人生のエネルギー ― 2020-01-27 19:23
2020年1月25日〜27日
25日(土)
クロモリロードで尼崎ー大阪市淀川区ー神崎川河川敷とのんびり走る。
三津屋商店街、大阪下町らしくアーケード・狭い商店街、庶民的でけっこう好きやね。
25日(土)
クロモリロードで尼崎ー大阪市淀川区ー神崎川河川敷とのんびり走る。
三津屋商店街、大阪下町らしくアーケード・狭い商店街、庶民的でけっこう好きやね。
フラフラ走っていると結局神崎川に行き当たり、川沿いを走る。
41km
有吉佐和子の死に方を描いた関川の文章が名文。
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サーモスタットのない人生(関川夏央)
私は実はこのたびはじめて有吉佐和子の小説を読んだ。あれだけの流行作家だったのに、なかなかその作品を買えない。ようやく特大書店で捜しあてたのだが、人は死んで三日たてば三百百年前に死んだと同じことになる、という山田風太郎の警句が身に沁みる思いだった。
有吉佐和子は速足で、また、靴のつまさきの内張に深い指の跡が残るほどに前のめりの人生を歩いた。誰でも人生のエネルギーは定量である。凡人はいたずらにそれを気化させて散じるが、非凡人たる彼女は燃焼効率よく集中して燃やし、多数の小説を書いた。しかし、才能に恵まれたかわり、彼女には体内のサーモスタットが生まれつき欠落していたから、肉体の加熱に気づかず、小説を生みだす体内の炎がついに彼女自身をも焼いた、私にはそんなふうに思えるのである。
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私は実はこのたびはじめて有吉佐和子の小説を読んだ。あれだけの流行作家だったのに、なかなかその作品を買えない。ようやく特大書店で捜しあてたのだが、人は死んで三日たてば三百百年前に死んだと同じことになる、という山田風太郎の警句が身に沁みる思いだった。
有吉佐和子は速足で、また、靴のつまさきの内張に深い指の跡が残るほどに前のめりの人生を歩いた。誰でも人生のエネルギーは定量である。凡人はいたずらにそれを気化させて散じるが、非凡人たる彼女は燃焼効率よく集中して燃やし、多数の小説を書いた。しかし、才能に恵まれたかわり、彼女には体内のサーモスタットが生まれつき欠落していたから、肉体の加熱に気づかず、小説を生みだす体内の炎がついに彼女自身をも焼いた、私にはそんなふうに思えるのである。
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「凡人はいたずらにそれを気化させて散じる」というのが私にぴったりで、かえってなるほどなと感心したほどだ。
26日(日)
午前、伊丹図書館に本を返却。近くのホールで来月のコンサートのチケットを購入。
義父の施設訪問、それを終えて、義母宅へ。所用をすます。
帰りに伊丹の長寿蔵で地ビールを飲む。
夕方、長男夫婦と孫が我が家で食事。2時間ほど我が家に滞在して帰宅。
「PUBLIC HACKS」を読了。

26日(日)
午前、伊丹図書館に本を返却。近くのホールで来月のコンサートのチケットを購入。
義父の施設訪問、それを終えて、義母宅へ。所用をすます。
帰りに伊丹の長寿蔵で地ビールを飲む。
夕方、長男夫婦と孫が我が家で食事。2時間ほど我が家に滞在して帰宅。
「PUBLIC HACKS」を読了。

公共空間が官民一体化で消費生活促進に邁進したり(その究極がカジノ政策ではないか)、「けしからん至上主義者」(ルールから外れることを許さなかったり、自分以外が楽しんでいることを不快に思ったり狭隘な精神をもつ人々)のために街が不自由になっているのは確かだろうな。
清潔でお行儀よくが過ぎると、「けしからん至上主義者」が跋扈することになるんだろうな。
「サードプレイス」という概念も興味深いけれど、「私的に自由にまちを使う」という視点も、隠居生活者から見ても魅力的かなとおもう。

27日(月)
天候不順。音楽を聴きながらウォーキング
西北ー甲子園口とブラブラ歩いて、11.6km
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