッピングの一部を変更できる。でもこの「無駄さ」を好ましいと思いますね。


ということで、中華ミニPC+55インチTV+無線式メカニカルキーボード+Bluetooth式マウスというWindows環境でしばらく遊ぶ予定。

中華ミニPC用のキーボードは当面これで使っていく予定だけど、液晶付きキーボードが中華製品として、これから多く出現してくるのではないかと予測している。
このキーボードなど、めちゃ食指が動く。「キーボード沼」には入りたくないけど、「キーボード海」には気持ちよく入ってみたいですね。

関係ないけど、村上春樹『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』のピクチャーブックを図書館で予約していたことを思い出した。キーボードに一目惚れしたせいやろうか。




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