映画「岳」と芦生の森、そしてロードバイク2011-05-28 20:00

昨夜は仕事後、映画「岳」を見てきました。

40歳すぎからロードバイクに乗り始める54歳まで、山歩き中心の生活をしていたけど雪山やロッククライミングというハード系ではなく、無名の低山徘徊派でした。

好きなのは琵琶湖の比良山系と芦生の森・由良川源流部。遠くの山といえば、口永良部島(くちのえらぶじま)・新岳、九州の九重山連山・由布岳、南アルプス最南部沢口山、北海道・羊蹄山などしか登ったことがない。

100名山や人でごった返す夏の北アルプスにもまったく興味がなかった。 
猫の額より心が狭いので登山会にも属さず、芦生の森・由良川源流部で単独テント泊するのがいちばん楽しかったなぁ。

もちろん低山といえど遭難の恐れはあるし、とくに由良川源流部は登山道もなく登山者も皆無に近い。
無理をしない、最低限の重量のザック(20kgくらい)を背負って単独テント泊をすることをモットーにしていた。

ほんまは登山会に属せば技量もUPするんだろうけど、「山を愛する人が信頼に値する人とは限らない」という偏狭な心が僕にはあるので単独行がほとんどでした。

次第に自分の生活がロードバイクに移行しているころ、書店でふと見かけたコミック「岳」。
あっというまにその世界に惹きこまれた。
岳 みんなの山 14 (ビッグコミックス)
(最新の第14巻。正直、途中ステレオタイプ化したストーリーが多くなっていたけど、この14巻でまたじわーっと「山はやっぱええよなー」という読後感が生じるようになった。山で珈琲を飲みたいな)

山岳救助ボランティアの主人公島崎三歩。山バカとしてまっすぐな魅力ある人物設定だけど(坂バカのテルと通じるところがある)、彼をとりまく山岳救助隊、そして登山者も魅力的なんだな。

コミックの印象が強いので映画は正直、そんなに期待していなかった。

斜に構えて見ていたけど、意外と佳品。主人公三歩役の小栗旬が次第に三歩に見えてくるし山岳救助隊女性隊員椎名役の長澤まさみもスッピン系雰囲気がよろしい。
みなさん、コミックを熟読したんでしょうね。

で帰宅後、単純な僕は書棚からゴソゴソと山の雑誌を出してきて読みます。
 関西ハイキング (別冊山と溪谷)

もう厳しい雪山や長期縦走はできないので、いつかはロードバイク+トレイルランの組み合せに関西の山も取り入れていきたい。

この本で紹介されている朽木奥・針畑地区の水無山・サケビ山、篠山奥・八ケ尾山、そしてロードバイクで立ち寄った五波峠から芦生・杉尾峠に抜ける森なんかよさそう。


例年より早く梅雨入りしてしまったので、今日は読書とロードバイクの整備。

またこんなコースも走ってみたいな。

芦生の森までミニブルベ(2009.5.3)

芦生の森とロードバイク(2010.3.15)



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