桜ライドの予定がまだ蕾(北摂編)2008-04-02 21:53

昨夜は友人との飲み会でした。今日は有給を取得して北摂の里山を走ってくることにした。
昨夜痛飲したので、完全にアルコールが抜けた午後から走り始める。

コースは
猪名川堤防ー多田神社ーR12ーR323(上佐曽利)ーR319ーR33ー川下川ダムーJR道場駅ー百丈岩・鎌倉峡入口ー神戸市北区農道ー金仙寺湖ーR82ーR51ー蓬莱峡ー宝塚 というかなりマイナーなコース。


桜ももう満開に近い(川西・多田神社にて)

猪名川町槻並の集落で休憩すると、土筆(つくし)が土手に群生している。



のんびりViperとともに休憩する。


川下川ダムへの道はほとんど通行がない。川下川を眺めながらゆっくり下っていける。 JR道場駅までの道は途中、福知山廃線跡を対岸に眺めながら走ることができる。

すこし道は荒れているが、ロードバイクでも大丈夫だ。

近畿自然歩道の標識に誘われて百丈岩まで走る。

百丈岩はロッククライミングの岩場としても有名だ。一般登山道もあるようだが、私じつは高所恐怖症なんですよねぇ。うむ、今度登ることにしよう。

JR道場からR176沿いに走る農道をのんびり走っていく。


R51を快調に下り蓬莱峡で写真を撮る。

宝塚市役所前の信号で偶然に仕事帰りのRedさんとお会いする。世の中狭いものです、悪いことはできないもんです。

今日の走行距離【86.17】Km

・北摂の里山はまだ桜は蕾段階だ。来週くらいが見頃になるんだろうか。そのころ再度走ってみよう。
・昨夜痛飲したので、今日はちょっと身体が重かった。飲み過ぎには注意いたしましょう。
・Viperと走っているといろんなことを当初は考える。でも次第になにも考えずにアップダウンを繰り返していく。 それが自転車のよさなんだろうな。

佐藤洋二郎「恋人」、その他とっちらかした読書2008-04-03 22:59

桜開花の夕刊記事をチェックしているasyuuです。とっちらかした読書記録。
■自転車本
はじめてのロードバイク ベーシックメンテナンス編―オールカラー
はじめてのロードバイク カスタマイズ分解・組み上げ編―オールカラー

雨の日にパラパラ読む本として購入。写真がみやすい。不器用だから結局Shopに頼んじゃうだろうけど、ロードバイクの構造を知るにはいいかも。

自転車をめぐる冒険
ふーんと読みながら読了。まったく記憶に残っていない・・・。

[趣味の教科書] 自転車でカラダとココロのシェイプアップ (趣味の教科書) (趣味の教科書)
もっと印象に残っていないのがこの本。MTBトレイルのコース案内が武田尾廃線跡とは・・・。

やはり自転車は乗ってナンボですね。

■小説など
ショーケン
正直に告白するとショーケンは大好きな俳優のひとり。さまざまなトラブル問題で休業中だが、やっぱ復活して欲しいなと思う。破滅・小心さ・孤独・御しがたい独りよがり、それらをショーケンは演じきることができるんだろうな。

恋人
「人生は孤独に耐える修練かもしれない。淋しさは突然さざ波のように心の中を走る。その波が通りすぎるのを待ち、また恐る恐る歩き出す。」

という枕帯に惹かれて読んでみた。
若い頃に出会った女性から「あなたは(希望している)小説家になれるよ」と言われた主人公は、建設作業のアルバイトをしながら小説を書いていく。建設現場の人々の人生模様、若くして父を亡くした主人公の独白、それらは高度経済成長期には個別的ではあるがありふれたものだったのだろう。

彼が感じる孤独や不幸は、具体的であるが個別的なものだ。だれもその個別性に興味などはもたない。 彼は30年前に別れた女性と、彼女が住む函館で再会するため訪れる。そこで自分の人生を回顧するというストーリー展開。端正で内省的な文章。

でも30年間、人を思い続けるコトなんてできるのだろうか。過去を消してしまうのではなく、そんな過去はなかったと自分に思いこませるのもひとつの処世だ。不幸なんて個別的なものだから。

だから主人公がひとりの女性に固執するのがもうひとつ腑に落ちない。それは彼女が「観念の恋人」だからではないか。リアルな女性はもっと残酷で、別れた男性のことなどを覚えてなどはいない(一般論として)。

30年前、彼らが旅行した琵琶湖の描写がうつくしい。ブツブツいいながらも、一気に読んだのは
「いまのわたしは生きることがしんどいということも、人生がままならないということも、十分にわかっている。思いでばかりが鮮やかによみがえってくる年齢にもなったが、その日々が決して戻ってこないということもまた知っている」と独白する主人公と同類だからだろう。

