トレイルランシューズ到着2018-05-15 19:39

荻原魚雷の「閑な読書人」を読んでいると、こんな文章がある。
閑な読書人

「杉浦日向子の隠居術」という項目で
----------------------------------------------------
「杉浦日向子は勤め人、家族の面倒を見なければならない人のために『晴れ時々隠居』という案を提唱している。現役と隠居のスイッチを切り替えることで人生は豊かになる。たとえば、町中に三畳一間のアパートを借りる。仕事は労働ではなく、道楽と考える。予定を立てず、その日その日のハプニングを楽しむ。効率のよさを求めず、ひと手間かける。新幹線は『のぞみ』や『ひかり』ではなく、『こだま』に乗る。慌てず、急がず、時間をかける。それが杉浦日向子流の隠居術だった。働かなくても食べていける『本隠居』はむずかしくても、『晴れ時々隠居』であれば、会社勤めをしている人にも不可能ではない。休日、あるいはその日の仕事が終わったら、のんびり隠居然として過ごす。隠居の価値観で生きるといってもいい。・・・らくーに、にこにこ生きて死ぬ。これぞ、隠居の理想である」
----------------------------------------------------
作家の杉浦日向子氏によると本隠居とは
・働かない
・食べない
・属さない
という三つを備えたものらしい。それがなかなかに難しいので「晴れ時々隠居」という術(すべ)を示したのだろう。

杉浦氏は34歳で隠居宣言したけれど、これは彼女が難病を抱えていたことも影響していることは逝去後(47歳で亡くなっている)あきらかになっている。確か杉浦氏の江戸本を遠い昔に読んだような記憶があるけれど、本も残ってはいない。でもそのころから私のなかで「隠居」に対する願望があったんだろうな。

本隠居である「働かない」「属さない」を私は十分に充たしている。でも「食べない」というわけにはいかないので、これは無用に華美な食事は不要と言うことだろう。現役時のように、ミシュランガイドに載っているような店にはもう行けないので(それに対する執着もない)、日々質素な食事で事足りるだろう。


ということで本隠居には近づいているような気もする。

昨日はクロモリロードで大型書店に行って新刊をチェック。

今日は自宅の外壁塗装工事などが概ね完成した。施工店が丁寧な仕上げをしてくれているようなのでこちらとしても満足できる出来のようだ。

午後軽くジョギング。6km、走る。

そして昨日、Amazonで注文していたトレイルランシューズが到着。
[アディダス] トレイルランニングシューズ TERREX TRACEROCKER (現行モデル) メンズ
ジョギングに利用しているAdidasのシューズが履きやすかったので、トレイルランシューズもAdidasのエントリーモデルを注文してみた。

先日の生駒山トレイルランで、下りではグリップ力の高いトレイルランシューズが欲しくなった。
ソールはContinentalやVIBRAMが有名だけど、そこまでは必要ではないだろう。

GORE-TEXは重量が増すし、高いし、それほど防水性は期待できないので割愛。

トレイルランシューズはつま先にプロテクションがついているが、過剰装備でないようで好印象。シューズ全体の反り具合も私好みかな。


ロードバイクやランは所詮人間というエンジンが主体なので、ツールであるバイクやシューズは身体に合って、長時間ストレスがないものがよいだろう。

とりあえずはエントリーモデルで里山や低山を走ってみよう。
重量は280gと軽量で、ジョギングシューズは26cmだが今回は26.5cmとワンサイズ大きめにしたが、フィット感は予想通り悪くない。

隠居なので、目標などなく、ブラブラと生きて走っていくだけです。




はてなブックマークに追加はてなブックマークに追加
Blog(asyuu@forest)内検索

Copyright© 2005-2024 asyuu. All Rights Reserved.