トラブルなれど12月2019-12-04 19:52

2019年12月3日(火)
ここ数日は隣家の取り壊しに伴い、トラブルがありその解決のために元請けや下請けの業者と交渉していた。ひっそりと誰も憎まずに静かに生きていこうと決めている隠居モノにとっては、交渉は苦手でありストレスでもある。「ポツンと一軒家」というTV番組が人気があるのは、煩雑な街中生活とは無縁であるという幻想を抱かせることにもあるだろうな。

だがローカルで暮らすということは地縁・血縁、そしてお金という基盤がないと街中生活よりはストレスとなることは地方出身者としては充分にわかっているつもりだ。

いちおう業者との話し合いでこちらの要望は伝わったみたいなので、大きな問題にはならないだろう。

家にいることが多かったので、ストレス解消には映画をみたり録画していたBS番組などを観た。そうそう音楽を聴くのもいいね。


「恋は雨上がりのように」
昨年、フランス旅行からの帰国の際、飛行機内で観た映画。飛行機でイヤホンなどを利用すると、気圧の関係で頭痛がする体質なので、英語版の字幕で観たが、さすがに科白の細部まで理解することができなかった。あらためてゆっくりと観た。

陸上短距離で嘱望されている女子高生(17歳)がアキレス腱断裂により挫折し、通院帰りに立ち寄ったファミレス店長(45歳、バツイチ、作家志望だが芽が出ずに作品も書けていない)と雨宿りのように出会い、恋する物語。

となると女子高生と中年男性の恋という凡庸な話になってしまうが、ストーリーが秀逸なのは二人のなかにある17歳という核であろう。暴れるような精神をもつ17歳の女子高生と、かつてその精神をもっていた中年店長。老人になるとわかるのだが、人は17歳くらいで人格が完成するような気がする。年老いて老人になっても、いろんな分岐点での判断は17歳頃の自分がいるような気がする。如才なさは所詮生きて溜めてきた脂肪にすぎない、すこし有耶無耶にするには脂肪ももちろん役立つが、最後は17歳の精神が決めるだろうな。そんなことを思い出させる映画、もっとも女優小松菜奈も好きです、はい。

TV「日本風土記十津川」

今年、日本一長い路線バスで十津川村に旅行したが、厳しい風土とともに歴史を感じさせるものがある。
峠・峠で見聞きする「天誅組」の痕跡が興味深い。



でこの本を読むことにした。明治維新前に決起した天誅組は時代の波に乗ることができずに潰えたが、その主力は土佐藩の脱藩浪士である。十津川郷士は朝廷から租税を免除され(実際は、租税を徴収する田畑に乏しい土地だったせいもあるようだが)、尊皇の気風が高く、天誅組に合流したようだ。この本は力作のようで、時代に翻弄された者達の物語としては、興味深い。

クロモリロードで図書館巡りして23km

2019年12月4日(水)
先日、注文していたジョギングシューズとトレイルランシューズが到着した。


サイズはどちらも26.5Cm


トレイランシューズにはGORE-TEXの表示がある。

シューズが増えたので靴箱を整理していると、次男が置いていったトレイルランシューズの箱を発見。アウトソールはほとんど減っておらず、サイズが26Cmなので、たぶん彼の足には窮屈だったのだろう。とはいえ私も次男とそれほど足の大きさは違わないので、サイズ26Cmはぴったりすぎるのは確か。

今日はこのmontrail Bajada(モントレイル・バハダ)で午後からジョギングすることにしてみた。トレイルランシューズにしては軽いし、ロードでもジョギングなら十分いける感じ。ただやはり爪先に余裕がないので、薄い靴下を履いている。

伊丹図書館まで走って、文庫本を一冊借りて、猪名川沿いを南下。


遠くに梅田の高層ビル群が見える。

園田競馬場に立ち寄ってレースを眺める。平日なれど、私と同じ隠居老人が多数入場しており、ギャンブル依存にならなければ老後の生活としては悪くないんじゃないかな。私はレースを予想することは面倒なので、競馬場の雰囲気を味わうだけで十分。

