四月、無職になった。2018-04-01 05:14

四月、私は無職になった。

3月30日仕事を終えて、他の退職の方と最後の挨拶をした。思いがけず涙が出てきたことに、自分でもびっくりした(苦笑 
合理的に生きていこうとずっと決めていたけれど、40年近く組織人として生きてきたので、想像以上に組織人としての自分が形造られていたのだろう。
職場の方々からお餞別のお菓子などいただく

今の組織や人々を憎んだり愛想を尽かしたりして、辞めるわけではない。でも組織人とは異なる言語や生活スタイルをしたいという欲求が高まってきたので、1年早く組織を辞することになった。

30日の夜は、旅行仲間の女友達、今年度で定年・再雇用で働くハイキング仲間の男友達らと慰労会をした。3時間飲み放題コースなのに、皆さま飲むスピードが速い。

女友達らとは、海外旅行に今年も行くことになるだろう。

退職後はメリハリのある生活をしたいので、一週間ほど前から夜は9時から10時頃には就寝、朝は5時から7時のあいだで起床する生活を始めた。
昨日は妻と来週のスケジュールをチェック。しばらくは退職後の諸手続で三宮に出かけることも多いようだ。

昼は長男と孫で近くの公園でお花見。出来合いのサンドイッチやフランスパンで、赤ワインを芝生の上で飲む。孫と花見して、お猿さんの大道芸などを見てから帰宅。



帰宅後、2時間ほど昼寝。

夕方には長男・孫、そして仕事を終えた長男の奥さんが来宅して我が家で夕食。
日本酒「百黙」を飲む。
長男の奥さんは第二子がまもなく妊娠5か月になるので、来週は皆で中山寺に安産祈願に行く予定だ。長男・次男の奥さんはどちらもしっかりされた女性で、親としても安心して息子たちを任せることができる。私たちとは違った夫婦スタイルで、家庭生活を営んでいくことができるだろう。
長男と孫


四月になったばかりなので、肩書きは「無職」のみだ。
締め切りや業務達成などという概念はないので、新たな仕事をするのか、どんな経済生活を送るのかはゆっくりと考えていく予定だ。


ノマドワーカーっぽい場所2018-04-02 00:12

4月1日 隠居生活開始なれど、日曜なので通常の休みの感覚が抜けない。
隠居生活が始まったけれど、緻密な生活設計をしているわけじゃない。
あと1年働いたら、数百万円の節約になったのは計算上間違いないけれど、やはり自由な生活な方が私には魅力的だった。

今日はクロモリロードでふらっと街中を走る。隠居生活後の日常生活の脚はこのクロモリロードになる。

今後の隠居生活などをロードバイクに乗りながら考える。40年間で自分の核の部分まで降り積もった組織言語の層を急がず丁寧に削いでいくこと、使い果たしたであろう健康上の運を欲通しくない範囲で維持したいなと思う。

街中では桜が至るところで満開だ。いつもなら花散らしの雨が早めに降って、桜の季節を終わらせるのだけれど、今年は穏やかな春の日が続いているので、桜も長く咲いているように感じさせるほどだ。

宝塚神社という表示に誘われて立ち寄ってみた。小林の高台にあり、大阪方面の風景もなかなかよろしい。


学問や子授けの神社のようだ。桜とミツバツツジが同時に咲いている。

ランチはラーメン屋で餃子セットでいただく。
今日はバックパックにノートパソコンを入れているので、喫茶店に立ち寄ってブログ記事を更新してみた。

Xubuntu 16.04 on ASUSU X205TAは筐体が970gと比較的軽量でバッテリーもちがよいのでバックパックに入れるパソコンとした。YOGA BOOK(Android版)は筐体は軽い(670g)けれど、外付けキーボードをセットすると(Haloキーボードは長文をタイピングできない)より嵩張り重くなってしまう。
ただタッチタイピング、そしてキー配置はYOGA BOOKと外付けキーボードのほうが快適なようだ。タイピング音が気になる環境ならば、Haloキーボードでとりあえず最低限のタイピングできるのが便利だし。Amazon Kindleやhontoを読むのにも適している。

