繋がっていく2020-06-14 20:30

梅雨入りで天候不順なり、されど毎日10kmほどはジョグ&ウォーキングをしている。

それ以外は、読書。


藤井太洋の新作。CIAも研究者も警察もテロリストもみなしっかりしているけれど(それぞれの信条と技術がある)、コロナウイルスに対応する官僚組織を見ていると、ほんまかいな?と危惧するのは蛇足だろう。小説はスピード感があって一気に読めた。

日経Linux最新号を久しぶりに購入。

まだまだUbuntu 16.04を使用しているが、32bit版は18.04で終了だと今更ながら知った。
Ubuntuデスクトップは私には便利だが、Linuxデスクトップの利用状況はいまだに全OSの2%弱。日本語入力もいまだに2007年版「ATOK X3 for Linux」を使っている。Mozcは日本語入力が貧弱でATOKのほうがまだマシなレベルなんだよね。

ubuntu 20.04以降に移行するのは、新しいThinkPadを購入したときかな、いずれにしても2023年4月以降ということになるだろう。


利用している図書館がやっとこさ利用再開されて、読書生活にはやはり便利だ。

ジョグやクロモリロードで西宮・尼崎・伊丹・宝塚の各図書館に出向く、ちょっとした運動になるし。


『写真でみる日本生活図引』に収録された昭和30年から40年初めの日本の風景や人々の写真を、団塊の世代である林望氏が個人的体験も含めて解説していく。

目次からも想像される写真群。

チャンバラの剣士たち
荒っぽく、しかし仲良く
行水、束の間涼し
テレビ様降臨の日
夏休みと洗濯機
肥溜めの香り
聖なる汚穢
羞恥のありどころ
混浴という美風
鉾をおさめて 伊根浦の捕鯨
隠居の夢

写真を眺めていると、これって明治時代?と思うような写真もあるが、「ついこの間あった昔」なんだな。自分史を含めた昔にトンと興味はなかったが、自分の幼年期と繋がっていく。


柳田國男の自伝「故郷七十年」を読み始めると冒頭に、「故郷というものは、五十年がいきどまりと、かねがね思っていた」とある。
齢を重ねると「故郷は遠きに思うもの」という感慨を持つのかもしれないが、風俗も近しき人の記憶も繋がりは薄れていく、その薄れていく時間が五十年かもしれない。

私も故郷を去って五十年が過ぎようとしている、そんな感慨もあって、そして「ついこの間あった昔」の本に刺激されて、日本の古本屋サイトで土佐の本を検索していると、思いがけない本に行き当たった。

私の小学校時代に交流のあった家のおばあちゃんのひとり語りを、そのお孫さんが追憶の物語として繋げて紡いでいる。

宝塚の図書館に蔵書があったので、クロモリロードで向かい、借りて武庫川河川敷のベンチで読む。

衝撃

子供の頃、何度か遊びにいった不思議なお屋敷だったけれど、市井の人として鄙には珍しい、いや私が知らないだけで、土着故の凛とした生き方をした人々が実在したんだと驚いた。

詳しいことはまた後日、まとめて書いてみたいが、50年以上ぶりに風景、そして故郷の人々の心根に触れて、驚くほど腑に落ちるところが多い。

長く生きてみたことも悪くはない。

手元に一冊置いておきたいので、Netで検索すると、なんとhontoで電子書籍として発刊されている。画像データなので、検索や引用はできないが、終活に向かっている私としては電子書籍はありがたい。さっそくダウンロードした。



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