阪急園田駅まで走り電車で武庫之荘へ。武庫之荘から時雨れ気味の街を自宅まで走る。

今日のジョギング距離 15.8km

今日のシューズは里山トレイルランに使ったほうがいいだろうな。

ということでいつのまにか12月。孫へのクリスマスプレゼントも考えなあかんし、長男夫婦が忘年会の季節なので、孫守の日も何日かあるようだ。




凡々2019-12-06 19:03

2019年12月5日(木)
バスで阪神尼崎まで出て、ウォーキング。先日、阪神尼崎駅近くで暴力団の抗争があったが、商店街の人通りからはすこし離れた筋とはいえ、私もよく歩く場所。すぐ近くに何度か立ち寄った立ち飲みの店がある。

いちおう周りに注意を払いながら歩いたけど、かえって挙動不審者にみられるかもしれないね。

JR立花駅近くを歩いていると、銭湯があったんだ、もう廃業しているっぽい。


前回休日だった古書店に立ち寄ってみた。本棚のまわりにも古書が紐でくくられて山積みになっている、そのためカニの横ばい状態で通路を進み、棚の下を見ようとしても、狭くて屈むことができない。狭くて迷路みたいな古書店だ、奥には年配のおじさんが鎮座している。

編集工房ノアの詩集、郷土史の本などを何冊かみたが、保存状態がよいのだろう、そこそこの値段でもある。

ぶらぶら歩いて12km
公園での子供の遊び絵。

夜は「土佐なまり」を読了。

高知で生まれて18歳まで暮らしたが、土佐弁に関してはヒアリングはできてもスピーキングができない。とはいえ18歳までに身についた土佐弁のイントネーションは一生変わらないだろう。それを再確認する本だった。高知は生まれ育った街なので、毎年一回は旅行で訪れたいな。


2019年12月6日(金)

特に用がない場合はパターン化した生活。午後11時までにはベッドに入り、翌朝午前8時頃起床。午前8時半ころ朝食兼昼食。胃を休めるために基本は一日朝晩二食の生活、それゆえ朝食はがっつりと食べる。

朝食後の片付けをして、一日おきに部屋の掃除。掃除は毎日しなくても、夫婦二人だけだからそれでよいだろう。

そのあと録画していた番組を見たり、Dマガジンを読んだりする。午前11時半に自宅を出て、ウォーキング・ジョギング・クロモリロードなどで街をブラブラする。午後3時から4時に帰宅して、シャワーか入浴。午後5時半夕食。片付けて、午後6時半からは読書したり、映画を見たり、音楽を聴いたりブログを更新したり。

基本、この繰り返し。華々しい生活ではないが、静かでひとりで、昨年3月まで組織人として働いていたことなどすっかりと忘却した。

今日はクロモリロードで図書館巡り。宝塚の図書館2カ所、伊丹図書館とまわる。図書館は私のような老人の利用客が多いが、事前にネットで検索して出かけるので、返却・借り出しが終わると図書館内に滞在することはない。

数冊、本を借りる。妻の予約本も受け取ったので、帰りはめちゃザックが重い。


最後の本の表紙が強烈(爆


クロモリロードで24km

ここ数ヶ月、体調がしっくりしていなかったが、それほど身体に違和感を感じなくなってきた。若返ることはできないので、養生という感じで生活できればいいかな。
この三日、ジョギング・ウォーキング・ロードバイクと運動。
明日はジョギングして、夕方からは長男宅で夕食と孫の子守の予定。



街ラン2019-12-09 13:02

2019年12月7日(土)
筋肉体操で一躍有名になった武田真治の自叙伝を読了。


はじめにで彼はこういう。
「僕は今年42歳になります。28歳からトレーニングを始めましたが、40歳になるまではそのことを公言したり、裸になったりすることは極力避けてきました。なぜなら若い肉体が美しいのは当たり前で、それをあえて披露する特別な理由などないと思っていたからです。」

この本の発行が2014年、20年近くトレーニングをし続けてきた彼はほんまもんやね。ただ書籍タイトルは編集者の案やろね。

基礎体力として縄跳び100回をミスなく跳べることが前提条件だというのも、トレーニングに対して真摯な感じ。

老人が美しいなどというのはやせ我慢に過ぎない、人生の最盛期は40代であるのは経験上も大きく外れていないだろう。ちなみに一番楽しい年代は50代のような気もする。人生の最盛期をとっくに過ぎた者は、静かにひっそりと生きていくのがいいだろうな。