両者を試してみてモバイル用ガジェットとして、どちらを主力にするか決めればよいだろう。

ノマドワーカーっぽい場所を探してみたが、まだ適当な場所を見つけることはできない。まぁボチボチと隠居生活を始めよう。

フラッと走って52km
読書しているより走っている時間が多かった・・・


背割堤の桜と石清水八幡宮2018-04-03 04:05

4月2日(月)
平日となり実質的な隠居生活スタートの日だ。
妻と背割堤へ花見に出かけてきた。昨年は二条城だったけど、
京都桜巡り(二条城ー京都御苑)(2017.4.10)

今年は妻が背割堤に行ってみたいとのことなので、阪急電車で西山天王山駅へ。駅から直通バスで15分ほど乗ると「さくらふれあい館」に到着。

ロードバイクに乗っている人にとっては背割堤や木津の流れ橋は有名なスポットなんだけど、ゆっくりと訪れるのは初めてだ。

展望台に上って(桜の季節は300円と有料だ)背割りを眺める。

堤の先まで1.4km、桜のトンネル、下から見上げる桜並木などを楽しむ。




平日なのに京阪八幡駅から御幸橋を渡って、続々と花見客が堤を目指してきている。
堤には例によって中国人・韓国人観光客も多い。

早期退職の先輩である妻によると「世の中、働いている人なんているの?と思うほど、平日の観光地や美術館は人出が多い」らしい。
私たちより幾つか上の団塊の世代の多くが働く世代から引退しつつあるので、美術館などの平日人口を増加させているのかもしれない。

ちょっとしたカルチャーショックだった。

背割り堤をゆっくりと歩いてから、出店されていた店で缶ビールとカツサンドで簡単な昼食を芝生で取り、御幸橋を渡って石清水八幡宮へ向かう。

前回は昨年2月の寒い時期に来ているので
35周年(2017.2.13)

今日はまずは門前ので走井餅と珈琲のセットでひと休み。

前回はケーブルカーで本殿まで上ったが、今日は暖かいので登りは表参道・下りは裏参道を利用して本殿往復をした。適度な上り下りで老夫婦にはよい運動となった(苦笑



帰路は京阪八幡駅から淀屋橋まで出て、淀屋橋から阪急梅田駅まで歩く。このあたりは官庁・ビジネス街なので、新調したスーツなのだろう、新入社員らしき若者が多い。方や隠居生活を始めた私にとって、世界がセピア色に見えつつある(汗

午前8時過ぎに自宅を出て、午後2時半には帰宅。
ウォーキング距離 13.5km

帰宅後、例によって昼寝。午後10時就寝。


社保任意継続など2018-04-04 05:31

4月3日(火)
隠居生活後に気になったことをいくつか。

■睡眠の質

老人になると睡眠の質が悪くなるらしい。65歳以上だと睡眠時間は6時間あれば十分らしいが、連続睡眠の質が悪くなるようだ。確かに最近は以前ほど深い眠りに欠けているような気もする。
仕事をしていれば、よい意味でのストレスとなって、神経が疲れ切って寝てしまうというスタイルも取れたが、隠居生活になると自由なだけにストレスも少ない。かえって睡眠に貪欲にならないという弊害もあるようだ。

今朝も午前4時にいったん目覚め、ブログを更新。そのあと5時過ぎから7時半まで再度就寝。こちらのほうが眠りは深い。

私が人生でいちばん深くて静謐な眠りをしたのは、15年以上前に由良川源流部にテント泊したときだ。四方数kmにはおそらく人がいないであろう芦生の森のなかで、20kgのザックを背負い、獣のように由良川源流部を遡行したとき、私には怖れるものがなにもなかった。
その後、人間関係の軋轢などもあって、孤独を好むライフスタイルに移行したけれど、隠居後は異なるライフスタイルも意識して必要なんだろうな。

