芦生の森とロードバイク2010-03-15 23:50

43歳から53歳までの10年間はもっぱら山歩きに週末の時間を費やした。生来の偏頗な性格なので集団行動を好まず、山の会にも入らず独りで六甲山系・比良山系を歩き、夏には芦生の森にテント泊をすることが多かった。

2002年8月に芦生の森・由良川源流部遡行を単独で行い、3日4泊のテント泊をした。比良山系、芦生の森と出会うことにより、日本アルプスのような高山でなくとも自然に抱かれて、静かな山歩きをできることを知った。

昨日は早起きしたので、久しぶりに芦生のトロッコ道入り口にある水場まで行くことにした。無性に芦生の水が飲みたくなったのだ。

午前4時半にロードバイクで発進。暗い知明湖周遊道路を走り、能勢に入る頃夜が明けてくる。すっかり朝となった亀岡盆地を走る。
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寒さと空腹で身体がこわばってきたので、24時間営業の亀岡王将で本日の栄養補給をまとめてとっておくことにした。DSC_0458

午前7時に食べる朝食ではないけど、今日はロング走るぞということで焼き肉とほうれん草定食+定番の王将餃子。

身体も温かくなったので、25号線を北上。DSC_0460
以前から気になっていたJR船岡駅に立ち寄る。こんな改札なので道路からは駅舎がわかりにくかったんだ。

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19号線を北上する。快晴だが、終始向かい風。

四ツ谷集落では朝市の準備が行われている。
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このあたりも田原川沿いに快走できる。

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比良八景ならず四ツ谷八景。

神楽坂トンネルを抜けると美山ふれあい広場までもうすぐ。
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すこし上って

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下平屋を通過し午前9時半頃、美山ふれあい広場に到着。

小休止して芦生の森を目指す。DSC_0474
趣のある知井小学校。

すっかり雪はなくなっているが道路情報の表示では「佐々里峠積雪のため通行不可」となっている。
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道路脇にある残雪。気温9度。

唐戸渓谷の細い道を上っていく。ちょっとした滝もある。
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由良川もこの渓谷あたりは流れが速い。DSC_0485

最後の上りを経て芦生研究林入り口に午前11時前に到着。
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ここは京都大学の研究林なので入山許可がいる。右手に登山届けのような用紙が備えつけられているが、今回は入り口付近までなのでロードバイクを置いて歩き始める。


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京都大学の研究棟の敷地からトロッコ道が始まる。

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橋を渡ると

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トロッコ跡が森へと延びていく。

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このあたりになると由良川の流れも優しくなっていく。
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水飲み場に到着。
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冷たくまろやかな山の水をのどに含むと、110Km近く走ってきた疲れがとれる。
しばし廃村灰野周辺まで森を歩く。
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残雪も日陰にしか残っていない。DSC_0521
長い冬を終えて芦生の森にも春は近い。

芦生の森から引き返し、由良川を眺めながら快走。
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芦生ロードパークにて。

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美山ふれあい広場に立ち寄り、お土産に「焼き鯖寿司大・小各1本」「ゆずクッキー」「よもぎもち5個」そして職場への土産に美山漬け物をザックに入れると、お、重い・・・

帰路は下り・追い風基調なのだが、ザックが重いのでやたら1個の重みがある「よもぎもち」を2個、神社で消化する。
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このあたりから「なんか眠いよなぁ」って感じ。午後2時過ぎ。しばし仮眠。

大堰川を走り
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ひえ田野神社近くで、なんか身体重いし眠い。睡眠不足で、ちょっと風邪気味じゃないかと、このあたりで気づく。咳出てるし・・・
ベンチで仮眠し、身体も回復したのでひいらぎ峠を越え、午後6時頃に帰宅。入浴、夕食後は爆睡して風邪は悪化せず。

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昨日のコース
猪名川堤防道路ーR173ー知明湖周遊道路ー106号線ーR477ーR372ー亀岡市街地ー25号線ー19号線ー美山ふれあい広場ー38号線ー芦生研究林ー(帰路は逆コース)

走行距離 216.99Km

・金土日の勝手に3連休のロードバイク走行距離は420Kmほど。ふらふら寄り道多い私なのだが、3日で20時間以上ロードバイクのサドルの上にいたわけだ。人として社会人として、エネルギーの使い方がおかしいのかもしれません。

・久しぶりの芦生の森の雰囲気をすこし味わえた。やっぱ好きだなぁー、芦生の森。由良川源流部に桃源郷のような場所があるので、いつかテントを担いで行きたいと思うが、今年57歳のわたくし、20Kgのザックを担いで行動できるかどうかが問題。

・長く生きているとつまらないことも多いが、飲みたい水のため200Km以上ロードバイクで走るアホさ加減も必要かもしれません。

・日吉ダム分岐から芦生の森まで信号は一つのみ(美山ふれあい広場交差点)。車が少ないから信号もほとんどない。
佐々里峠を越え、確かR477の合流点まで信号はないし、久多・針畑方面に向かうと朽木まで信号がなかったはず。市街地の信号だらけの道と比べると、ロードバイク乗りにとっては天国のような道です。


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