南木佳士「小屋を燃す」を読む2018-09-15 21:27

午前7時半起床。

Kindleや図書館の蔵書検索をする際に、ついつい「定年」をキーワードに検索してしまうことがある。定年後の隠居生活などは他者の、とくに作家や評論家の体験論はあまり役には立たず、自分で選択していくしかないだろう、とわかっていてもつい検索してしまう。

検索すると、当然ながら「定年本」がヒットするわけだが、南木佳士の最新小説がリストに挙がってきた。
小屋を燃す

どうやら「内科医として東信州の総合病院に四十年勤め、定年退職した作者の日常を伝える連作集である。」ことから検索にヒットしたようだ。

信州の土着性が色濃い連作集で、死者と生者が行き交う描写がグイグイと読者を引っ張っていく。私小説は好みじゃないけれど(土着性から離れる生き方をしてきたので)、暴露的じゃない私小説は語り口に力があるな。

過去にも南木佳士作品を幾つか読んでいる。


午睡後、散髪へ。ちょっと早めだが、鳥取に里帰りしている長男の奥さんが、いつ出産してもおかしくない月齢なので、短髪にしておいた。名前は「まこと」くんに決まっているようで、会えるのが楽しみだ。


夕方、ジョギング。4.4km

帰宅後、入浴。体重 70.2kg

風呂から出るとちょうど御嶽海の取り組みだ。御嶽海はきわどく土俵際で残って勝利。

夕食後、木下酒造の純米吟醸でチビチビと飲む。




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