茄子 (1)

こちらで描かれる男女関係のほうがいいな。25歳の男と20歳の女が25年後に会っている。キャリアウーマンの彼女は半分世捨て人のような彼のところに熟睡のために訪れる。ほとんど会話もなく彼女は寝てばかりで、不眠を補って戦いの街へ帰っていく。ふたりでぐっすりと眠るだけという男女関係があってもいいのかもしれない。

大阪桜宮お花見ポタリング2008-04-05 23:59

昨夜は職場の仲間たちとのお食事会。某システムの仕事が完了したのでまもなくチームは解散する。この歳になるとだれも褒めてはくれないので、「自分で自分を褒めよう」「互いに褒め合おう」という集まりでした。

三宮のフランス家庭料理の店でお食事して、またまたワインをしっかりといただきました。

今日は午後からお花見ライドに行ってきました。北摂の里山はまだ蕾なんで、満開状態の大阪市内を走ることにした。
コースは
淀川沿いー桜宮毛馬公園ー大阪城ー上町台地ー天王寺ー生野区コリアンタウンー上町台地ー大阪城ー淀川堤防ーなにわ自転車道
といった大阪市内縦断コース


毛馬閘門の公園でひとやすみ。

桜宮公園も大阪城も花見客で溢れかえっている。日本人はやっぱお花見が好きなんだと痛感。桜宮毛馬公園内の自転車道は花見を楽しみ歩行者が多すぎるので、とてもロードバイクを乗り入れることはできない。

上町筋を走り、大阪城のお堀の桜を眺める。


上町台地を経て、天王寺・生野区コリアンタウンをポタリング。 土曜のせいか車も少なく大阪市内とは思えないほど快適に走ることができる。


桜宮公園を源八橋から眺め、淀川堤防ーなにわ自転車道を走り帰途につく。

今日の走行距離【84.14】Km

・快晴、桜満開のポタリング日和でした。でもひとりで花見なんて「人としてどうよ」っていう気もする。
・来週は北摂の里山の桜が咲くだろう。がっつりと走ってみよう。
・明日日曜出勤なので、夙川・王子公園などの桜を眺めながら自転車通勤します。

ロードバイクで会社まで2008-04-06 22:22

武庫川堰堤の桜
今日は関西地方は晴天。仕事だったが時間的余裕があったのでロードバイクで出勤しました。
クロスバイクでは何度か休日出勤したが、ロードバイクでは初めてだ。

山手幹線沿いに三宮まで西進する。休日の朝なので車も少なく、あまりストレスなく走ることができた。
片道21Km。1時間10分ほどで職場に着くことができた。クロスバイクよりやはり楽だ。

帰りは生田川・都賀川・芦屋川・夙川、そして武庫川の桜を眺めながらのんびりと帰宅。

今日の走行距離【45.48】Km

・こんなに天気がよく道も車が少なければ自転車出勤もいいけどな。帰りはやはり車が多かった。
・ほんとに暖かい一日。きもちよく走ることができた。
・仕事に行ったのか、自転車に乗りに行ったのかかなり微妙(爆

Field,Wind2008-04-07 23:50

北摂・槻並のササユリ

残業を終えてひとりお酒を飲みながら本などを読んでいました。

この道歩こうベスト40関西周辺―自然・歴史見聞ウォーキング (遊歩ナビ)

ハイキング本なんだけど、ロードバイクで行けそうなところが多い。なにかに出会いに行くっていう走り方もしてみたいものだ。仕事やリアルな人間関係では怒ったり、失望したり、偏狭になったりする。
でも、そんな世界からはもっともっと離れていきたい。自分も含めて誤解の総和で成り立っているのが世間かもしれないのだ。無い物ねだりなどせず、静かな道を走っていきたい。

Field,Wind―青春スポーツ小説アンソロジー

最近流行のアンソロジー小説。このブログを読んでいただければわかるように、私は体育系会じゃない。でも、これからの季節、萌黄色の新緑、白色に向かっていく夏の青、渓流の乱反射などを想像すると、自然に身体がそれらを欲していると感じる。
ひとあし先にそんな感覚を味わってようと読み始めた。

あと2,3読んでみたい本があるが、平日は仕事ばっかなのでなかなかままならない。あっ、でも今週末はひさしぶりにクラシックのコンサートに行くんだった。たぶん音や風や風景や自分の身体を動かす感覚が、いまの私にはきっと必要なんだろう。

