ロードバイクで走るための最良の場所2014-07-23 21:57

昨夜は先に急逝された安西水丸氏の追悼イラスト集を読んでいた。


安西氏といえば村上春樹の書籍と繋がるけど、始めて村上作品にイラストを書いたのは「象工場のハッピーエンド」に収録されている「鏡の中の夕焼け」ということで、「象工場のハッピーエンド」も読み返していた。

村上春樹の長編小説に馴染めなかったら、彼の短編小説やエッセイを読むといいかもしれない。ボクは「午後の最後の芝生」が短編の中ではいちばん好きなんだけど、それは

・人は生きていく上で大切なものを喪う時がある。
・でも、だからこそキチンと生きていかなければならない。
・思い出は個別的であると同時にたぶん普遍的なもの、だからこそ物語は成り立つ
ということが、この作品には凝縮されているから。

久しぶりに「象工場のー」を読み返していると

春が来るとジョン・アプダイクを思い出す。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。我々の頭の中には幾つかのそのような連鎖が存在する。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする。
(同書48頁 「ジョン・アプダイクを読むための最良の場所」 )


という文章を読んだ。

我田引水だけど、ロードバイクに乗っていると、とくにこんな夏の日に乗っていると、確かに「ほんのちょっとしたこと」に連鎖が存在するなと感じる。

そんなことを思いながら、週休日の今日、ロードバイクに跨る。

夏本番になりつつあるので、今回も楽しく走れる100㎞コースを選択。楽しく走れる160㎞(北摂・丹波周回)、200㎞(美山往復)とあるけど、この暑さだと余裕をみて100㎞コースにしておくのが無難だろう。

コースは
県道12号線ー

106号線ーひいらぎ峠ー
篠山街道

ー南八田ー

赤熊旧道ー

谷性寺(桔梗の里)ー


R477ー731号線ー

畑野ー54号線ーR173ー

民田ー

上阿古谷ー県道12号線

走行距離 117㎞

瑠璃渓か天引林道を上ろうかと思ったけど、いちばん暑い時間に上るのはオヤジにはしんどすぎるので割愛、でもさりげなくアップダウンがあるコースになったので
走りながら
・子供の頃の高知の夏や
・好きだった女の子や女性のことを思い出していたけど
帰宅すると汗とともに流れていました(苦笑)


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