映画をめぐる小説「映画篇」そして「ロスト・シネマ」2007-08-01 00:01

映画篇

金城一紀の最新小説を購入。「GO!」の印象が強烈なので、それ以上の小説は困難なのではないかという余計な危惧がこの小説家にはついて回る。さて新作はどのようなものだろう。小説「対話篇」が静謐な小説だっただけに楽しみだ。
小説発刊とともに金城さんのHPも公開されている。


ロスト・シネマ―失われた「私」を求めて

こちらは小説ではなく映画評論集。
「喪失と迷いのテーマを描いた内外の近作映画30本」が紹介されている。 映画評論というよりは、良質な短編小説の感もある。
「ジョゼと虎と魚たち」や「嫌われ松子の一生」を喪失というキーワードで描いていく。なんか新鮮ですね。

この本を読んでいると、亡くなられたK先輩のことをつい思ってしまう。
K先輩は、この本で取り上げられた映画をほとんど観られているだろう。映画をほんとうに愛しており、適度に合理的で適度にウエットな佇まいをお持ちだったK先輩。
学ぶことが真似ることから由来するものだとしたら、K先輩は学ぶに十分値するお人だった。

小説「映画篇」そして「ロスト・シネマ」、K先輩ならどうおっしゃるだろうと思いながら読んでいくだろうな。

エンゾ早川の自転車三部作2007-08-02 07:19

ロードバイクバイブル (エイムック (1203))
エンゾ早川
〓出版社 (2006/04)
売り上げランキング: 99799
おすすめ度の平均: 2.5
4 一般的な本とあわせて買えば
2 ベルは必須ではなかったか?
1 ヘルメットはかぶりましょう。

ロードバイクに乗るときに読む本 (趣味の教科書)
エンゾ早川 BiCYCLE CLUB
エイ出版社 (2007/03)
売り上げランキング: 59033
おすすめ度の平均: 3.5
4 エンゾのこだわりが面白い
5 浪漫主義者、エンゾ
3 重複多し。

ロードバイクセッティングバイブル―バイクもカラダもカッコよく! (エイムック 1311)
エンゾ早川
エイ出版社 (2007/01)
売り上げランキング: 59464
おすすめ度の平均: 2.5
2 熱い思い入れ(!?)
4 筆者のロードバイク美学
3 内容的には物足りない

ロードバイク初心者なので、この3部作を読んでみた。重複多い、ナルシズム満載な本だけど嫌いじゃないですね。趣味なんて所詮偏頗なもの。エンゾ早川さんにはこのまま歳をとって、「団塊世代の自転車乗り」の教祖になられたらどうでしょうか。最近、自転車雑誌が多く発刊されており、どうやら団塊世代をターゲットにしているようだ。お金があり、蘊蓄が多く、流行に弱い団塊世代にはロードバイクは意外と受けいられるかも。

この本は、GIOS万歳本だけど、今回乗り始めるBASSOはGIOSと同じ代理店が扱っている。GIOSとちょっとかぶる部分が多いような。でもGIOSブルーが、私には馴染めないんですよねぇ。
妄想好きにはお薦めの自転車本ですね。

BASSO Viper対面前夜、「京都・奈良・滋賀自転車散歩」2007-08-03 20:24

昨夜は職場の有志と中華料理のコースをいただいたが、台風のため客は私たちだけだった。そのためか予算よりは,よいメニューをだしてもらったような気がする。

本来なら今日から山にテント泊にいく予定だったが、台風による天候不順のため順延した。
午後からGARE大阪のモンベルとサイクルワールドを覗いてみた。

サドルバックとサイクルパンツを購入。

BASSO Viperを注文しているショップに連絡し、明日納車を確認。でも、注文しているSPDシューズが納品できていないとのことなので,しばらくはフラット面で乗ることになる。まぁ、立ちごけは順延ということですな。