ということで午後からジョギングに出かけた。今年の5月頃から原因不明の咳・痰が長らく続き、咳・痰は基礎体力と前向きな気持を確実に減殺する。

長引く咳・痰の原因としては
・せきぜん息
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
・副鼻腔気管支症候群
・胃食道逆流症(GERD)
・アトピー咳嗽
など多様なパターンがあるようだ。主治医に相談したところ後鼻漏(アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎が原因となり、鼻汁がのどのうしろに流れる状態。長引くせきの原因になることが少なくない。)の可能性が高いということで、しばらく薬を服用していたところ、効いたかどうかわからないが、咳・痰がやっと治まってきた。

武庫川河川敷を南下して、甲子園球場へ。関西医大から甲子園まで阪神電車が新たに高架化しているので、高架横の歩道も広くて走りやすい。

往年の名選手。昔は幼い息子たちを連れて甲子園球場や西宮球場(現在の西宮ガーデンズ)に観戦にいったり、ダラダラと野球中継番組を見ていたが、もう何十年も見ていないし、最近の選手も当然ながら知らない。


甲子園ちかくの商店街をブラブラ、よさげな立ち飲み屋があるので入ってみようと思ったが自制、そのまま住宅地を抜け武庫川河川敷を走って帰宅。

ジョギング 14.2km

シャワーを浴びて、夕方は長男宅へ。長男の奥さんが職場の忘年会のため、息子ひとりで子守をしているので、肉や野菜を持参して長男宅で焼肉。
先週は長男の奥さんの叔父さん夫婦が、京都観光のため長男宅に滞在していたので、2週間ぶりに孫たちに会う。孫たちもいろんな親戚に会うことはいいことだね。

孫2号(1歳2ヶ月)が満面の笑みで迎えてくれる、たぶん孫1号(4歳1ヶ月)がやんちゃ盛りのため、孫2号は機嫌がよい男子ゆえに親からも放置され気味なので、「相手してくれる人参上!」と喜んでいる感じだ、たぶん。

妻が孫2号をお風呂に入れて、孫2号は離乳食と妻が持参した蒸かし芋をパクパクと食べる。孫2号はなんでも「ばっぱ」、返事するときは「あーい」の基本2語しか喋らない。男の子はそんなもんでしょ。

長男宅で孫と遊んだり、ビールを飲んで、帰宅後午後10時過ぎには就寝。

2019年12月8日(日)

斜に構えた辛気くさい文章が続くけれど、そこに通底する価値観が自分に合うんだろうな、最近知った作家のエッセイを読んでいる。

今日は午後から40代後半に働いた職場近くをウォーキングしてきた。阪急王子動物園前駅で下車、昔よく歩いた水道筋商店街、20年を経ても残っている店がけっこう多い。

このあたりは天然温泉の銭湯がまだ残っている。


都賀川沿いを歩く、職場のすぐ近くだったのに遊歩道を歩くのは初めて。たぶん遊歩道を歩く余裕なんてその頃の自分の心持ちにはなかったのだろう。

六甲道まで歩いて、周辺をぶらぶら。平坦な尼崎に住んでいると、神戸は坂の街だなとあらためて思う、ましてやウォーキングしていると如実だ。JR六甲道駅近くの商業ビルにはよく立ち寄った書店がそのまま残っていた、珍しいことかもしれないね。

阪急六甲駅南の八幡神社にに立ち寄って、線路沿いを西進。


この温泉には六甲山から下山したときに何回か入浴した銭湯だね。

この職場時代に、異動を希望していなかったのに、当時の上司によって不意打ちみたいに職場異動となったことを思い出した。組織改編に伴い、子飼いの部下の意志を優先したのだろう、私が異動してその人が私の後釜に座った。そのあと当時の同僚から「(仕事を引き継いだ人が)仕事を処理できなくて、心を病んで休職中。あなたが機嫌良くスパスパと働いていたから、楽な仕事と勘違いしたのよねー」と言われた。

