ポートランド2020-10-11 22:44

2020年10月9日(金)
台風の影響だろう、冷たい雨。

今日はバスと電車で街をブラブラ。

車中で「雑貨の終わり」を読む。仕事をしていてよかったことと言えば通勤電車で読書できたこと。会社まで各駅停車で通勤していたが、確実に座れて30分ほど集中して読書できる。ときおり半休して京都まで出かけて、途中の電車、そして京都の喫茶店で読書して帰宅するということもしていた。

なぜか電車の中では読書がはかどる。電車の適度な振動、そして昼間の空いた時間帯(コロナのためより車内は静かになっている)にときおり車窓に目をやって読書、いい時間だ。


雑貨化する世界を評論するというより、私小説のような、村上春樹の短編に登場するような人物が表現されていて、説明しがたい魅力がある本。触発された目次は、

ふたりの村上
「Casa BRUTUS特別編集 音のいい部屋」で音楽部屋が公開されていたけど、センスのよい雑貨が配置されている。

アメリカ版村上春樹公式サイトでは書斎も公開されている。


この本でも紹介されているが雑誌「アルネ」の自室公開も珍しいことだったのだろう。この貴重な雑誌は手元にある。



村上春樹の小説は雑貨と比喩がふんだんに散りばめられた文章で成り立っている。まさしく文学の雑貨化、だからこそ村上の小説は深みがないとか、なにをいいたいのかわからないとか、男性のご都合主義を顕在化させているとか批判されるんだろうな、私はその意見には与しないけど。

雑貨化した世界のなかで、私小説とは違う、そして欲望のみに翻弄される人間を描く文学とは異なる分野を表現したのは村上春樹の小説ではないかなと思う。

雑にいうと最近の小説は深刻ぶっていて、面倒な人と対話している感じがする(苦笑

その内弁慶的な文壇小説が、世界では通用しないんだろうな、別に通用しなくともいいけど。


べつのポートランドで
雑貨とポートランドは対で語られることが多かったようだ。カルチャー的な雑誌では、自転車に優しい街として紹介されることも多く、フレームビルダーも多くいるようだ。
流行を起爆させようとする雑誌や執筆陣は、「ポートランド」を魅力的な雑貨化したかったんだろうが、それが褪せれば別の「ポートランド」を探し出して提示することになるのだろう。

水と空
「すべてをお金に変えてしまう資本の流れも、SNSのような数値化された人間関係のゲームもないところ。亀山さんと古いライカのあいだには、自分を救済するために、じぶんだけのやりかたで手にいれた、ひとと物との静かなつながりがあった。」(同書219頁)

夫を亡くした亀山さんは、夫の残したカメラ・ライカでひたすら近所の神田川の川面を撮り続ける。まさしく村上春樹の短編小説を読んでいるような感覚。

ポートランド関連で雑誌PaperSkyを再々読。
この号は秀逸やね。高知の田舎寿司も丁寧に紹介されているし。

あとポパイの「第2特集 自転車があれば。」を読む。

自転車乗りのスナップ写真が掲載されているが、日本人の愛車は総じて綺麗だが、外国の自転車はけっこう使い込んでいる(錆びて汚れが目立つともいう)。たぶん外国では自転車が盗まれることが多いので、使い込んでいると目立つほうがいいのかもしれない。

10月10日(土)

午前8時半から午後4時半まで孫2号の子守。
午前、武庫川河川敷などで1時間ほど遊ぶ。帰路、ママチャリのチャイルドシートでいつものごとく寝始めた。そのままでは危ないので、私が1kmほど抱いて帰宅。ちょっとした筋トレ、されど落とすわけにはいかないので慎重さも必要。

帰宅するとパチッと目を覚ます、昼寝時間45分。

昼食を食べさせ、室内で遊んだが退屈するので、再度、近くの公園へ連れて行く。
1時間ほど公園の遊具で遊ぶ。

帰宅後、お気に入りのぬいぐるみを抱いて、自分で午後2時半過ぎに眠り始めた。
そばで読書する。

午後4時過ぎに、長男と孫1号が来宅。午後4時半、孫2号、午睡から目覚める。

孫二人を入浴させて、午後6時から夕食。仕事を終えた、長男の奥さんも来宅。
午後8時過ぎに、長男夫婦・孫らが帰宅。

12時間に渡る子守、老夫婦、かなり疲れる(苦笑
とはいえ孫2号は喜怒哀楽のハッキリした男の子なので、順調に育って欲しいと願っている。

67歳と2歳


10月11日(日)
図書館の蔵書の延長・返却などはスマホアプリ・ジョルテで管理しており、そのスケジュール予定は前日の午後10時と当日の午前9時にMi Smart Band 4に通知されるように設定している。

にもかかわらず、宝塚市立図書館で借りている蔵書延長の処理を忘れていた。
昨日は孫の子守に集中していたからだろう(苦笑

クロモリロードで宝塚図書館へ。蔵書を返却。
それから伊丹市立図書館へ。準備されていた予約本3冊を借りる。


先日、クロモリロードのサドルを数ミリ上げた。長期間弄っていなかったが、すこし下がっているようで窮屈な感じ。サドルを上げて、シートポストにマーキング、ふむ、違和感はなくなった。

ワークマンでジョガーパンツを購入。ワークマンにしては4000円弱と高価(笑

晩秋、クロモリロードで散歩するには、使い回しのよいパンツみたいだ。

30kmほど、のんびりと散歩。

ポートランドは当然ながら、海外旅行にはしばらく行けないだろう。
でも近場の散歩だからこそ、ゆったりした時間を持てるかもしれないね。



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