「村上春樹と私」を読む2016-11-12 17:19

村上春樹の小説を翻訳しているジェイ・ルービンの新刊が発売されたので、Kindle版をダウンロードして読んでいる。
村上春樹と私

彼の村上春樹本としては「ハルキ・ムラカミと言葉の音楽」が2006年に発刊されている。村上春樹についての作家論・作品論は評者によっては、かなり我田引水めいたものになりがちだけど、ジェイ・ルービンは翻訳者であるだけに、村上春樹と直接の交流があり、私信も含めて村上春樹評論としては抜きん出ている。
ハルキ・ムラカミと言葉の音楽

10年を経て、彼の村上春樹本(といっても後半は芥川龍之介などの近代文学論だけど)が発刊された訳だけど、謡曲と村上春樹本が深層部分で通底しているという指摘も興味深い。あらためてこの本も併読する予定だ。
謡曲百番 (新日本古典文学大系 57)

村上春樹初期三部作である「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」には中国人バーテンダーのジェイが経営するジェイズ・バーが登場する。主人公やその友人である「鼠」のよき話し相手、相談相手である大人の男として登場している。

同名のジェイ・ルービンが翻訳者として、村上春樹作品をアメリカに紹介したというのも不思議な縁かもしれないな。

Kindleを読んでいると、長男と孫が来宅。次男の結婚式の写真をUSBデバイスに保存して持ってきてくれた。
今月は次男夫婦宅にも訪問予定

長男が昼食をとっているあいだに、孫と遊ぶ。表情がより豊かになり、得意げな顔、驚嘆したような顔をする。一対一の対応から、もうひとつの存在を認識し始めた特徴である「指さし」も最近はしきりにしている。


秋晴れで暖かいので長男と共に近くの公園へ。花壇の花、紅葉を眺め、そして芝生の道を孫の手をとりながら歩いていく。歩行もだいぶしっかりしてきた。

30年前、3歳の長男とこの公園によく来た。私も十分に老いたが、「後になるべき先の者」としての役割を果たせたかもしれない。

明日も天気は安定するようなのでロードバイクで走る予定。




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