組織なんてそんなもの、このあと人間不信になることも多々あったけれど、それはお互いさま、「永劫に続く憎しみ」などは私にはないのが恵まれた所以だろう。


水道筋商店街で気になっていた看板、クリームパンなどを買って阪急王子公園駅へ。西宮北口で下車、そのままウォーキングで歩き馴れた道を経て帰宅。

ウォーキング 14.1km




終の棲家2019-12-11 20:36

2019年12月9日(月)〜10日(火)
自宅エアコンのホースとカバー補修のため、工事に立ち会い。

猫の額のような狭い戸建てにすんでいるが、加齢が進むと二階建ては住みにくくなるだろうな。かといって家を建て替えたり、新築マンションを購入する金銭的な余裕はない。築年数の古すぎる中古マンションは、人口減少とともにスラム化する恐れがあるので、購入することはリスクが高い。

老人になると、田舎暮らししなくとも、のんびりと暮らさざるを得なくなるので街中で生活できれば十分かな。義父母の家の問題(もう少し先のことだろうが)が片付いたら、「負動産」としないために、いまの家は処分して近くのURの賃貸マンションなどに老夫婦で住むのもいいかもしれない。まあしばらくは現在の家に住むことになるだろう。
息子たちも独立したので、いまのところは雨露をしのげればいい。終の棲家をどうするかは、その時々の状況をみて判断することになるだろう。

10日夜は長男宅で孫守の手伝い。長男の奥さんが残業で遅いということなので、妻がおでんなどの惣菜を準備して鍋ごと長男宅に持っていく。孫2号はお腹がすくと自分で椅子に座り「マンマ!」と主張し始める。

離乳食・おでんのジャガイモ、豆腐、大根を小さくして私が食べさせる。食後、妻が孫2号を入浴させたが、お尻に固いウンチを挟んでいたようで、入浴時に大騒ぎ。幼児とウンチはセットみたいなものだ(苦笑

そうこうしていると長男の奥さんが残業から帰宅。長男夫婦は大学時代に知り合って、もう14年ほどになる、いつも仲睦まじいのでこちらとしても安心だ。

2019年12月11日(水)
午後からクロモリロードで図書館巡り。暖かいと思っていたら風があり、意外と寒い。
途中、ワークマンに寄って、耐久撥水STORM SHIELD(ストームシールド)ジャケットを購入。最近、シューズ以外はワークマンの服を着ていることが多いな。

2227 耐久撥水STORM SHIELD(ストームシールド)ジャケット

廉価で縫製がしっかりしているし、Find-Outシリーズは軽くてフィットするシリーズが多いので愛用している(デザインはもうひとつだが)

街中をクロモリロードで流すなら、ワークマンで十分じゃないかな。

クロモリロード 21km

ちょこっと走っても、やはり気持ちいいね。



大野川緑道2019-12-13 21:48

2019年12月12日(木)
午後からウォーキング。ふらふら歩いていると、尼崎市の北図書館の前を通りかかった。現役時代はけっこう利用していたが、隠居後は西宮・伊丹・宝塚市の各図書館は利用しているのに、地元の図書館にはトンとご無沙汰。これも何かの縁だろう、図書館利用券を申し込むことにした。

窓口で新規利用を申し込むと、以前登録していた情報が残っているとのことで、再交付扱いということで即日発行してもらった。

本を3冊借りた。

山之口貘の詩集って、初めて通しで読んだような気がする。

やはり「生活の柄」がいい(高田渡の唄もいい)。


いつかこの道をRunかロードバイクで走ってみたいな。


ウォーキング 10km

2019年12月13日(金)

昨日よりは晴れていて寒くはない。
午後からクロモリロードで発進。大阪の次男宅方面でも走ろうかと南下していると、大野川緑道に出会ったので、ほんま久しぶりに緑道から矢倉緑地を目指す。


