ラブレター2018-11-30 13:03

昨夜は前日寝過ぎたのだろう、そしてスロージョギングしかしていないので疲れておらず、なかなか眠られない。

ベッドに寝転がってタブレット上のYOUTUBEでN.S.Pと谷山浩子の音楽を聴く。
N.S.Pは私がプータローから大学生時代(1973年〜1978年)にかけて活躍したバンドだ。

高校時代や大学時代に付き合っていた女の子を思い出した。

「話の特集」編集長を長らくしていた矢崎泰久氏のエッセイを読んでいると
40年前(彼は当時45歳だ)付き合った女性のことを彼はすっかりと忘れている。
第18回 ラブレター

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先方は覚えていても、こちらは忘れている。

 そんなことがあっても不思議ではないと、私は自分に言い聞かせた。邂逅は満足のゆくものではなかっただろうが、それぞれが一応の納得をして別れた。縁あって男女が交際したという事実は、時として幻かもしれないのだ。

 私は生涯を不実な人間として終わるに相違ない。望んで長命でいるわけではないが、不可解もまた人生と思えば、明日も生きる勇気が湧いてくる。
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N.S.Pの曲を深夜聴いていると、彼のエッセイを思い出し、そして私も付き合った女性のことを失念しているのではないかなと思う。
40歳の頃、高校時代の同窓会に初めて参加した際、同じクラスだった女性から妙につっけんどんな態度で接せられた。「貴男はいいかげんな人だから」という態度がありありなのだが、私にはトンと思い当たる節がない。

でも帰路の船のなかで、高校卒業して浪人時代に彼女と1回デートしたなと思い出した。
たぶんそのときにあることないこと調子よく喋ったのだろう、そして再度のデートの約束をしたのだろう、でも私は故郷を去って関西に出てきた。そして彼女と再会することもなかった。

あの頃から「誠実さ」なんていうのは言葉ではなく態度なんだなと思っている。
だから私は必ずしも誠実な人間ではない。

谷山浩子の曲に「おやすみ」という曲がある。山仲間のMさんが病気で早世されたが、彼女は「朝目覚めるとわたし病気だというのは夢だった、ああよかったと安堵するーという夢を見る。でもそれが夢で、現実のわたしは病気なんだと朝目覚めて気づく」とおっしゃっていた。健康でなにも苦のない私は、なにも言えなかった。


今宵は女友達と三宮で会食予定。15年前彼女は20代前半だったが、いまはアラフォーとなり武装して組織で働いている。
私は人生になんの役にも立たない人間だけれど、若い人の邪魔にならない程度に余生を過ごしたいなと思う。




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