■健康保険任意継続
会社を退職すると、健康保険としては
・国民健康保険に加入する
・任意継続加入する
の二者択一しかない(収入があるので、社保家族という選択はない)

事前に検討したところでは、社保任意継続も国民健康保険も保険料にそれほどの差はないようだ。とりあえずは6ヶ月は社保任意継続に加入して、7月ころ国民健康保険の減免措置を受けたら保険料がどうなるか検討して、国民健康保険に加入するか決めることになるだろう。

今日は三宮の社保任意継続手続きの会場へでかけた。会場はビルの会議室の一室を用意して整理番号・簡易椅子を並べて、多くの人を捌けるように設定されている。
午後1時過ぎに会場を訪れると、会場にいるのは私たちを含めて数人。それほど待つこともなく、係員の人に呼ばれた。
事前に記入していた申込み書類と添付書類を提出し、今後の疑問点などを確認して20分ほどで受付は終了。

ただ保険証を受け取るにはちょっと時間がかかるようだ。保険証発行までにネックとなるのが年金機構だ。所属していた会社は、今週中には年金機構に退職通知を送付するけれど、受け取った年金機構が処理するのに例年2週間ほどかかるようだ。
保険証を受け取るのは今月下旬といったところか。

■greenberry's coffee
健康保険の任意継続手続を終えて、greenberry's coffeeにて休憩。

今回持参したのはYOGA BOOK(Android)+Bluetoothキーボード

 KKmoon 81キー Bluetoothキーボード ワイヤレスキーボード 無線 キーボード 超スリム薄型 タッチパッド付き Android 3.0 Windows XP 7 8に適用

調べ物などをするときはタブレットモードになるし、本格的にタイピングしたいときはBluetoothキーボードがかなり役立つ。


このスタイルが外ではよいかもしれない。バッテリー保ちもよろしいし。

■帰宅後、ジョグ

Number Doを読んだ。
Number Do(ナンバー・ドゥ)vol.31 君たちはどう走るか。 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
ちょっと頑張って走ると、膝を傷めてしまうので、今日は30分限定のジョギングを武庫川河川敷で行う。
半袖Tシャツと半パンで走る。夕方なのに陽射しは強く、たっぷりと汗をかいて、帰宅後入浴してビールを飲んで夕食。小確幸なり。

加齢とともに当然ながら、身体性が脆弱になっていることは否めない。
Number Doを読んでいると、あるアスリートのお気に入りの曲はこれらしい。


ちょっと私には元気すぎるかな(苦笑

午後10時には就寝。


クロモリロードでカフェまで2018-04-05 08:05

カフェからロードバイクを眺められるのがいい
昨夜は午後9時過ぎに就寝、今朝は午前5時半に起床。
退職前に別の生活習慣を始めたので、心身が馴染めずに睡眠スタイルも不安定だったが、昨夜はひさしぶりに熟睡した感じだ。

昨日4月4日(水)の行動記録
午前8時半過ぎにクロモリロードでGreenberry's COFFEE GR Garage 西宮店まで走る。
店内からロードバイクを見渡せる席に座って、ニトロコーヒー・アイスを飲む。
YOGA BOOKで読書して、ちょっとタイピングして40分ほど過ごす。

帰路は武庫川CRを北上して帰宅。
走行距離 26km

自宅でミックスサンドと珈琲でランチ。

妻とともにママチャリで義父の特養施設の見学に行く。5月で93歳になる義父は現在老健施設に入所しているが、自宅と老健施設で交互に介護するのが困難になってきたので、特養施設を申し込むことを検討している。
今回は3つめの特養施設見学、なるべく義父の土地勘のある場所を希望しているのだが、当然ながらすぐには入所できない。

