そうだ琵琶湖、京都へ行こう2020-09-17 21:05

人生にはハレとケが必要、「そうだ琵琶湖に行こう」ということで、一泊二日の旅行に行ってきた。

2020年9月15日(火)
JR大阪駅から新快速で京都まで、湖西線に乗り換えてJR志賀駅で下車。
40代、山歩きをしているときに頻繁に乗った湖西線、旧い車両だが車種は変わった気がする。

JR志賀駅前の観光案内所に立ち寄ると、琵琶湖バレーロープウェイの割引券をいただいた、琵琶湖バレーのマイクロバス(無料)でロープウェイ乗り場まで行くと、平日にもかかわらず、駐車場に車が多い。そしてロープウェイ乗り場も20代を中心に若い人が多く順番待ちをしている。みなコロナウイルス疲れなのだろうか、近場で自然を楽しもうという算段だろうか。

幼稚園児や西宮の中学校の団体も訪れている。バスの台数を増やし(三密防止のため)修学旅行を近場の日帰り旅行で代替している学校が多くなっているようだ。学校生活にも残念な影響を、コロナは与え続けている。

いっきに打見山までロープウェイで上り、リフトで蓬莱山へ。らくちん。

40代の頃、比良山系の登山道をほとんど歩いたが、蓬莱山から権現山に至る縦走路は、常に琵琶湖を眺めながら歩くことができる快走路だ。




今回は妻も同行しているので、山歩きを嫌いにならない程度ののんびりハイキング。

芦生方面や福井方面の山々を望む。

ゆっくり歩いて小女郎ガ池に到着。縦走途中なので、昔は通り過ぎるだけだったこの池で初めてゆっくりと休憩。

比良の初秋に咲くトリカブトだろうか、池の水面と調和している。

鳥の群れがなんども水面をかすめて飛んでいく、魚群でも探しているのだろうか。

再度歩き始めると、妻が「足になんか付いている」というので振り返ると、私の七分丈パンツからでたふくらはぎに山ヒルが吸い付いている。山ヒルは以前は鈴鹿山系に多くいるのは知られていたが、鹿などが増えて、比良山系にも見られるようになったんだ。

ライターを持ち合わせてないので、野草の葉っぱで山ヒルをむしり取った。まだ吸い付いたところだったようで、簡単にむしり取ることができたが、ふくらはぎにうっすらと血が流れている、だがたいしたことはない。

蓬莱山に登り返して、頂上から武奈ヶ岳方面を望む。琵琶湖からは武奈ヶ岳を眺めることはできないので、ここから比良山系の山並みを一望できる。

休憩所で缶ビールを二人で飲んで、琵琶湖テラスに行ってみると、午後になったので客が増えていて、テラスの喫茶コーナーはかなりの順番待ちだ。先に缶ビールを飲んでいてよかったな(苦笑


早めにロープウェイで下山、そしてマイクロバスでJR志賀駅へ。JR近江舞子駅から徒歩5分の宿琵琶湖レイクオーツカに午後4時過ぎに到着。

温泉で汗を流して、午後6時過ぎには夕食。

近江牛堪能コースを注文していたが、たしかに堪能できる量と質。
そして近江の地酒のんべえセットを注文。3種の地酒を飲み比べできて、追加で1合希望の地酒を飲むことができる。

満腹、ほろ酔いで部屋に帰って早めに就寝。

9月16日(水)
午前6時半起床。朝風呂に入ってから、ホテル近くを散策。


琵琶湖はいいなぁ。ほんまは湖西に住んで余生を送ってみたいが、経済的にもちょっと無理かな。ときおり旅で訪れることで、よいとこどりをすることになるかな。

ホテル横の水路で少年がカメラを向けているので、見てみると小鮎が水路を遡上している。少年によると「近所に住んでいるけど、こんなに遡上してくるのは初めて」とのこと、なかなか遭遇しない場面のようだ。




最初の堰を鮎たちは飛び越えていくが、奥の堰は段差が大きく遡上することは難しいようで鮎がとんでもなく群れている。ここで産卵するのだろうか。黒く見えるのは鮎の群れ。

そして産卵して力尽きたのだろう、死んだ鮎たちも水路の入口に見うけられる。

昨日の山ヒル、池での鳥の飛来、そして小鮎の遡上といままで見たことのない自然の場面に遭遇できたな。

朝の散策を終えて、午前8時過ぎにホテルの朝食をゆっくりと味わう。

午前9時半にホテルをチェックアウト。Go to Travelキャンペーンを利用して、ちょこっと贅沢コースでも安価で利用できる。このホテルはけっこうお気に入りで、サイクリストも希望すれば洋室にロードバイクを持ち込みできるプランもある。

JR志賀駅から湖西線でJR山科駅へ。地下鉄に乗り換える前に、せっかくなので山科周辺を散策。とくに目的地はなかったが、山科疎水沿いの道が素敵なの歩いていた。


近くに毘沙門堂があるので尋ねてみた。


このあたりでは有名な寺社のようで、JR西日本の「そうだ京都に行こう」のキャンペーンポスターにも過去に採用されており、春のしだれ桜、秋の紅葉が有名なようだ。観光客も私たちだけ、お寺の人も「今日は貸し切りですからゆっくりとご覧ください」とのこと、ひとり500円の拝観料を納めて、広い古刹を拝観する。



庭園も落ち着いた雰囲気。

以前は外国人観光客で溢れていたのだろう、寺の人によると「志村けんさんが亡くなって以降は、パタッと参拝客が激減した。しだれ桜の満開時も今年はひっそりとしていました。」とのこと。

山門前から京都の南禅寺に抜けるハイキングコースもあるようだ。トレイルランナーもけっこう走っている。

JR山科駅に戻り、京都市営地下鉄山科駅から烏丸御池駅へ。

ふだんは朝夕の一日二食生活だが、小腹が減ってきたので、蕎麦屋でランチ。ビールは欠かせない(苦笑



ランチ後、辻和金網にて妻が手付焼網を購入。パンなどを焼くのに欲しかったそう。

そして妻がお気に入りの京都文化博物館へ。旧日本銀行京都支店が博物館として利用されている。
営業室のホール。



客だまりと応答のための仕切りが、アメリカのギャング映画に出てくるようなレトロ感満載。

金庫室だったドアが頑丈。


特別展木島櫻谷と京都画壇 京都 三条・大橋家コレクションを鑑賞して
館内の前田珈琲 文博店で冨久(プレミアムブレンドコーヒー)をいただく、京都の珈琲特有のちょっと酸味のある珈琲やね。

通りを南下して、錦市場で蒲鉾を、高島屋で手頃なお弁当を買って、四条河原町から阪急電車で帰宅。

夜はあっさりと蒲鉾とお弁当で夕食。

けっこう歩いて、京都は外国人観光客も少なくて、久しぶりに静かな京都になっていた。

行き当たりばったりの旅行だったけど、それなりに楽しめたな。

次回は独りロードバイクツーリング旅行の予定。


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