優雅な読書2019-11-21 20:01

11月19日(火)
伊丹図書館の蔵書の返却日なので、昼前にクロモリロードで図書館へ。電車などで行くと遠回りになるが、クロモリロードだと5kmほどで到着する。

事前にネットで検索していた蔵書を数冊借りたが、目的の本の横に魅力的な題名の本が背表紙をこちらに向けている。

「優雅な読書が最高の復讐である」
優雅な読書が最高の復讐である 山崎まどか書評エッセイ集

たしか村上春樹が「腹が立ったときには、優雅な生き方が最高の復讐であると唱える」とどこかで書いていたなと思い出したが、あとがきを読むと得心した。

「カルヴィン・トムキンズの「優雅な生活が最高の復讐である」は大好きな一冊で「ブック・イン・ピンク」でも紹介している。1920年代の南仏アンチーブで、素晴らしい生活を送っていたジェラルドとセーラのマーフィ夫妻について書いたノンフィクションだ。二人はF・スコット・フィッツジェラルド「夜はやさし」の主人公のモデルと知られている。」

なるほどね、フィッツジェラルド繋がりか。

著者は「優雅」というのは「役に立たない」「人生の非現実的な部分」を意味すればよいと捉える。

次いでこんな説明。

「でも「最高の復讐」って、何に対する復讐なのだろう。
家でじっとしていてもコンテンツや情報が次から次へとやってくる、今の世の中は便利で素晴らしい。でも、家畜のように閉じ込められて、ホースで餌を流し込まれているような気持ちになることもある。そんな時、本を読むと、世間の流れから外れて自由になった気がする。牧舎の柵を壊し、勝手に野原をうろつき回って、草をはんでいる動物のような心地。それは読書でしか味わえない。本は楽譜のようなもので、そこから奏でる音楽は人によって違う。読書の喜びは、本当ところは誰とも分かち合えない。だからこそ本と人の関係は親密だ。ロマンスに近い。何でも「シェア」が基本の現代で、こんなに自分勝手な楽しみは他にない。」


すぐれたカルチャー女子である14年間ほどの読書や映画、音楽にまつわるエッセイといえようか。文章が魅力的、でも当然ながら追随する読書は私の余生から逆算しても、不可能。それに「自分勝手な楽しみ」は読書のみに帰結するものじゃないしね。

クロモリロードで散策しながら、遠回りして西北のジュンク堂へ。新刊をチェック後、お好みのストロング珈琲を注文して喫茶コーナーでひと休止。
帰りは公園でポメラをタイピング。

枯れ葉の一部がキーボードに舞い落ちてきた。

11月20日(水)
長男夫婦の長男(4歳)の七五三を神社で祝うことにした。現地集合で、午前9時過ぎに伊丹の神社へ。神主さんに祈祷してもらい、昼は近場のレストランで昼食。
孫2号(1歳2ヶ月)はヴァイキング料理のためか、モリモリと食べる、それ以上に父親である長男夫婦のほうがよく食べていたが(苦笑

長男夫婦にお祝いを渡し、孫2号に犬の玩具を買ってあげる。電池で動き吠え、しっぽを振るシンプルな玩具だけど、孫は以前小児科受診した際に気に入ったようなのでプレゼント。

あとで「みてね」にアップされた動画を見ると、孫2号はいたく喜んでいる、なによりだ。

11月21日(木)

月1回の通院日。高血圧・高脂血の傾向があるので、毎月チェックしてもらっている。
最近気になっていた身体の違和感を相談すると、検査してもらって、病気ではないことが判明。ホームドクターを持つことは、老人なので必要かもしれないね。

午後は孫の保育所送迎が必要になるかもしれないので待機していたが、不要となったのでまったりと読書したりしていた。

自転車雑誌をDマガジンなどで読む。雑誌はディスクロードに力を入れているみたい、いま手持ちのロードバイクをゆっくりと乗っていくだけで十分かな。
物欲はトンとない。




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