施設見学を終えて、義父の入所している介護施設に行って面談室で義父とともに持参したおやつをいただく。義父は認知症状はないのだが、足腰はずいぶんと弱ってきて介助が必要となっている。
何度も申し上げているように、人は平等に老いる、それは自分も例外ではない。
爽やかな青空を談話室から眺めていると、義父も心なしか気分が晴れたようだ。

特養施設ー老健施設とママチャリでまわるほうが体力を使ったような気がする(苦笑

夕方帰宅。

しばらくは隠居後の手続や予定されていたこともあり、隠居老人としてのリズムをつかめない。でも凡庸な定年本やファイナンシャル本とは違うライフスタイルを、いくつか試していくことになるだろうな。

無為無職2018-04-08 19:52

隠居生活を始めて1週間が経過した。
ただただ無為無職の生活なり。

長男夫婦と安産祈願のために(二人目がまもなく妊娠5ヶ月)中山寺に行って、夜は近場の焼鳥屋さんでガッツリ飲んだり、

昨日は路線バスに乗って、フラッと下りた駅近くの餃子屋さんで、独り昼飲みしたり、

今日は午前は30分ジョグで4.8km走って、帰宅後、シャワーをしながら風呂掃除
午後はウォーク&ジョグで7kmなり

退職1週間前から禁煙しているので(禁煙15日目)、とにかく眠い。
することもないので午後9時から10時には就寝して、翌朝6時ー7時半頃に起床という生活だ。
村上春樹と糸井重里の禁煙ノウハウを参考にしている。

村上春樹の禁煙のノウハウは以下の3点らしい。
(1)禁煙開始3週間は仕事をしない
(2)人にあたる。どんどん嫌味を言う
(3)好きなものを好きなだけ食べる


(2)は家庭内紛争を生じるので選択できないので、(1)と(3)が現実的な方法かな。

糸井重里の「おっぱい理論」は深く納得している。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 糸井と永田の思い立ったら、雑談。満を持して禁煙を ...

もう余生が逆算できるので「禁煙」ではなく「卒煙」しかないのかなというのが、難点かな(苦笑

ということでこの時間になると、すでに眠くなってきた・・・・



禁煙とジョギング2018-04-09 19:48

昨日、村上春樹の禁煙方法について書いたけれど出典にあたってみた。

「村上朝日堂の逆襲」にある「趣味は禁煙」という短いエッセイだった。
村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)
これを書いた頃の村上春樹は(1985年〜1986年)、完全禁煙ではなく、
「長編小説にかかりきりになる何ヶ月かは吸って、それが終わるとやめるというサイクルでやってきている」状態だったようだ。

村上春樹流禁煙3原則は
(1)禁煙を始めたら3週間は仕事をしない
(2)他人にあたる。汚い言葉を吐く。どんどん嫌みを言う。
(3)好きなだけ好きなものを食べる

ということらしい。

やはり(2)は私には無理っぽい。

村上春樹はこの頃は、こんなことを書いている。

「僕は思うのだけれど、多くの人々が禁煙に失敗するいちばんの原因は「何もかも一度に処理しちゃおう」という性急さ・自己過信にある。自分はきわめて限定された能力しか有していない惨めな人間存在であるという自己認識なしには禁煙は成功しない。要するに何から何までうまくやってのけることなんて自分にはとてもできないし、何かをなしとげるには別の何かを捨てるしかないのだと認識することである。」


禁煙をすると、世界が一時扁平な姿で立ち現れる。身体に悪いことは、ときおり魂に優しいこともあるのだ。だからこそ人は昔から、お酒や異性の魅力に人生の多くを(それが美味な錯覚にしろ)費やしてきたのではないか。

正しさや合理性のみで人は生きてはいけない。

でもしばらくは(1)(3)を実行して
(2)の代償行為としてジョギングをしていこう。


今日は午前は読書。午前11時から午後1時は孫の子守。
午後1時から3時は買い物、銀行諸手続。
夕方は40分、5.5kmのスロージョグ。まもなく65歳、頑張ると膝を痛める。
だから無理せずにタップリと汗をかくジョグが中心になるだろうな。





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