石田衣良「REVERSE」高千穂遥「自転車三昧」を読む2008-04-09 22:32

昨夜は30年来の友人とガッツリと食事をして、ちょっと高めのワインなどを飲んでおりました。
酔ってきたので「自転車に乗れよっ!」って勧めるけど、もうひとつ話しに乗ってこない。坂道の多い神戸で育った子は自転車にはあまり興味がないのだろうか。 ついつい酔うと好きなことを語ってしまうのは「ヲタク」の悪癖だ。

REVERSE
石田衣良の小説をひさしぶりに読んでみた。あざとさスレスレのストーリーのうまさは相変わらず。でも石田さんの恋愛小説、大人のおとぎ話風小説をけっこう好き。今回は大人のおとぎ話だ。

SNSで知り合った29歳の男女。メールをやりとりするが、軽い気持ちで男は女として、女は男としてメール交換を始める。魂の双子かのように二人は互いに惹かれ始める。リアルでは男勝りの女性、片やじんわりとしか愛情が湧いてこない消極的な男の子。
この小説は「男らしさ」「女らしさ」という紋切り型に異議を唱えているんだろう。やはり大切なのは個体差ではないのか。卑怯なオヤジは腐るほどいるし、ほれぼれするほど度胸の据わった女性も多くいる。男女という性差を否定することはできないが、人間として好きという面があるときは凌駕することだってあるのだろう。

相変わらず、都会の情景、そこでの人々の群像を描くのがうまい作家だ。
二人がメールの流れとしてリアルに会うことになるが互いに代役を用意する。荒唐無稽だが自然な流れでストーリーを持っていく。うまいよなぁ。

けっこう影響される単純人間なので、リアルでもある作業をしてみた。「アキハバラ@DEEP」を読んでThinkPad X20+Linuxを導入した単純人間ですからね。

自転車三昧 (生活人新書 252)
SF作家高千穂遥さんの出色の自転車本。自転車への愛がひしひしと伝わってくる。よい意味での偏頗さがステキだ。

第1章 ママチャリ生活
第2章 ポタリング生活
第3章 ロードバイク生活 思想編
第4章 ロードバイク生活 実践編
第5章 ピスト生活
第6章 乗らない生活
といった目次。

前著「自転車で痩せた人」も読んだが、自転車で健康害するんじゃない?とおもうほど入れ込んでいた。 案の定、骨折したり栄養失調になったりしていたようだ。
著者はいう
「自転車でやる運動は健康にいい。しかし、自転車競技は健康に良くない」(同書131頁)
もっともこれは著者と同じ私たち50代の人への戒めだろう。

ピストの話しやポタリングは集団でするのが楽しい、手信号などのことなど落ちついた「大人の自転車本」って気がする。ああ、週末、自転車に乗りたくなってきたぞ。

近藤史恵「サクリファイス」外伝などを読む2008-04-10 22:26

雨の日には本を読もう!ということで濫読中のasyuuです。

Field,Wind―青春スポーツ小説アンソロジー
あさの あつこ 五十嵐 貴久 川島 誠 川西 蘭 小手鞠 るい 須藤 靖貴
ジャイブ
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読了。長距離ランナー、サッカー、自転車(ロードバイク)、アイスホッケーのキーパー、陸上1600mリレー、アイススケートといったスポーツを通じての短編集。頭で悩めば高尚なような錯覚にともすれば陥るが、身体性というのはそのようなものじゃないかもしれない。だからスポーツに限らず身体性(それはときには性愛でもあるし、邪悪さでもあるし、死者との対話でもある)のある小説が好きだな。

考えてみると私はTVでスポーツ番組を一切見ない。絶叫型のアナウンサー、意味不明な蘊蓄型の解説者、なにがおもしろいのかよくわからない。アスリートたちは天賦の才能を与えられながらも孤独なんだろうなと思う。 だから小説という視点であれ、アスリート視点のストーリーは興味深い。

でもちょっと青春(少年・少女)中心ものなのがもの足りないかな。この中では須藤靖貴「氷傑(ひょうけつ)」がいちばん好み。アイスホッケーのキーパーを25歳にしてリストラされる主人公。アスリートの誇りとはなにかをうまく描いているような気がする。

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]

今年の本屋大賞第2位近藤史恵「サクリファイス」外伝という見出しに惹かれて読んでみた。
「プロトンの中の孤独」 あいかわらずうまいよなぁと思う。近藤さんは「ロードレースをリアル観戦したこともなく、ロードバイクにも乗ったことはない」とコメントされているが、作家の想像力というのはリアルを易々と越えていくんだろうな。
その他、伊坂幸太郎、有川浩の短編もあるのでのんびり読んでいこう。

まぁ自分が体育会系ではなく頭でっかちの文系であることは間違いないだろう。


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