「あなたのための物語」 ― 2015-12-13 22:20
今日はカーボンバイクで午前10時過ぎに発進して、生瀬ー蓬莱峡と上っていくが、船坂に着いた頃はかなり汗をかいている。
船坂からダウンヒルしてR176と並行する有馬川沿いを走ろうとすると、工事中のため橋を渡れない。で、神戸市北区道場の旧道を走ってみた。
宿場町の面影がある。
船坂からダウンヒルしてR176と並行する有馬川沿いを走ろうとすると、工事中のため橋を渡れない。で、神戸市北区道場の旧道を走ってみた。
宿場町の面影がある。
なるほどね。
長尾川沿いにすこし西進。裏六甲特有の風景が広がる。でもなぜかしら私は北摂の里山の風景が好きだな。
三田の武庫川CRを北上して青野ダムへ。トイレ休憩して千丈寺湖周遊道路ー琴引峠ー切詰峠ー大坂峠を経て、猪名川町の和菓子処うませへ。季節の和菓子を買って、来年のカレンダーもいただきました。
追い風に乗って午後4時過ぎに帰宅。今日の走行距離 95km
走りながら昨日読了した「あなたのための物語」を反芻していた。
擬似神経制御言語ITPを開発した主人公サマンサは35歳で余命半年の難病にかかっていることがわかる。彼女と物語を書き続けるITP Wanna beの会話は、死をめぐる哲学論議のようだ。死に対する尊厳も希望もない文章が続くけど、高見に達した人ほど墜落の差は大きい、だからこそ死は灰色から暗闇へと墜落することだろう。
私も逆算すれば人生の三分の二以上は費やしてしまったので、ロードバイクに乗る時間も大切にしていかないと。
でも今日は蓬莱峡の上りで青息吐息でしたわ(苦笑)
伊藤計劃は「人という物語」で卓見を披露しているが、私のような凡人は自分の物語を粛々と紡いでいくしかない。だからこそ息子たちが結婚して子供をもって、それなりに幸せに生きていくことを素直に喜びとしているのだろう。
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