佐川美術館「田中一村展」に行く ― 2018-08-05 21:33
7月31日に柳生街道ハイキングに行って20km以上歩いたら、バテた。
8月になり猛暑が延々と続き、さすがに暑さに倦んできた。
隠居せずに通勤電車で会社に通っていたら、確実に寿命を縮めたような気がする(苦笑
8月3日(金)は妻と滋賀の佐川美術館にて開催されている「田中一村展」を見に行ってきた。
JR大阪駅から乗車、JR堅田駅にて下車。
息子たちがまだ子供だった頃、夏休みは堅田駅で下車して、琵琶湖畔のホテルに滞在して夏休みを過ごした。小学低学年から10年以上は夏休みの定例行事だった。
近江バスで佐川美術館まで。
近江バスで佐川美術館まで。
平日だが、そこそこ鑑賞客は多い。
田中一村の7歳から晩年までの作品が展示されている。日本画の神童として幼年・青春時代を過ごしたが、中央画壇に評価されることなく、晩年を過ごした奄美大島にて急逝している。美術にはもちろん疎いけれど、「ひとつの道を究める」ことの姿勢を評価しがちな日本では、彼の作品は逆に一貫性がない・芯がないと下に見られてしまう傾向があったのではないか。
私個人としては、後智慧として彼の生涯をあるていど知っているので、幼年から晩年まで作風の力強くなっていくのに惹かれた。
ゆっくりと作品を見てから、館内の喫茶店で休憩。
ゆっくりと作品を見てから、館内の喫茶店で休憩。
この美術館は建物が斬新で、地下形式の展示室では外から光をうまく取り込んでいる。
館のまわりの水面も、琵琶湖の水をイメージしたものだろうか。
美術館からJR守山方面行き路線バスに乗る。
お昼は近江牛か鰻を食べようかと予定していたが、この店を覗いてみると予約なしでもOKとのことなので、夏バテ防止に鰻重特上を注文した。
隠れた名店のようで皮もパリッとした焼き味で、さすがに美味。
食後、旧中山道筋にある喫茶店で珈琲をいただく。米安ブレンドのホット、夏だからこそ冷房の店内で味わいがある。
食後、旧中山道筋にある喫茶店で珈琲をいただく。米安ブレンドのホット、夏だからこそ冷房の店内で味わいがある。
旧中山道守山宿周辺を散策した。
中山道街道文化交流館にお邪魔して2階の展示品も拝見。
風が通り抜けてよい雰囲気。
昔の町の風景写真のなかに「自転車レース」みたいなものが写っているのだが、これはなんだろう。
JR守山駅のホームでも風はあるが、ただただ熱風だ。
新快速で大阪まで帰って、地元の武庫之荘の氷屋でアイスを食べて帰宅。
この1週間は、奈良ハイキング・佐川美術館以外は、だらだらと家で過ごすことが多かった。
盆明け以降は、この猛暑もやわらいで欲しいものだ。
田中一村展で「雨霽(うせい)」という作品があった。初めて聞く言葉だが、雨が晴れる、という意味らしい。そんな天気が懐かしいほどだ。
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