初ロードバイクなので、ちょっとドキドキする・・・。

山と渓谷社「京都・奈良・滋賀自転車散歩」を購入。
京都・奈良・滋賀のサイクリングコース25が載っている。ガンガンと峠などを走るというよりはのんびりポタリングコースが中心だ。

「ちょっと立ち寄りポイント」で食事処などが紹介されているが、山歩きやハイキングで立ち寄ったところが多いことに気づいた。じぶん、京都・奈良・滋賀と股をかけて遊んでいるんだ(笑。

さて、明日はBASSO Viper赤くんと対面してこよう。

BASSO Viper 赤に乗る2007-08-04 21:37

今日はロードバイク・BASSO Viperの納車日。ロードバイク初心者なので、ステムはアッパー気味にしてもらっている。

早速、走ってみた。ペダルはSHIMANO PD-A520,シューズはMTB用のSH-MT20Mを注文している。
PD-A520は片面のみSPDシステムなので普通のシューズでも乗ることができる。SH-MT20Mの納品がまにあわなかったので、普通のシューズで乗る。

武庫川サイクリングロード、仁川の坂道などで変速の仕方などをチェックしてみる。

乗ってみた印象。
・あたりまえだけどクロスバイクTREK7300よりは軽い乗り心地だ。すぐに時速20Kmほどで走ることが出来る。エンジン部分(わたし)が弱いので、巡航速度30Kmを維持するのはむつかしそう。武庫川サイクリングロードでもローディーに次々と追い抜かれる。

・23Cのタイヤは細く最初は不安だったが、TREK7300の35Cのタイヤと乗り心地は変わらない。路面をしっかりとらえてキビキビと走る。ちょっと高めのエアポンプを購入したので、タイヤの空気圧を適正に保っていこう。

・今日はヘルメット、サイクルショーツで身を固めて走ってみた。うむ、やっぱサイクルショーツは走りやすい。

・クロモリバイクのためだろうか、極端に神経質にならなくてよい乗り心地だ。路面からくる衝撃もうまく吸収してくれているような感がする。他のロードバイクに乗っていないので、先入観かもしれない。まぁ、-信ずる者は救われる-でしょう。

・まもなく54歳になるので、ゆるゆると事故なく楽しく走っていこう。

今日の走行距離【52.8】Km 平均速度19.0Km/H (ゆるゆる)

身体の痛み、腰の痛みはなし。帰宅後体重計にのると67Kg(身長174cm).その後、ビール&たっぷり夕食なので、スリムにはなっていないはず。

それにしてもBASSO Viper赤はけっこうSexyです(爆。

こころざしの無い料理店と自転車妄想2007-08-05 21:47

今日は次男の誕生祝いを兼ねてイタリアン・レストランでランチ。予約をしていないと入店できないという人気の店らしいが、味・スタッフ・値段ともにダメダメの店でガッカリ。厳しく言えば、「料理にこころざしがない」。たかが料理だが、家庭で味わえない素材と「こんな味付けがあるのか」という驚きが欲しい。

料理への繊細さがまったく感じられず、もう二度といくことはないでしょう。
店のHPをみると「食事というものは心を満たすものだと考えています」と蘊蓄を垂れている。そうですか、ほんとうにありがとうございました(棒読み)。

早々とレストランを辞して、梅田にでてGARE大阪、阪急ingsなどを廻る。
バイクパンツはパッドが付いているので必需品だろうが、上着はサイクル専門ウェアは高すぎるような気がする。ingsでアスリート系のシャツをいくつか購入。
かなりかっこいいと自画自賛モード。

明日はお休みを取っているので、BASSOで北摂を走ってみようと思う。
夏まっさかりにちょっとロングライドしてみよう。

でもゆるゆると走っているので,ローディの方はお先に走ってください。
BASSOに慣れたら、
・輪行も試してみよう
・TREK7300を改造しよう
などと妄想している。