7年前は長男も次男もまだ独身やったんや。

久しぶりに走ると
公園の黄葉と

気持のよい道。

矢倉緑地にて。

淀川右岸から梅田の高層ビル群を眺める。すっきりとした初冬の天気だ。



緑道を東進して行き当たってから十三の商店街へ。

ロードバイクを押して商店街を歩いていく。コテコテの大阪商店街やね。

十三の小便横丁は昼なのに、飲む人でけっこう賑わっている。

神崎川を経て、伊丹に抜けて午後3時に帰宅。

ロードバイク 45km

夜はNHK BSで「UTMB 2019」を観る。あいかわらずの厳しい山岳レース、あらためてこの雑誌を読み直してみよう。


こんな日々2019-12-18 19:28

2019年12月14日~18日

14日(土)
午後から散歩。阪急武庫之荘駅まで歩いて、電車で岡本駅まで乗り、岡本駅界隈をぶらぶらする。JR本山駅が旧い駅舎から近代的なビルになっている。40年以上前、このあたりで働いていた。阪神淡路大震災では古い家屋が倒壊して、亡くなった人が多いのもこの地域だが、その痕跡は次第になくなりつつある。

若い頃によく飲んだ立ち飲み屋もコジャレた店になっている。国道2号線を西進。またまた水道筋商店街を抜けて、三宮まで商店街を覗きながら歩く。


偶然見つけた古書店。

三宮から阪急電車で武庫之荘まで。下車後、自宅近くの公園に立ち寄ると、目の前にストライダーが停まったので見ると、長男夫婦の孫1号がフルフェイスのヘルメットをかぶっており、こちらに気づいたようだ。
「じいじ、なにしているの?」と聞くので、「ぶらぶらと散歩」と答えるとキョトンとした表情、ついで「じいじは何歳?」と最近の定番の質問を畳みかけてくる、「うん66歳」と答えると「66歳!!」とまたまた定番の答えが孫から帰ってくる。

孫2号を抱っこした長男が現れたので、孫2号の抱っこを交代して、長男は孫1号とストライダーや遊具で遊びにつき合っている。

孫2号を抱っこして高度を上げていく飛行機を眺めたり、「あんよは上手」をするとよく笑う。こいち時間ほど遊んで孫らと別れ、夕暮れ時、自宅まで帰る。

ウォーキング 18.5km

15日(日)

夕方に長男夫婦が食事に来るので、午前中はスーパーに妻とともに買い出し。買い物に紛れて日本酒酔鯨を買い物かごに入れる。

小学校の頃住んでいた家の近くの酒蔵が、地元の地酒の蔵から「酔鯨」に替わった、確か酒蔵を買って新しいブランドを立ち上げた頃だろう。土佐の地酒といえば司牡丹や土佐鶴が昔から有名であったけれど、ネーミングの良さもあったのだろう、「酔鯨」もすっかり日本酒としてのブランドを確立したようだ。

日本酒を飲み始めた頃、大吟醸などの割合高価なお酒を冷やで呑んでいたが、磨きすぎた日本酒は白ワインみたいで日本酒らしくないような気もする。適度な値段の日本酒をお燗で飲むのが最近の飲み方だ。

長男夫婦等が来る前に武庫川をジョギング。

河川敷に並行した緑地も走る、足に衝撃がなくていいね。



ロードバイク、ウォーキング、ジョギングと交互に身体活動をしているが、いまさら強い身体など求めることはできない。適度に汗をかき、お尻の筋肉を動かすと、お通じもよくなる。だから便秘とか不眠とかに悩まされることはあまりない。

カモが草地で何かをついばんでいる。

すっきりとした青空、六甲山系を眺める。

ジョギング 8.5km

夕方5時半、長男夫婦らが来宅、いっきに賑やかになる。おなかを空かしている孫2号に食事を与えてから、妻が孫2号を入浴させる。ストライダーの練習会に参加した孫1号は疲れきって、敷いた布団で熟睡している。

次男夫婦から「みてね」の画像などが数日送られてこないので、「夫婦仲は大丈夫か?」などと杞憂していると怒濤のように動画や画像が送られてきた、あれ?ディズニーランドに泊まりがけで遊びに行っていたんだ、ひと安心。

3時間ほど孫と遊びながら食事。長男夫婦は車を我が家の車庫において、タクシーで帰宅。

酔ったので午後10時就寝

16日(月)
午前8時起床。

ルーティンワークの掃除などして、午後からクロモリロードで宝塚の図書館へ。予約していた本を借りる。

そのまま西北のジュンク堂へ、新刊のチェック。

こんな本が出ているんや。

神戸という街は、仕事をしていた街だということもあるだろうけど、住みたいなと思ったことはない。このあたりは自分の好みでいいだろうね。

夕方、急遽長男夫婦が夕食に来宅。男の子二人を育てていると、とんでもなく疲れる日があるんだろう、連日だが妻があり合わせの料理を準備してくれてワイワイと食事。

長男夫婦たちが帰って寝床につくも前日寝過ぎたのだろう、眠気が襲ってこない。そんな夜もある。
タブレットで「海がきこえる」を観る。若い頃の武田真治主演で高知が舞台となっているシーンが多い。
海がきこえる 武田真治 の動画検索結果

私が生まれ育った町に近い桂浜や、通った高知追手前高校も登場する。高校のグラウンドや自転車置き場は私が学生時代のままやね。

高校を卒業して50年近くが経過する。
確か来年は同窓会と年だったはず(4年に一回オリンピックの年に開催する)、40歳の頃参加したのみ、高校時代のことをトンと覚えていないので参加する意味はあまりないだろうね。ただ思い出は風景や匂いとセットになっているので、映画の教室風景を見ていると高校時代につき合っていた少女のことを思い出したりする。まさしく少年老いやすく学成りがたし。


17日(火)
雨、午後から路線バスに乗ってJR立花駅へ。バス内で読書、乗り物内の読書はなぜかはかどる。

JR立花駅近く、以前から気になっていた立ち飲み屋に寄ってみた。まずは伊丹郷の老松を燗酒で、あてはおでん三種(こんにゃく・大根・ごぼ天)、ついでビール大瓶とネギ入り卵焼き。ほろ酔いになって1260円なり。
カウンターには同類のおじいさんたちが昼酒を楽しんでいる。
吉田類氏と太田和彦氏の居酒屋番組を好んで観ているが、前者はまさしく居酒屋が、後者はどちらかというと小料理屋が対象になっているようだ。

司馬遼太郎はこの本で(土佐の居酒屋を前提に)こう書いている。

「画家が自分の絵をならべて個展をするように、飲み屋というのはあるじ自身の人間の個展なのである。人はその人間に触れにゆくわけで、酒そのものを飲むなら、自動販売機の前でイスを置いて飲んでいればいいのである。」

この立ち飲み屋も、寡黙な主人とおかみさんで成り立っているようで、気分よく飲めたな。ちなみに「檮原街道」の歴史は司馬史観から叙述されているとはいえ、魅力的な街道だ。

路線バスで引き返して、近くの公園をぶらぶらしてから帰宅。雨の公園は静かだ。

18日(水)

Dマガジンを読んでから、理髪店へ。あまり伸びない毛髪、されど白髪が多くなり伸びてくると髪がはねる、いつものごとく短髪にしてもらう。

帰宅後、ネットで順番予約してからホームドクターの医院へ。手頃な順番待ちだと思っていたら、先に検査室に入っていた子供(2歳くらいか)がひきつけを起こして、ドクターがその対応にあたっているようで、診察が遅延。とくに急ぐ用のない隠居者なので、いつもバックパックに入れているポメラでこのブログを更新。

1時間ほど待って受診。ドクターが「お待たせしてすみません」と言ってくれたが、孫たちもこの医院でお世話になっているので、「ゆっくりと読書できました」と答える。

先月から首の痛み・手の痺れがあったが、これはストレートネックのせいらしく、ストレッチと姿勢を意識的に矯正したら違和感が無くなった。半年以上続いていた咳・痰はほとんどなくなって、意識することもなくなった。

以上をネット予約の際に、医院に伝えていたので診察はスムースに進む。
血圧122−60。血圧のコントロールはできているようだ(残念ながら服用頼みだが)。

薬局で調剤してもらって帰宅。

曇り空で肌寒いので、自宅でまったりと読書。

かくのごとくパターン化した生活、そのほうがストレスがなくていいかもしれない。



おまけ2019-12-21 19:41

2019年12月19日~21日

19日(木)