うん?まだ山に登っていないので、今月中旬以降にテント泊も考えなくちゃ。
職場の人には「(仕事が山場にさしかかっているので)ケガしないでくださいね」と釘を刺されているので、安全運転・安心登山に邁進いたしまする。

炎天下、北摂ー篠山を走る2007-08-07 06:53

昨日は有休をとり、BASSO Viperで北摂を抜け篠山市まで走ろうという計画を実行した。

サドルバックに、小銭・自転車グッズ(ミニ工具、パンク修理セット、換えチューブ)、山と高原地図47・北摂京都西山などを入れる。うん?デジカメが入らない。今回は走り中心なので、泣く泣くデジカメは割愛。

猪名川CR、R173を経て県道12号線を北上する。
いやーっ、ロードバイク、いいっす。今までのクロスバイクよりは2倍ほどの能力があるような印象だ。踏み出しの軽さ、安定した巡航などなかなか快適。

猪名川沿いに猪名川渓谷ラインを走っていく。車も少なく、北摂の里山を眺めながら走ることが出来る。デジカメを持参しなかったことをちょっと後悔。

途中、360度パノラマの大野山(標高753.5m)登山口を通過。今度、のぼってみよう。西峠(標高470m)までダラダラとした上りが続く。時刻は午後1時過ぎ、炎天下、汗がしたたり落ちる。ヒイヒイいいながら西峠に到着。峠を下ると篠山市だ。

だが篠山市に下りると、帰りがナイトランになりそうなので篠山市の標識を越えて自己満足し猪名川渓谷ラインをダウンヒル。
やっぱドロップハンドル・細いタイヤには慣れていないので、スピードを抑えめに下っていく。それに路面もあまり状態がよくないし。

同じ道を帰るのは芸がないので、能勢町を経由し小さなアップダウンを繰り返しながら猪名川CRに着く。いつもはここから自宅まで,スピードが出せないほど疲れているのに,BASSO Viperだとそんなことはない。エンジン部分(わたし)は変わってないので、やはりロードバイクの性能なんだろうなぁ。

今回の走行距離【95.47】Km

んで、感想。
・炎天下の走りはしんどい(あたりまえだ)
・背筋が弱いようで、ドロップハンドル姿勢に慣れていない。走りながら上半身のストレッチをしたりした。
・デジカメはやっぱ持参したい。なるべく背中には背負いたくないので、適当な方法を考えなくちゃ。

どこまでも行こう道は遠くとも2007-08-08 23:34

月曜の炎天下ライドで昨日は身体が重かった。ミニ熱中症みたいな感じで、身体にこもった熱が放熱していないような身体の状況。
すこし身体を休める意味で、Netをちょっと自粛して早めに床に就いていた。

で、今日はすっかり回復。ふだんの睡眠不足もあったのかな。
先日、北摂のゆるやかな峠を走っているとふいに口ずさんだ曲は

「どこまでも行こう 道はきびしくとも  口笛を吹きながら 走って行こう」

昔のCMソングだがBikeで走っていると、普段思い出しもしない歌がふいに浮かび上がってくる。この歌などは何十年ぶりじゃないだろうか。

軟弱エンジンだがロードバイクの魅力にどんどん嵌っていきそうだ。
バガボンド 26 (26) (モーニングKC) を読む。
延々と続く吉岡一門と武蔵の死闘。私たちの中にあった宮本武蔵・佐々木小次郎像(そしてそれは吉川英治版宮本武蔵だ)を転回させていくような力強さだ。
きらきら(初回限定盤)
Coccoの新アルバムを聴く。活動停止前はCoccoは「あっちの世界」に行ってしまうような危うさがあった。Coccoにはこちらの世界でのびやかに歌って欲しいな。 それが感じられるようなアルバムだと思う。

あとは買いためておいた自転車雑誌をまた読み直している。 平日は仕事で帰宅が遅いので、気分転換にはとてもいい。

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