午前中は外壁補修の件で業者と交渉。めんどくさい、でも日々生きていくことは雑事の積み重ねだと充分にわかっているつもりだ、でもめんどくさい。

午後は曇天のなか路線バスでJR立花駅へ。気分転換に立ち飲み屋で昼酒。隠居の特権は平日、混んでいない街をブラブラできること。

食べログにも載っていない店だけど、尼のおねえさん二人がやっている庶民的な店。瓶ビール・ポテトサラダでまずは小手調べ。隣席の男女二人連れのうち女性の方が昼からすでに泥酔状態、片方が泥酔するともう片方は酔いが醒めるのが一般法則だ。若い頃は泥酔したこともあるが、ストレス発散のためにお酒を飲むことはないので、最近はすっきりと飲むことを心がけている。尼なので、TVでは競艇の実況中継が放映されているし、おじいさん二人連れは競艇の予想紙を見ながら、楽しそうに赤丸をつけている。

だし巻き・漬け物盛り合わせをあてに芋のお湯割りを飲む。1500円なり。

ブラブラ歩いて帰宅。ウォーキング7km

夜は録画していた「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」を見る。滋賀の近江鉄道・信楽高原鉄道が舞台だ。朝ドラの「スカーレット」の舞台が信楽なので、NHKの信楽押し番組はかなり多い。伊吹山ヒルクライムに参加するため、自走で信楽を越えて貴生川に下り、ロードバイクをそのまま車内に持ち込める近江鉄道を何度か利用した。


たぶん人生の中で活力に溢れていた最後の時代だったような気がする、でもね、65歳を過ぎて生きていればあとの人生は「おまけと養生」の精神でしばし浮き世にとどまっているだけで良しとするのがいいかもしれない。


まさしく「親バカ」満載の本、だが角幡氏の筆力がすごくてぐいぐいと読ませるし、乳幼児をもつ親の気持ちが伝わってくる。乳幼児が女児か男児かで親の子育てスタイルは変わるだろうね。

息子たちが保育所に通っている頃、男児をもつ母親と女児をもつ母親の違いは二の腕に現れるね、と冗談めいて話したことを思い出した。男児は意味なく走り回るので、かれらを追っかけ抱き上げる母親は二の腕が太くなるというわけだ、都市伝説かもしれないけど。

次男夫婦の子供が女児なので、彼女を抱っこすると、ゴツゴツした重みをもつ長男夫婦の息子たちと異なり、柔らかくて比重が軽い感じがする。

乳幼児期、ほ乳類動物のなかで人間ほど手間がかかるものはないけれど、5歳くらいから次第に子供たちも「社会の子」という面が強くなってくる。親が育て庇護する時代から、社会という他者に子供たちが出会う側面が強くなる、その意味では親というのはいつの時代も「反面教師」としての役割を担わざるを得ないかもしれない。

子供たちが自分の頭で考え働き、税金と年金をちゃんと納める人になるかは、運次第のような気もする(爆

「みてね」を見ると長男夫婦の孫2号(1歳3ヶ月)がよちよち歩きをするようになっている、横綱のようにどすんと鎮座していたが、歩くことに目覚めたのだろう。

20日(金)
晴天。午前中は歯科の定期検診。30年近く通っている歯科だが、先生もさすがに年老いたとはいえたぶん年齢よりははるかに若々しい。

いまのところ処置する歯はないので、歯垢を取り除いてもらう。

午後から散歩。
JR立花近くの居酒屋で鮃のお造りと瓶ビール大で軽く飲む、平日はなんと瓶ビール大が380円という激安。
730円なり

ウォーキング 7Km

21日(土)
午前中、電子書籍で自転車雑誌を読む。ディスクロードばっかりであまり興味がそそられない、かえって「LOOP」のような突き抜けたスタイルが魅力的に感じる。

午後からクロモリロードでポタリング。ぐっと冷えてきたので、ワークマンに立ち寄り手袋を購入、980円なり。フィットして暖かい、街乗りではこれで十分だろう。

西北のジュンク堂に立ち寄り、新刊チェック。
公園で音楽を聴く。

なんかキュンとするね。


ブラッと35kmほど走って帰宅。

夕食後、コタツでウトウトする。あとは読書。





はてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
Blog(asyuu@forest)内検索

Copyright© 2005-2024 asyuu. All Rights Reserved.